第6診:現れた不良は女が嫌い!?
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「おお…」と思わず拍手する藤たち。
「やっ…やめてよーーー!! こういうの反射的にやっちゃうんだか…ら……あ…」
真哉は恐る恐る振り返った。
「…鏑木…あの鏑木が…女…!? 冗談じゃねえ…こんな…女に……!!
兄貴ら全員…歯が立たなかったってのか…!!」
龍黄は拳にさらに力を入れ顔をそらした。
「女は…殴れねぇ……」
真哉は喧嘩沙汰にならずにすみそうで安堵の表情を浮かべている。
しかし、次の一言が龍黄の怒りを買ってしまった。
「お…お優しいですね! 殿方の鏡ですわ」
「ちっ…違う!!! そーいうんじゃねえ!! 俺は…
俺は"女"が大っっ嫌いなんだっ!!!」
ぴくりと梓の眉が上がるが、それに気付いたのは藤だけだ。
「我儘で自己中で人の話なんざ聞きゃしねえ!! 口ばっかり達者で自分のこと棚上げすんのが大得意!! 立場が悪くなりゃ泣くか色目使って逃げる!! 二言目には"男のくせに"だ!!!
んな連中相手にケンカなんざできっかよ!! 笑いモンにも程があらぁ!!!」
「な…なによ、言いたい放題言ってくれちゃって…!」
カチンときた真哉は声を荒げながら龍黄に詰め寄る。
落ち着きを促しながらハデスは2人の間にネコのぬいぐるみを入れるが……
バツン!!
イラついた龍黄の手によって無惨にも引き裂かれてしまい、それを見た梓の中で何かがプツンと切れる音がした。
「アシタバくん…悪いんだけど保健室の扉…開けてくれない?」
そう言い残して梓はソファーを立った。
「えっ? えっ?」
「アシタバ、言うこと聞いとけ。たぶんスゲーもんが見れっから……」
「う…うん」
緊張したような顔の藤に言われた通りにするよう促されアシタバは混乱しながらも保健室の扉を開ける。
「だいたい女ってのはなぁ…ぐぇっ!?」
ズダンッ!!!
梓は龍黄の首ねっこを掴み後ろへ引き倒した。
首が詰まった為カエルのような声を出し龍黄は後ろに転がったが、すぐさま立ち上がり梓を睨みつける。
「てめぇ!! 何しやがんだ!!!」
「ったく…女、女って勝手なことばっかり言って……」
髪を揺らしながら梓は龍黄に近付いて行く。
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「やっ…やめてよーーー!! こういうの反射的にやっちゃうんだか…ら……あ…」
真哉は恐る恐る振り返った。
「…鏑木…あの鏑木が…女…!? 冗談じゃねえ…こんな…女に……!!
兄貴ら全員…歯が立たなかったってのか…!!」
龍黄は拳にさらに力を入れ顔をそらした。
「女は…殴れねぇ……」
真哉は喧嘩沙汰にならずにすみそうで安堵の表情を浮かべている。
しかし、次の一言が龍黄の怒りを買ってしまった。
「お…お優しいですね! 殿方の鏡ですわ」
「ちっ…違う!!! そーいうんじゃねえ!! 俺は…
俺は"女"が大っっ嫌いなんだっ!!!」
ぴくりと梓の眉が上がるが、それに気付いたのは藤だけだ。
「我儘で自己中で人の話なんざ聞きゃしねえ!! 口ばっかり達者で自分のこと棚上げすんのが大得意!! 立場が悪くなりゃ泣くか色目使って逃げる!! 二言目には"男のくせに"だ!!!
んな連中相手にケンカなんざできっかよ!! 笑いモンにも程があらぁ!!!」
「な…なによ、言いたい放題言ってくれちゃって…!」
カチンときた真哉は声を荒げながら龍黄に詰め寄る。
落ち着きを促しながらハデスは2人の間にネコのぬいぐるみを入れるが……
バツン!!
イラついた龍黄の手によって無惨にも引き裂かれてしまい、それを見た梓の中で何かがプツンと切れる音がした。
「アシタバくん…悪いんだけど保健室の扉…開けてくれない?」
そう言い残して梓はソファーを立った。
「えっ? えっ?」
「アシタバ、言うこと聞いとけ。たぶんスゲーもんが見れっから……」
「う…うん」
緊張したような顔の藤に言われた通りにするよう促されアシタバは混乱しながらも保健室の扉を開ける。
「だいたい女ってのはなぁ…ぐぇっ!?」
ズダンッ!!!
梓は龍黄の首ねっこを掴み後ろへ引き倒した。
首が詰まった為カエルのような声を出し龍黄は後ろに転がったが、すぐさま立ち上がり梓を睨みつける。
「てめぇ!! 何しやがんだ!!!」
「ったく…女、女って勝手なことばっかり言って……」
髪を揺らしながら梓は龍黄に近付いて行く。
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