第8診:目覚めの時
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「あの…シンヤちゃん? ちょっといい?」
「あッごめん。何!?」
「あのね、龍黄くんのことだけど…龍黄くんね昨日も今日もシンヤちゃん達のこと心配して保健室まで来たんだよ。
一応説明してあげた方がいいんじゃないかな……」
「えっ!? そ…そうだったの!? やだ…ついいつもの調子で………ごめん私、追いかけて来るね!」
「いってらっしゃい」と見送ると真哉はピタっと足を止め振り向いた。
「そうだ…あの…先生、私…よくわからないですけど…あ…あんまり無理しないでくださいね。昨日の先生…なんだかいつもと違ったから…」
その…と続けた瞬間、保健室の扉が開きいつもの3人が顔を出した。
「なんだよ、シンヤここにいんじゃねーか」
「金魚のフンが捜してたぞ」
「きっ…あの…どこ行ったかわかる?」
すると戻ってきた龍黄も加わり保健室が賑やかになった。
梓はお茶の準備を手伝うため隣に立つと、ハデスに小声で話しかける。
「シンヤちゃんも何となく気付いてたんですね」
「ははは…参ったな……」
「あー…あの…ハデス先生」
話しかけてきたのはアシタバだった。
「アシタバくん、どうかした…?」
「あ! いえその…、た…大した事じゃないんですけど。
最近いつもと保健室の様子が違ったから…何かあったのかなって思って…」
驚くハデスの背中には梓の視線が突き刺さる。
「藤くんたちには気にしすぎだって笑われちゃったんですけど…もしかして…病魔のことで何か…」
「……それは…」
「生徒に心配されているようでは君もまだまだだな」
その声に慌てて窓まで行けば、外には三途川が立っている。
「三途川先生…!?」
「やあ。久しぶりだな、アシタバくん。相変わらず君の洞察力には恐れ入る」
褒められて嬉しそうにするアシタバの隣で梓が口を開いた。
「ここに居るってことは…後始末は終わったんですか?」
「無論だ。さすがに少々警察への説明には手こずったが、"観客"のほとんどは病院行きだ。まあ、これは自業自得だな。
それより少し興味深い資料を手に入れてね、あの映画館のことだ」
.
「あッごめん。何!?」
「あのね、龍黄くんのことだけど…龍黄くんね昨日も今日もシンヤちゃん達のこと心配して保健室まで来たんだよ。
一応説明してあげた方がいいんじゃないかな……」
「えっ!? そ…そうだったの!? やだ…ついいつもの調子で………ごめん私、追いかけて来るね!」
「いってらっしゃい」と見送ると真哉はピタっと足を止め振り向いた。
「そうだ…あの…先生、私…よくわからないですけど…あ…あんまり無理しないでくださいね。昨日の先生…なんだかいつもと違ったから…」
その…と続けた瞬間、保健室の扉が開きいつもの3人が顔を出した。
「なんだよ、シンヤここにいんじゃねーか」
「金魚のフンが捜してたぞ」
「きっ…あの…どこ行ったかわかる?」
すると戻ってきた龍黄も加わり保健室が賑やかになった。
梓はお茶の準備を手伝うため隣に立つと、ハデスに小声で話しかける。
「シンヤちゃんも何となく気付いてたんですね」
「ははは…参ったな……」
「あー…あの…ハデス先生」
話しかけてきたのはアシタバだった。
「アシタバくん、どうかした…?」
「あ! いえその…、た…大した事じゃないんですけど。
最近いつもと保健室の様子が違ったから…何かあったのかなって思って…」
驚くハデスの背中には梓の視線が突き刺さる。
「藤くんたちには気にしすぎだって笑われちゃったんですけど…もしかして…病魔のことで何か…」
「……それは…」
「生徒に心配されているようでは君もまだまだだな」
その声に慌てて窓まで行けば、外には三途川が立っている。
「三途川先生…!?」
「やあ。久しぶりだな、アシタバくん。相変わらず君の洞察力には恐れ入る」
褒められて嬉しそうにするアシタバの隣で梓が口を開いた。
「ここに居るってことは…後始末は終わったんですか?」
「無論だ。さすがに少々警察への説明には手こずったが、"観客"のほとんどは病院行きだ。まあ、これは自業自得だな。
それより少し興味深い資料を手に入れてね、あの映画館のことだ」
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