第6診:現れた不良は女が嫌い!?
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真哉が外に出ると妹尾が姿を現した。
【……!】
「ずいぶん健気に待ってるじゃない。卑怯者のくせに」
【……女 よ、おまえがそれを言うか…なんと…なんと傲慢な存在か…!!】
「こっちのセリフだわ。関係ない子たちまで巻き込んで……私が憎いなら始めから私だけを狙えばいいじゃない」
【女の所業はおまえだけに留まらぬ…】
龍黄はフワと屋上から飛び降りる。
【色香で惑わし…誑かし弄び…甘き毒にてゆるやかに骨を抜く…
……先輩……兄貴ら…も…!】
話ながら仏像の仮面はパキパキと壊れ、龍黄の顔が現れる。
「そうやってやられたに決まってる…!! 女は…女はいつだってそうなんだ!! そうでなきゃ誰が!! てめーみてーな女なんかに!!!
てめーで終いだ!! 往生しやがれ!!!」
龍黄は勢いよく真哉に向かっているが彼女は1歩も動かない。
次の瞬間…
パァン!!!
返し刃の異名通りの真哉の拳に龍黄は吹っ飛んだ。
「あっ!! 出ました先生!! 今が好機 ですよ!!」
「えっ!? あ、ああ…うん…」
ハデスが病魔を咀嚼するのを見届け、梓も龍黄に駆け寄った。
気がついた龍黄が目にしたのは心配そうにする真哉と梓の姿だった。
「ご…ごめんね! やりすぎちゃった………どっかひどいケガしてない?」
「この前はごめんね…ちゃんと話も聞かずに…大丈夫? ……龍黄くん…」
龍黄は気付いた"返し刃"の本当の意味に。それは鬼のような強さでありながらも、倒した相手をその場で労るギャップからきていた。
「敵うかよ…こんなの…俺の…負けだ……」
ーーーーー
翌日、あからさまに不機嫌な藤の顔には絆創膏が貼られている。
「昨日すごい騒ぎだったみたいだね」
「うるせー本好てめー、一発殴らせろ。俺おいてひとり逃げやがって」
賢明だ。と言いながら笑う美作。
「ゴメン…あの集団に全く勝てる気がしなくて…」
「そっちはそっちで大変だったんだね…」
5人は弁当を持ち、保健室へと向かっている。
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【……!】
「ずいぶん健気に待ってるじゃない。卑怯者のくせに」
【……
「こっちのセリフだわ。関係ない子たちまで巻き込んで……私が憎いなら始めから私だけを狙えばいいじゃない」
【女の所業はおまえだけに留まらぬ…】
龍黄はフワと屋上から飛び降りる。
【色香で惑わし…誑かし弄び…甘き毒にてゆるやかに骨を抜く…
……先輩……兄貴ら…も…!】
話ながら仏像の仮面はパキパキと壊れ、龍黄の顔が現れる。
「そうやってやられたに決まってる…!! 女は…女はいつだってそうなんだ!! そうでなきゃ誰が!! てめーみてーな女なんかに!!!
てめーで終いだ!! 往生しやがれ!!!」
龍黄は勢いよく真哉に向かっているが彼女は1歩も動かない。
次の瞬間…
パァン!!!
返し刃の異名通りの真哉の拳に龍黄は吹っ飛んだ。
「あっ!! 出ました先生!! 今が
「えっ!? あ、ああ…うん…」
ハデスが病魔を咀嚼するのを見届け、梓も龍黄に駆け寄った。
気がついた龍黄が目にしたのは心配そうにする真哉と梓の姿だった。
「ご…ごめんね! やりすぎちゃった………どっかひどいケガしてない?」
「この前はごめんね…ちゃんと話も聞かずに…大丈夫? ……龍黄くん…」
龍黄は気付いた"返し刃"の本当の意味に。それは鬼のような強さでありながらも、倒した相手をその場で労るギャップからきていた。
「敵うかよ…こんなの…俺の…負けだ……」
ーーーーー
翌日、あからさまに不機嫌な藤の顔には絆創膏が貼られている。
「昨日すごい騒ぎだったみたいだね」
「うるせー本好てめー、一発殴らせろ。俺おいてひとり逃げやがって」
賢明だ。と言いながら笑う美作。
「ゴメン…あの集団に全く勝てる気がしなくて…」
「そっちはそっちで大変だったんだね…」
5人は弁当を持ち、保健室へと向かっている。
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