第8診:目覚めの時
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「梓……さん?」
ハデスが急に頭を撫でられた事に困惑していると、梓は笑いながら手を離した。
「ふふ…お返し……です。さっ、もう帰りましょう」
「えっ? ちょっ、ちょっと待って!」
後を追いかけるようにしてハデスは梓を家へと送り届けた。
家に入ると…
【いいのか? 話しちまって】
いつの間にか現れた獄狼 の横を通り過ぎながら梓が答えた。
「ハデス先生達なら大丈夫って気がするんだよね…」
【よく言うぜ。ボロクソに泣いてたくせに…】
いじわるく笑う獄狼 にムッとしながらも窓を開けると、少し火照った頬に冷たい風が心地良く、思わず梓は目を細める。
「ねぇ、獄狼 ……あの日の事、教えて…」
【………わかった…】
ーーーーー
次の日、早めに保健室に来ていた梓がハデスと話していると、真哉が静かに扉を閉めた。
「し…失礼します…!!」
「! シンヤちゃん」
「やあ…昨日はご苦労様。もう体調の方は……」
真哉は辺りを見回しながらベッドの仕切りカーテンに隠れた。
不思議に思っていると、保健室の扉がいきおいよく開かれる。
「姐っっさん!!!
やっぱなんかあったんじゃねーか!! 水くせーッスよ!
何で俺に何も……あれ? 今ココ、姐さん入って行きませんでした?」
「え?」
それなら、とハデスと梓が目を向けた先には…
━鏑木はここにはいません━
と書かれたスケッチブック。
「……いや…見てないなあ…」
「マジっスか? っかしーな~~、あのたくましい肩は絶対姐さんだと思ったのに…」
龍黄がスンマセン、と頭を下げ出て行くと真哉が顔をだした。
「ふー…すみません、先生…」
「………ああ…そういえば、刀哉くんの調子はどう…?」
「あ! はい、おかげさまで。まだ全快はしてないから2、3日は学校休むみたいですけど、元気ですよ!へへ…」
その後真哉は何かを思い出したように頬を赤く染める。
.
ハデスが急に頭を撫でられた事に困惑していると、梓は笑いながら手を離した。
「ふふ…お返し……です。さっ、もう帰りましょう」
「えっ? ちょっ、ちょっと待って!」
後を追いかけるようにしてハデスは梓を家へと送り届けた。
家に入ると…
【いいのか? 話しちまって】
いつの間にか現れた
「ハデス先生達なら大丈夫って気がするんだよね…」
【よく言うぜ。ボロクソに泣いてたくせに…】
いじわるく笑う
「ねぇ、
【………わかった…】
ーーーーー
次の日、早めに保健室に来ていた梓がハデスと話していると、真哉が静かに扉を閉めた。
「し…失礼します…!!」
「! シンヤちゃん」
「やあ…昨日はご苦労様。もう体調の方は……」
真哉は辺りを見回しながらベッドの仕切りカーテンに隠れた。
不思議に思っていると、保健室の扉がいきおいよく開かれる。
「姐っっさん!!!
やっぱなんかあったんじゃねーか!! 水くせーッスよ!
何で俺に何も……あれ? 今ココ、姐さん入って行きませんでした?」
「え?」
それなら、とハデスと梓が目を向けた先には…
━鏑木はここにはいません━
と書かれたスケッチブック。
「……いや…見てないなあ…」
「マジっスか? っかしーな~~、あのたくましい肩は絶対姐さんだと思ったのに…」
龍黄がスンマセン、と頭を下げ出て行くと真哉が顔をだした。
「ふー…すみません、先生…」
「………ああ…そういえば、刀哉くんの調子はどう…?」
「あ! はい、おかげさまで。まだ全快はしてないから2、3日は学校休むみたいですけど、元気ですよ!へへ…」
その後真哉は何かを思い出したように頬を赤く染める。
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