第7診:Nightmare
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
校長室へ向かう途中梓が口を開く。
「あの、ハデス先生…校長先生ってどんな方なんですか? 私映像でしか知らないんですけど…」
「そうか…梓さんは知らないんだね。大丈夫、梓さんも知っている人だよ」
「?」
そう言うとハデスは校長室の扉を叩く。
「先生、入ります」
扉を開けて梓は驚いた。そこにいたのは……
「あなたは…たしかハデス先生の恩人で恩師の………」
「キチンとした自己紹介がまだだったな。私はこの常伏中学校で校長をしている"三途川 千歳 "だ。
君の話は逸人くんからいろいろ聞いているよ。梓くん」
簡単に自己紹介を済ませると、三途川は梓に右手を差し出し握手を求めた。
「あ…よ、よろしくお願いします…きゃっ!?」
握った手を不意に引かれ梓は三途川の目の前によろける。
「君は病魔についてかなり詳しいらしいね……どういう事なのか是非とも教えて欲しい。今すぐに!!」
「み、三途川先生!!」
「と、言いたいところだが今は急を要するんでね…」
三途川は梓の手を離すとソファーに座らせ何枚かの資料を見ながら話し始めた。
「赤磐毅、笹瀬川桃子、犬養清音…そして…鏑木刀哉。昨日学校へ行ったきり帰らないと報告を受けた子供たちだ」
「…! それ…」
「今日にはもう全員無事かつ自主的に帰宅している。
皆、クラスも学年もバラバラで接点はなく…普段は真面目でいい子だとのことだ。そんな子たちが一度に無断外泊なんざするかね?」
「それ、病魔がかかわっていると思います」
それまで黙って話しを聞いていた梓が口を開くと、三途川とハデスは目をぱちくりと瞬いた。
「どうしてそう思う?」
大きく開いた目をニヤリと細くしながら三途川が尋ねる。
「今日その刀哉くんと話したんです。その時に微かに病魔の気配がしました。
罹っていると言うよりも…移り香みたいな感じでした」
「本当に君は興味深いな…気が変わった。何故そんなに病魔に詳しいか教えてくれないか?」
オロオロと成り行きを見つめるハデスをよそに梓は何かを決意したように微笑んだ。
「今回の事が終わったら全てをお話します。そろそろ黙っているのも限界だと思うので」
「そうか……楽しみにしているよ…さて、そろそろ話を戻すぞ。調査が必要だと思ってね、商店街でいいものをもらってきた」
これを君に預けよう。と三途川は床に置いてあった白い箱を蹴飛ばした。
.
「あの、ハデス先生…校長先生ってどんな方なんですか? 私映像でしか知らないんですけど…」
「そうか…梓さんは知らないんだね。大丈夫、梓さんも知っている人だよ」
「?」
そう言うとハデスは校長室の扉を叩く。
「先生、入ります」
扉を開けて梓は驚いた。そこにいたのは……
「あなたは…たしかハデス先生の恩人で恩師の………」
「キチンとした自己紹介がまだだったな。私はこの常伏中学校で校長をしている"
君の話は逸人くんからいろいろ聞いているよ。梓くん」
簡単に自己紹介を済ませると、三途川は梓に右手を差し出し握手を求めた。
「あ…よ、よろしくお願いします…きゃっ!?」
握った手を不意に引かれ梓は三途川の目の前によろける。
「君は病魔についてかなり詳しいらしいね……どういう事なのか是非とも教えて欲しい。今すぐに!!」
「み、三途川先生!!」
「と、言いたいところだが今は急を要するんでね…」
三途川は梓の手を離すとソファーに座らせ何枚かの資料を見ながら話し始めた。
「赤磐毅、笹瀬川桃子、犬養清音…そして…鏑木刀哉。昨日学校へ行ったきり帰らないと報告を受けた子供たちだ」
「…! それ…」
「今日にはもう全員無事かつ自主的に帰宅している。
皆、クラスも学年もバラバラで接点はなく…普段は真面目でいい子だとのことだ。そんな子たちが一度に無断外泊なんざするかね?」
「それ、病魔がかかわっていると思います」
それまで黙って話しを聞いていた梓が口を開くと、三途川とハデスは目をぱちくりと瞬いた。
「どうしてそう思う?」
大きく開いた目をニヤリと細くしながら三途川が尋ねる。
「今日その刀哉くんと話したんです。その時に微かに病魔の気配がしました。
罹っていると言うよりも…移り香みたいな感じでした」
「本当に君は興味深いな…気が変わった。何故そんなに病魔に詳しいか教えてくれないか?」
オロオロと成り行きを見つめるハデスをよそに梓は何かを決意したように微笑んだ。
「今回の事が終わったら全てをお話します。そろそろ黙っているのも限界だと思うので」
「そうか……楽しみにしているよ…さて、そろそろ話を戻すぞ。調査が必要だと思ってね、商店街でいいものをもらってきた」
これを君に預けよう。と三途川は床に置いてあった白い箱を蹴飛ばした。
.