第11診:保健室VS新聞部
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梓はそのまま机の陰に隠れている山田に近付いた。
「山田さん」
「ひゃあ!!? あ…あの…」
「あれ、止めて欲しい?」
「あれ」と指差す方を見れば、淀橋は龍黄に殴られているところだった。
山田は夢中で顔を縦に振る。
「このままじゃ淀橋さんが死んじゃいます~」
「じゃあ1つお願いがあるんだけど?」
「ふぇ? お願い……?」
梓があることを山田に耳打ちする。
「そっ、そんなことでいいなら!」
「んじゃヨロシク」
そう言うと梓は既に気を失っている淀橋に人差し指を向ける。
「行け…獄狼 」
梓から現れた銀狼は淀橋を庇うように真哉たちの前に立ち塞がる。
「な…なんだよコイツ」
牙を剥き出し唸りをあげる狼に藤はたじろぐ。
「3人ともそれまで!! 後はハデス先生に……ね」
梓の声で我にかえった3人は淀橋の額に付いたカメラレンズに気付く。
その後、保健室のベッドにはハデスによって五月蝿 を抜かれ、包帯でグルグル巻きにされた淀橋が寝かされていた。
「因果応報という言葉もあるけど…こんなことばかりやっていては君の身がもたないよ。もう人から恨みを買うような真似は控えることだね………」
「ふぁ…ふぁい…」
「しっかしロクでもねー連中だな! これにコリたら2度とこんなマネすんじゃねーぞ!!」
「それにしてもおまえは殴りすぎ」
まだ新聞を欲しそうにウズウズしているハデスに気付かず龍黄が怒鳴りつけた。
ーーーーー
放課後、保健室の掃除を終えた梓はカバンから"あるもの"を取り出した。
「ハデス先生、これ…」
「こ、これは……!?」
それはファイルに挟まれたあの記事だった。
「どうしたのこれ?」
「山田さんに頼んだんです。自分の記事が褒められて嬉しいってラミネート加工までしてくれましたよ」
「ラミ………?」
「まあ、折れたり汚れたりしないで飾れるようにってことです」
梓から渡された記事をハデスは嬉しそうに見つめている。
「ありがとう。何でわかったの?」
「見てたらわかりますよ。それより皆に見つからないようにしてくださいよ!」
その嬉しそうな顔が見たくて…なんて口が裂けても言えない梓だった。
後日、3人が起こした暴動はまたもや記事にされたのは言うまでもない。
「………全っ然こりてないわね……」
「……もうほっとこう…」
To be continued...
「山田さん」
「ひゃあ!!? あ…あの…」
「あれ、止めて欲しい?」
「あれ」と指差す方を見れば、淀橋は龍黄に殴られているところだった。
山田は夢中で顔を縦に振る。
「このままじゃ淀橋さんが死んじゃいます~」
「じゃあ1つお願いがあるんだけど?」
「ふぇ? お願い……?」
梓があることを山田に耳打ちする。
「そっ、そんなことでいいなら!」
「んじゃヨロシク」
そう言うと梓は既に気を失っている淀橋に人差し指を向ける。
「行け…
梓から現れた銀狼は淀橋を庇うように真哉たちの前に立ち塞がる。
「な…なんだよコイツ」
牙を剥き出し唸りをあげる狼に藤はたじろぐ。
「3人ともそれまで!! 後はハデス先生に……ね」
梓の声で我にかえった3人は淀橋の額に付いたカメラレンズに気付く。
その後、保健室のベッドにはハデスによって
「因果応報という言葉もあるけど…こんなことばかりやっていては君の身がもたないよ。もう人から恨みを買うような真似は控えることだね………」
「ふぁ…ふぁい…」
「しっかしロクでもねー連中だな! これにコリたら2度とこんなマネすんじゃねーぞ!!」
「それにしてもおまえは殴りすぎ」
まだ新聞を欲しそうにウズウズしているハデスに気付かず龍黄が怒鳴りつけた。
ーーーーー
放課後、保健室の掃除を終えた梓はカバンから"あるもの"を取り出した。
「ハデス先生、これ…」
「こ、これは……!?」
それはファイルに挟まれたあの記事だった。
「どうしたのこれ?」
「山田さんに頼んだんです。自分の記事が褒められて嬉しいってラミネート加工までしてくれましたよ」
「ラミ………?」
「まあ、折れたり汚れたりしないで飾れるようにってことです」
梓から渡された記事をハデスは嬉しそうに見つめている。
「ありがとう。何でわかったの?」
「見てたらわかりますよ。それより皆に見つからないようにしてくださいよ!」
その嬉しそうな顔が見たくて…なんて口が裂けても言えない梓だった。
後日、3人が起こした暴動はまたもや記事にされたのは言うまでもない。
「………全っ然こりてないわね……」
「……もうほっとこう…」
To be continued...