第10診:悲劇のテスト週間
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梓がハデス、三途川に獄狼 の事を話してから3日目、今日からテスト週間になる。
普段そこそこ勉強している梓は何ら慌てる様子もなく学校へと向かった。
教室に着くと梓は最終確認の為、国語の教科書を開く。
するとアシタバがやって来た。
「おはよう」
が、その顔は梓の知っているアシタバではなく、まるで本好の様な顔になっている。
「アシタバ!!?」
「アシタバくん……その顔…」
「やだなぁ藤くん、美作くん、牙狼さん。僕の顔がそんなに面白い?」
3人が動揺していると本好本人が現れた。
「おはよう。早いね、4人とも」
「本好―――ッ!!!」
「てめーアシタバに何しやがった!!」
「…? 何のこと?」
藤と美作によると、金曜日に行った本好家での勉強会でアシタバを置き去りにしたので詳しくは分からないとの事。
「じゃあ皆はアシタバくんを見捨てて逃げた訳だ……」
「あの場合はしゃーねーだろ!!」
そうこうしている内にテスト開始を知らせるチャイムが鳴る。
「まずは国語だね」
梓は1時間目の国語、2時間目の数学と難無くクリアしていく。
3時間目、音楽のテストの為音楽室へと移動する。
「麓介、顔色悪いわよ」
「うるせー」
その後梓達は藤の壊滅的な歌声に耳を塞ぐ事になる。
ーーーーー
「何ですか? これ…」
テスト終了後、保健室に顔を出すとズラリと並べられた湯呑みが目に入る。
「ああ、これ?頭の良くなるお茶を作ってみたんだ。梓さんも1杯どう?」
「もうちょっと切羽詰まったら頂きます……」
ーーーーー
テスト2日目、梓はあることに気付いた。
「病魔の気配……?」
「牙狼さん、どうしました?」
「いえ…何でもないです」
辺りを見渡す訳にもいかず、病魔のわずかな気配を感じながらも放課後となる。
「気持ち悪いんだよね…」
おもむろに本好が口を開く。
「何が?」
「隣の安田。何か息荒いし、独り言聞こえるし。テスト中だから横向くわけにもいかないしさ」
「ん~あいつアイドルオタクだからな~~。それで変な方向に目覚めたんじゃあ…」
「ハデス先生に相談してみようかな」
「ちょっと本好くん!!! アシタバくんがさっきから美作くんの話しかしないんだけど!」
「絶対お前の影響だろ、これ!!」
「だから知らないって言ってるじゃん…しつこいなあ」
.
普段そこそこ勉強している梓は何ら慌てる様子もなく学校へと向かった。
教室に着くと梓は最終確認の為、国語の教科書を開く。
するとアシタバがやって来た。
「おはよう」
が、その顔は梓の知っているアシタバではなく、まるで本好の様な顔になっている。
「アシタバ!!?」
「アシタバくん……その顔…」
「やだなぁ藤くん、美作くん、牙狼さん。僕の顔がそんなに面白い?」
3人が動揺していると本好本人が現れた。
「おはよう。早いね、4人とも」
「本好―――ッ!!!」
「てめーアシタバに何しやがった!!」
「…? 何のこと?」
藤と美作によると、金曜日に行った本好家での勉強会でアシタバを置き去りにしたので詳しくは分からないとの事。
「じゃあ皆はアシタバくんを見捨てて逃げた訳だ……」
「あの場合はしゃーねーだろ!!」
そうこうしている内にテスト開始を知らせるチャイムが鳴る。
「まずは国語だね」
梓は1時間目の国語、2時間目の数学と難無くクリアしていく。
3時間目、音楽のテストの為音楽室へと移動する。
「麓介、顔色悪いわよ」
「うるせー」
その後梓達は藤の壊滅的な歌声に耳を塞ぐ事になる。
ーーーーー
「何ですか? これ…」
テスト終了後、保健室に顔を出すとズラリと並べられた湯呑みが目に入る。
「ああ、これ?頭の良くなるお茶を作ってみたんだ。梓さんも1杯どう?」
「もうちょっと切羽詰まったら頂きます……」
ーーーーー
テスト2日目、梓はあることに気付いた。
「病魔の気配……?」
「牙狼さん、どうしました?」
「いえ…何でもないです」
辺りを見渡す訳にもいかず、病魔のわずかな気配を感じながらも放課後となる。
「気持ち悪いんだよね…」
おもむろに本好が口を開く。
「何が?」
「隣の安田。何か息荒いし、独り言聞こえるし。テスト中だから横向くわけにもいかないしさ」
「ん~あいつアイドルオタクだからな~~。それで変な方向に目覚めたんじゃあ…」
「ハデス先生に相談してみようかな」
「ちょっと本好くん!!! アシタバくんがさっきから美作くんの話しかしないんだけど!」
「絶対お前の影響だろ、これ!!」
「だから知らないって言ってるじゃん…しつこいなあ」
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