第6診:現れた不良は女が嫌い!?
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ある日の昼休みソイツは突然やって来た……
「邪魔するぜ!!」
ドカッと乱暴に保健室の扉を開けたのは見慣れぬ男子生徒。
梓、アシタバ、藤、美作は食後のデザートにと出されたミカンを食べていた手を止める。
「あれ…ヒラ学の制服だ……何で他校の生徒が保健室 に?」
梓の疑問に気付くハズもなく男子生徒は辺りを見回しながらもこちらへと向かってくる。
「ここ根城にしてる鏑木ってヤローがいんだろ、知ってたら教えな。確か髪が長くて長身の……ん!?」
彼の言葉が止まったのは後ろから突然肩をつかまれたから。
振り向くと普段よりもさらに顔色の悪いハデスが、肩をつかんだままカタカタと震えている。
「ど…どうしたらいいんだ…個人的には君の来訪熱烈に歓迎したいけど…他校の生徒は帰すべき所へ帰すのが教員としてのつとめ……」
「うわっ!!?」
「くっ…いいか…教頭先生にばれなければ……あらためて、ようこそ保健室へ」
「なっ、な…な…!!!」
あまりにも不気味な容姿と気配を感じさせない動きに男子生徒はカッと目を見開く。
「"長身長髪"…ま…まさか…テメーが…テメーが鏑木かァ!!!
比良坂学園一年!!妹尾 龍黄 !!!
テメーに全滅させられたウチの兄貴らに代わって…お礼参りに来てやったぜ!! 返し刃ぁ!!!」
すると慌てて真哉が保健室に入ってくる。
「ちょ…ちょっと! あんた…」
「鏑木さん」
「あ…」
「ちょうどよかった…彼…君に用事のようだよ……」
真哉と龍黄の顔色はみるみる悪くなっていく。
「なんだ、面白くなってきたな。おい、ちょっとそこのミカン全部よこせ」
「か…鏑木さんってそんなに強かったの…!?」
「ああ? 梓といい勝負なんじゃねーの…?」
「ちょっ…何言ってんのよっ麓介!!」
「え"…ま…まあそこもまたミリョク的なんじゃねーか」
梓たちが口々に話している中、真哉はコホン!と気持ちを切り替えた。
「ひ…人違いだと思いますけど……?」
冷や汗を流しながら女の子らしく答える真哉にミカンが籠ごと投げつけられた。
ボン!!
投げつけられたミカンは籠もろとも粉々に砕け散る。
.
「邪魔するぜ!!」
ドカッと乱暴に保健室の扉を開けたのは見慣れぬ男子生徒。
梓、アシタバ、藤、美作は食後のデザートにと出されたミカンを食べていた手を止める。
「あれ…ヒラ学の制服だ……何で他校の生徒が
梓の疑問に気付くハズもなく男子生徒は辺りを見回しながらもこちらへと向かってくる。
「ここ根城にしてる鏑木ってヤローがいんだろ、知ってたら教えな。確か髪が長くて長身の……ん!?」
彼の言葉が止まったのは後ろから突然肩をつかまれたから。
振り向くと普段よりもさらに顔色の悪いハデスが、肩をつかんだままカタカタと震えている。
「ど…どうしたらいいんだ…個人的には君の来訪熱烈に歓迎したいけど…他校の生徒は帰すべき所へ帰すのが教員としてのつとめ……」
「うわっ!!?」
「くっ…いいか…教頭先生にばれなければ……あらためて、ようこそ保健室へ」
「なっ、な…な…!!!」
あまりにも不気味な容姿と気配を感じさせない動きに男子生徒はカッと目を見開く。
「"長身長髪"…ま…まさか…テメーが…テメーが鏑木かァ!!!
比良坂学園一年!!
テメーに全滅させられたウチの兄貴らに代わって…お礼参りに来てやったぜ!! 返し刃ぁ!!!」
すると慌てて真哉が保健室に入ってくる。
「ちょ…ちょっと! あんた…」
「鏑木さん」
「あ…」
「ちょうどよかった…彼…君に用事のようだよ……」
真哉と龍黄の顔色はみるみる悪くなっていく。
「なんだ、面白くなってきたな。おい、ちょっとそこのミカン全部よこせ」
「か…鏑木さんってそんなに強かったの…!?」
「ああ? 梓といい勝負なんじゃねーの…?」
「ちょっ…何言ってんのよっ麓介!!」
「え"…ま…まあそこもまたミリョク的なんじゃねーか」
梓たちが口々に話している中、真哉はコホン!と気持ちを切り替えた。
「ひ…人違いだと思いますけど……?」
冷や汗を流しながら女の子らしく答える真哉にミカンが籠ごと投げつけられた。
ボン!!
投げつけられたミカンは籠もろとも粉々に砕け散る。
.