第7診:Nightmare
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「大人2枚、子供1枚」
「先生…」
普通の映画館に入るような仕草の三途川にクスッと笑いながらも受け付けの女性と1羽のオウムが出迎えてくれた。
「ハーイ、いらっしゃい。初めての人だね」
「ラッシャーセーー」
ハデスが辺りを見回すとヒビの入った壁、色あせたベンチなどが目に入ってくる。
「何? 気になるものでもあるの? コワイ顔のお兄さん」
「……ここでは何をやられているんですか…?」
オウムを見つめながら三途川が尋ねる。
「んーそれアタシから教えるワケにはいかないんだよね。自分の目で確かめてくれる?」
女性は上映室の扉を指差した。
「あの扉をくぐって中に入るんだよ。ただ中に入るだけ、簡単でしょ? 別に後からお金取ったりしないから安心して」
「ここを利用している中学生の子が何人かいるだろう。我々はその子たちの教育者なんだがな…」
「ヘェーーあんたたち先生なんだ。見かけによらないねーー好きに調べてくれていいよ、目当ての子がいたら連れて帰ってもいいし。
別にアタシら悪いことしてるワケじゃないから。ただ…」
先程まで笑っていた女性の雰囲気が変わった。
「忠告、しておくけど………あんたたちここを調べるつもりなら、中に入るまではいいよ。
でも…間違っても"席"には絶対つかないで…ついたら最後、"始まる"よ。そこから先はもう私にも責任取れない…自力でここまで…戻ってくるしかない……」
3人は女性に軽く頭を下げ扉の向こうへと歩き出した。
中に入ると何も写されていないスクリーンと何人かの眠っている客が目に入る。
「なんだ…?これは…」
「見事に全員眠っているな。余程つまらん映画でも見せられたのか」
どっこいしょ。と三途川は近くの席に腰掛けた。
「いきなりですね…」
「無論だ。虎穴に入らずんば虎子を得ずと言うだろう。それに…何かあっても逸人くんと梓くんが………お…?」
話している途中で三途川は眠ってしまった。
「………結局わかったのは"席についたら眠る"ということだけか………梓さん、危険かもしれないから君はそこで………?」
目を向けた先には梓はおらず、すでに三途川から1つ空けた席の前に立っている。
「虎穴に入らずんば…ですよ…」
「そうだね……今は罠にかかってやるとしようか…」
2人は席につくとゆっくりと瞳を閉じた。
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「先生…」
普通の映画館に入るような仕草の三途川にクスッと笑いながらも受け付けの女性と1羽のオウムが出迎えてくれた。
「ハーイ、いらっしゃい。初めての人だね」
「ラッシャーセーー」
ハデスが辺りを見回すとヒビの入った壁、色あせたベンチなどが目に入ってくる。
「何? 気になるものでもあるの? コワイ顔のお兄さん」
「……ここでは何をやられているんですか…?」
オウムを見つめながら三途川が尋ねる。
「んーそれアタシから教えるワケにはいかないんだよね。自分の目で確かめてくれる?」
女性は上映室の扉を指差した。
「あの扉をくぐって中に入るんだよ。ただ中に入るだけ、簡単でしょ? 別に後からお金取ったりしないから安心して」
「ここを利用している中学生の子が何人かいるだろう。我々はその子たちの教育者なんだがな…」
「ヘェーーあんたたち先生なんだ。見かけによらないねーー好きに調べてくれていいよ、目当ての子がいたら連れて帰ってもいいし。
別にアタシら悪いことしてるワケじゃないから。ただ…」
先程まで笑っていた女性の雰囲気が変わった。
「忠告、しておくけど………あんたたちここを調べるつもりなら、中に入るまではいいよ。
でも…間違っても"席"には絶対つかないで…ついたら最後、"始まる"よ。そこから先はもう私にも責任取れない…自力でここまで…戻ってくるしかない……」
3人は女性に軽く頭を下げ扉の向こうへと歩き出した。
中に入ると何も写されていないスクリーンと何人かの眠っている客が目に入る。
「なんだ…?これは…」
「見事に全員眠っているな。余程つまらん映画でも見せられたのか」
どっこいしょ。と三途川は近くの席に腰掛けた。
「いきなりですね…」
「無論だ。虎穴に入らずんば虎子を得ずと言うだろう。それに…何かあっても逸人くんと梓くんが………お…?」
話している途中で三途川は眠ってしまった。
「………結局わかったのは"席についたら眠る"ということだけか………梓さん、危険かもしれないから君はそこで………?」
目を向けた先には梓はおらず、すでに三途川から1つ空けた席の前に立っている。
「虎穴に入らずんば…ですよ…」
「そうだね……今は罠にかかってやるとしようか…」
2人は席につくとゆっくりと瞳を閉じた。
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