第7診:Nightmare
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「ううう………」
「金…金金金金金金金」
「ふっふふふふ、綺麗綺麗きれー…い…」
呆然とするハデス達だったが真哉は他の人間に目もくれず受け付けの女性に掴みかかった。
「刀哉はどこっ!!?」
すると女性は顔色一つ変えず上映室を指差し、真哉は梓が止めるより早く駆け出して行った。
「! シンヤちゃん……」
「怖い子………」
ハッと振り向けば女性は頬杖をつき冷めた視線を投げつけてくる。
「髪の毛の先ほどの可能性に臆すことなく突き進んでは…強引にこじあけて光を掴む…あんな場違いな子、連れてくるなんて…どういうつもり…?
ウチはねそういうのとは対極の位置にいる人たちのためにあるんだよね。
人並みに夢はある、けど勝てない戦はしたくない。できるだけ痛い思いも怖い思いもしたくないけど、ほめて欲しいし認めて欲しい。
空をあおいでボタモチ降ってくるのを口をあけて待ってる毎日」
そこまで言うと、女性は目を細めた。
「ここは夢を叶える場所、"叶えてくれる"場所。自分に甘い人間のためにある場所なんだよ」
「………おまえは………」
「先生!!! 刀哉…刀哉が……!!」
「…! 刀哉くん…やっぱりまたここに…」
真哉は背負っている刀哉を降ろした。
「これ…どうなってるんですか!? 刀哉…ずっとぐったりしてて…!!」
「大丈夫…眠っているだけだよ。しばらくしたら目を覚ますから…今は…「死ぬよ」
ハデスを遮ってきた言葉に真哉の顔はますます青くなっていく。
「今…なん…て…?」
「そのままだとその子死んじゃうよ。
その子は今…奥の上映室で夢を見せられてる状態にある。あんまり"意識"と"肉体"を離しすぎると、"戻って"これなくなっちゃうの」
それはつまり眠っているのではなく、魂を抜かれた状態だと女性は言う。
「でもまあ、その子…相当ハマっちゃってる風だったからねー。
どうせ"戻って"きてもここの人たちみたいに…幻覚が抜けなくてタイヘンな思いするだろうね。どっちにしろもう手遅れ」
受け付けの女性は心のこもらない笑顔で続けた。
「気付いてあげるのがちょっぴり遅かったねーーー。いっそ死なせてあげるのも…またひとつの愛かもよ…」
「…そ…んな…刀……」
.
「金…金金金金金金金」
「ふっふふふふ、綺麗綺麗きれー…い…」
呆然とするハデス達だったが真哉は他の人間に目もくれず受け付けの女性に掴みかかった。
「刀哉はどこっ!!?」
すると女性は顔色一つ変えず上映室を指差し、真哉は梓が止めるより早く駆け出して行った。
「! シンヤちゃん……」
「怖い子………」
ハッと振り向けば女性は頬杖をつき冷めた視線を投げつけてくる。
「髪の毛の先ほどの可能性に臆すことなく突き進んでは…強引にこじあけて光を掴む…あんな場違いな子、連れてくるなんて…どういうつもり…?
ウチはねそういうのとは対極の位置にいる人たちのためにあるんだよね。
人並みに夢はある、けど勝てない戦はしたくない。できるだけ痛い思いも怖い思いもしたくないけど、ほめて欲しいし認めて欲しい。
空をあおいでボタモチ降ってくるのを口をあけて待ってる毎日」
そこまで言うと、女性は目を細めた。
「ここは夢を叶える場所、"叶えてくれる"場所。自分に甘い人間のためにある場所なんだよ」
「………おまえは………」
「先生!!! 刀哉…刀哉が……!!」
「…! 刀哉くん…やっぱりまたここに…」
真哉は背負っている刀哉を降ろした。
「これ…どうなってるんですか!? 刀哉…ずっとぐったりしてて…!!」
「大丈夫…眠っているだけだよ。しばらくしたら目を覚ますから…今は…「死ぬよ」
ハデスを遮ってきた言葉に真哉の顔はますます青くなっていく。
「今…なん…て…?」
「そのままだとその子死んじゃうよ。
その子は今…奥の上映室で夢を見せられてる状態にある。あんまり"意識"と"肉体"を離しすぎると、"戻って"これなくなっちゃうの」
それはつまり眠っているのではなく、魂を抜かれた状態だと女性は言う。
「でもまあ、その子…相当ハマっちゃってる風だったからねー。
どうせ"戻って"きてもここの人たちみたいに…幻覚が抜けなくてタイヘンな思いするだろうね。どっちにしろもう手遅れ」
受け付けの女性は心のこもらない笑顔で続けた。
「気付いてあげるのがちょっぴり遅かったねーーー。いっそ死なせてあげるのも…またひとつの愛かもよ…」
「…そ…んな…刀……」
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