第10診:悲劇のテスト週間
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教室内にいる病魔をハデスに相談できないまま、テスト最終科目でソレは起こった。
梓は教室中を病魔が動き回っているのを感じていた。
「ひゃあっ!!!」
叫び声を上げたのは花巻だ。
「花巻さん!? どうしたの!?」
「ふわっ!? あ…す…すみません!! すみません!! なんだか、お…大きな音がして…びっくりして…!!」
「わかりました。あなたは座ってなさい、まだテスト中よ。これは先生が拾います」
花巻が撒き散らした教科書類を拾うため監督教師が近付いてきた時だった。
―プチッ…―
「うっぎゃああああああああ―――っ!!!」
安田の叫び声が響き渡った。
ーーーーー
「はい、もう大丈夫…」
「あ…ありがとうございます…」
病魔、覗見 を抜かれた安田はしょんぼりとしながら腫れた目に眼帯をあて治した。
「こんなしょーもねー病魔もいるのか…」
「まあ…一時的とはいっても、"出来心"も強い感情のひとつだからね~…」
「なんにせよ出番があってよかったな」
「うん…暇すぎて薬湯の試作品がこんなにできてしまったよ。」
それと…、とハデスは安田に視線を戻す。
「君は後で職員室へ謝りに行こうね。テストは受け直しになると思うけど」
「あ…は、はい。すんませんでした…」
訳を聞くと今回のテストで平均点を取れなかった場合、集めたアイドルグッズを燃やされると言われたのが原因らしい。
「でも…自分の好きなモン自分の力で守れなくてどーすんだって話ですよね…もうやんないっス…すみません………」
「それにしたって全部燃やすのはオーボーだろ~~。オレもオマエのかーちゃん説得すんの手伝ってやるよ」
「みっ…美作…!!」
安田は謝罪の為、職員室へと向かって行った。
「ところで……あんたの力でこいつもどうにかならねーか」
そこにいたのは本好と瓜二つの顔のアシタバだった。
「………や…薬湯飲む……?」
.
梓は教室中を病魔が動き回っているのを感じていた。
「ひゃあっ!!!」
叫び声を上げたのは花巻だ。
「花巻さん!? どうしたの!?」
「ふわっ!? あ…す…すみません!! すみません!! なんだか、お…大きな音がして…びっくりして…!!」
「わかりました。あなたは座ってなさい、まだテスト中よ。これは先生が拾います」
花巻が撒き散らした教科書類を拾うため監督教師が近付いてきた時だった。
―プチッ…―
「うっぎゃああああああああ―――っ!!!」
安田の叫び声が響き渡った。
ーーーーー
「はい、もう大丈夫…」
「あ…ありがとうございます…」
病魔、
「こんなしょーもねー病魔もいるのか…」
「まあ…一時的とはいっても、"出来心"も強い感情のひとつだからね~…」
「なんにせよ出番があってよかったな」
「うん…暇すぎて薬湯の試作品がこんなにできてしまったよ。」
それと…、とハデスは安田に視線を戻す。
「君は後で職員室へ謝りに行こうね。テストは受け直しになると思うけど」
「あ…は、はい。すんませんでした…」
訳を聞くと今回のテストで平均点を取れなかった場合、集めたアイドルグッズを燃やされると言われたのが原因らしい。
「でも…自分の好きなモン自分の力で守れなくてどーすんだって話ですよね…もうやんないっス…すみません………」
「それにしたって全部燃やすのはオーボーだろ~~。オレもオマエのかーちゃん説得すんの手伝ってやるよ」
「みっ…美作…!!」
安田は謝罪の為、職員室へと向かって行った。
「ところで……あんたの力でこいつもどうにかならねーか」
そこにいたのは本好と瓜二つの顔のアシタバだった。
「………や…薬湯飲む……?」
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