第11診:保健室VS新聞部
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「ハデス先生、写真を撮らせて頂けませんか?」
昼休み、そう言ってきたのは太いおさげ髪に分厚い眼鏡の新聞部員"山田 可音 "だった。
「写真…? 僕の…? 全然かまわないけど…どうして…」
「あっ あの…あれです!! ヘンなことに使うとかそういうのじゃないです。断じて。ただ、その…、が…学校新聞に載せようと………」
その言葉にハデスは慌ただしく白衣を脱ぐと、スーツを羽織り棚から出したネクタイを締めイスに腰掛けた。
「いつでもどうぞ…」
「で…できれば、いつもの感じでお願いしたいんですけど…」
そうして次の日貼られた学校新聞には
"噂の新任養護教諭に突撃!!!"
と言う見出しと共に、謎の液体を飲まされる生徒として目隠しをした梓、アシタバ、藤、美作の写真が載せられていた。
「何これ!!?」
「完全に珍獣扱いじゃねーか…しかもオレらまで載るなんて聞いてねーぞ!!」
「そうか? 大してヘンなこと書いてねーじゃん」
「ハデス先生は逆に喜んでそうだよね…」
「梓ちゃん、藤…おまえら…」
そうして4人はアシタバのハデス先生が可哀相との意見に、新聞部に乗り込む事になった。
「あ…あそこだね」
「よし、行くぞ!!」
美作は勢いよく扉を開けた。
「やい、新聞部!! てめーらよくもこんな血も涙もねぇ記事書きやがったな!!!」
「えっ…!?」
扉の向こうにはブルブルと震える新聞部部長"淀橋 貞夫 "が立っていた。美作は淀橋に掴みかかる。
「おい、聞いてんのか!!」
「あっ…暴力はやめて下さい。僕たちは何も悪いことしてません。これは表現の自由です。精神的自由権です。日本国憲法 第21条」
「? ? はぁ!?」
淀橋の言葉に美作が一瞬手を止めるとカシャとシャッター音が響く。
写真を撮ったのは昨日保健室にやって来た山田だ。
「"わあ大変だ。我が新聞部の部長が暴力による人権侵害を受けんとしている現場を偶然にも撮影してしまったぞ。この写真を動かぬ証拠として然るべき所へ公表しよう"」
「な…」
なんとも棒読みな山田に美作は怒りで奮えている。
「マジで殴んぞテメーら!!!」
「つーかもう殴ろうぜ」
美作と藤を止める事ができないアシタバと、止める気の無い梓。
.
昼休み、そう言ってきたのは太いおさげ髪に分厚い眼鏡の新聞部員"
「写真…? 僕の…? 全然かまわないけど…どうして…」
「あっ あの…あれです!! ヘンなことに使うとかそういうのじゃないです。断じて。ただ、その…、が…学校新聞に載せようと………」
その言葉にハデスは慌ただしく白衣を脱ぐと、スーツを羽織り棚から出したネクタイを締めイスに腰掛けた。
「いつでもどうぞ…」
「で…できれば、いつもの感じでお願いしたいんですけど…」
そうして次の日貼られた学校新聞には
"噂の新任養護教諭に突撃!!!"
と言う見出しと共に、謎の液体を飲まされる生徒として目隠しをした梓、アシタバ、藤、美作の写真が載せられていた。
「何これ!!?」
「完全に珍獣扱いじゃねーか…しかもオレらまで載るなんて聞いてねーぞ!!」
「そうか? 大してヘンなこと書いてねーじゃん」
「ハデス先生は逆に喜んでそうだよね…」
「梓ちゃん、藤…おまえら…」
そうして4人はアシタバのハデス先生が可哀相との意見に、新聞部に乗り込む事になった。
「あ…あそこだね」
「よし、行くぞ!!」
美作は勢いよく扉を開けた。
「やい、新聞部!! てめーらよくもこんな血も涙もねぇ記事書きやがったな!!!」
「えっ…!?」
扉の向こうにはブルブルと震える新聞部部長"
「おい、聞いてんのか!!」
「あっ…暴力はやめて下さい。僕たちは何も悪いことしてません。これは表現の自由です。精神的自由権です。日本国憲法 第21条」
「? ? はぁ!?」
淀橋の言葉に美作が一瞬手を止めるとカシャとシャッター音が響く。
写真を撮ったのは昨日保健室にやって来た山田だ。
「"わあ大変だ。我が新聞部の部長が暴力による人権侵害を受けんとしている現場を偶然にも撮影してしまったぞ。この写真を動かぬ証拠として然るべき所へ公表しよう"」
「な…」
なんとも棒読みな山田に美作は怒りで奮えている。
「マジで殴んぞテメーら!!!」
「つーかもう殴ろうぜ」
美作と藤を止める事ができないアシタバと、止める気の無い梓。
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