第7診:Nightmare
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目を開くとハデスと三途川のドアップがある。
「どわっ!?」
「よかった…戻って来たんだね………」
「戻って……来た? じゃあ、あれからずっと眠って…?」
三途川の話によるとハデスも先程目覚めたばかりで、他の客も何をやっても無反応だったと言う。
「先導する画面…不可思議な空間。そして………謎の少年…ふん…小賢しいことだな。で…病魔には間違いないのか?」
「………そうですね…病魔の気配はこの映画館全体に蔓延しています。が…極めて怪しいのですが…あの少年が"本体"かどうかはまだ………」
「一筋縄ではいかない感じがしますね……」
3人が辺りを見回すとすでに刀哉の姿はなく、一度映画館を出ることになった。
受け付けには先程の女性が変わらぬ状態で座っている。
「いい夢観れた?」
「ああ」
「最高の悪夢でしたよ」
映画館をでる直前、梓はふと気が付いた事を口にした。
「今の人…さっきの少年に少し似てませんか?」
「でも…彼女からは何も………!?」
外に出た3人は目を見開いた。
「な…ま…真っ暗………」
「日付が変わってるぞ…午前2時…」
「学校を出たのが4時過ぎでしたから…実に10時間近くここに……!?」
「なるほど…無断外泊はこういう訳か、ひとつ謎が解けた。
さて、逸人くん。梓くんを送っていってあげなさい。家には私から連絡を入れておくから」
「わかりました。それじゃあ、行こうか」
ポンっと肩を叩かれ我に返った梓は慌てて手を振った。
「だ、大丈夫ですよ。1人で帰れますから…」
「そうはいかん。親御さんも心配しているだろう」
「あ、大丈夫です。今、家にいないんで」
さらっと言う梓にハデスと三途川は、「はぁ!?」っと声漏らした。
「キミの親御さんは一体何をしているんだ?」
「うちの父、写真家で世界中飛び回ってるんです」
歩き出した梓を追いかけるようにハデスと三途川も歩き出す。
「写真家…それはわかるがなぜ母親まで…」
「それは父がほんっとに家事がダメなせいです。今はスイスだったかなぁ……1ヶ月に1回会えればいい方ですよ」
「寂しく…ないの?」
ハデスが尋ねると梓は少し悲しそうにフッと笑った。
「生きていてくれるなら………」
.
「どわっ!?」
「よかった…戻って来たんだね………」
「戻って……来た? じゃあ、あれからずっと眠って…?」
三途川の話によるとハデスも先程目覚めたばかりで、他の客も何をやっても無反応だったと言う。
「先導する画面…不可思議な空間。そして………謎の少年…ふん…小賢しいことだな。で…病魔には間違いないのか?」
「………そうですね…病魔の気配はこの映画館全体に蔓延しています。が…極めて怪しいのですが…あの少年が"本体"かどうかはまだ………」
「一筋縄ではいかない感じがしますね……」
3人が辺りを見回すとすでに刀哉の姿はなく、一度映画館を出ることになった。
受け付けには先程の女性が変わらぬ状態で座っている。
「いい夢観れた?」
「ああ」
「最高の悪夢でしたよ」
映画館をでる直前、梓はふと気が付いた事を口にした。
「今の人…さっきの少年に少し似てませんか?」
「でも…彼女からは何も………!?」
外に出た3人は目を見開いた。
「な…ま…真っ暗………」
「日付が変わってるぞ…午前2時…」
「学校を出たのが4時過ぎでしたから…実に10時間近くここに……!?」
「なるほど…無断外泊はこういう訳か、ひとつ謎が解けた。
さて、逸人くん。梓くんを送っていってあげなさい。家には私から連絡を入れておくから」
「わかりました。それじゃあ、行こうか」
ポンっと肩を叩かれ我に返った梓は慌てて手を振った。
「だ、大丈夫ですよ。1人で帰れますから…」
「そうはいかん。親御さんも心配しているだろう」
「あ、大丈夫です。今、家にいないんで」
さらっと言う梓にハデスと三途川は、「はぁ!?」っと声漏らした。
「キミの親御さんは一体何をしているんだ?」
「うちの父、写真家で世界中飛び回ってるんです」
歩き出した梓を追いかけるようにハデスと三途川も歩き出す。
「写真家…それはわかるがなぜ母親まで…」
「それは父がほんっとに家事がダメなせいです。今はスイスだったかなぁ……1ヶ月に1回会えればいい方ですよ」
「寂しく…ないの?」
ハデスが尋ねると梓は少し悲しそうにフッと笑った。
「生きていてくれるなら………」
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