第5診:あがり症の大女優
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【も~ミク、テンパリすぎだよ~"あの世界"を指定したのはミクなんだから。ミクがしっかりしてなきゃダメだろ~】
「! ぴー…ちゃ…」
「お前の仕業だったのか……!?」
怒りにふるえる藤の耳には美作の何があったかを尋ねる声は届かない。
「あのワケわかんねー空間に俺達を閉じこめたのはお前だったのか!? 花巻!?」
「落ち着きなさいってば!! 花巻さんの話も聞いてあげないと…」
「うるせぇっ!! 何でお前はそんな冷静なんだよ!!」
ギロリと向けられる視線に花巻はビクリと体を強張らせる。
「言いてーことあんならハッキリ言えよ…俺に恨みでもあんのか!?」
「!! あ…あ…!? あう…」
違うと言いたいが花巻は上手く声が出せない。
すると、また先程の声が聞こえてきた。
【うるさいよ。誰もカレもおまえみたいな………
神経ズブトイ人間だと思うなよ!!!】
現れたのは腹部がコントローラーになっており、リセットボタンの付いたオムツを履いた鶏に似た病魔、臆病 だ。
あまりの不気味さに美作は「げっ」と声を漏らす。
【おまえにはもーちょい付き合ってもらうよ。まだミクの目標、達成してないんだからさぁ。いいだろ? 無神経なヤツは普段トクして生きてんだから。
おまえらの割食って生きてる繊細なボクらの為に奔走してくれよ】
「てめえ…!!」
「!! …ぴー……」
涙目でうつむく花巻を梓はそっと抱きしめゆっくりと背中をさする。
「牙狼…さん?」
「大丈夫だから…ね、落ち着いて」
「藤くん、花巻さんは…何も悪気があった訳じゃない。ただ君に…とても大切な用事があったんだ」
「…!! それ…」
優しく話すハデスは手に持っていたノートを花巻に差し出す。
「大丈夫、自信を持って。きっと伝わる」
ノートを受け取った花巻は何かを決心するようにうつむいている。
【……え? おいおいおいおい、まじで? やっちゃうの? ここでー!? やめとけって。みんな見てるよ、恥ずかし~~~ムリだよミクには!! キミはボクらと同類なんだから】
「や…めて…」
【いーや、やめないよ。ボクらはね、傷付きたくないんだよ!! だからしゃべらないし動かない。
発信しない
創作しない
選ばない
失敗すんのがやだからさ!!!】
「やだ、やだっ、やめて!!!」
.
「! ぴー…ちゃ…」
「お前の仕業だったのか……!?」
怒りにふるえる藤の耳には美作の何があったかを尋ねる声は届かない。
「あのワケわかんねー空間に俺達を閉じこめたのはお前だったのか!? 花巻!?」
「落ち着きなさいってば!! 花巻さんの話も聞いてあげないと…」
「うるせぇっ!! 何でお前はそんな冷静なんだよ!!」
ギロリと向けられる視線に花巻はビクリと体を強張らせる。
「言いてーことあんならハッキリ言えよ…俺に恨みでもあんのか!?」
「!! あ…あ…!? あう…」
違うと言いたいが花巻は上手く声が出せない。
すると、また先程の声が聞こえてきた。
【うるさいよ。誰もカレもおまえみたいな………
神経ズブトイ人間だと思うなよ!!!】
現れたのは腹部がコントローラーになっており、リセットボタンの付いたオムツを履いた鶏に似た病魔、
あまりの不気味さに美作は「げっ」と声を漏らす。
【おまえにはもーちょい付き合ってもらうよ。まだミクの目標、達成してないんだからさぁ。いいだろ? 無神経なヤツは普段トクして生きてんだから。
おまえらの割食って生きてる繊細なボクらの為に奔走してくれよ】
「てめえ…!!」
「!! …ぴー……」
涙目でうつむく花巻を梓はそっと抱きしめゆっくりと背中をさする。
「牙狼…さん?」
「大丈夫だから…ね、落ち着いて」
「藤くん、花巻さんは…何も悪気があった訳じゃない。ただ君に…とても大切な用事があったんだ」
「…!! それ…」
優しく話すハデスは手に持っていたノートを花巻に差し出す。
「大丈夫、自信を持って。きっと伝わる」
ノートを受け取った花巻は何かを決心するようにうつむいている。
【……え? おいおいおいおい、まじで? やっちゃうの? ここでー!? やめとけって。みんな見てるよ、恥ずかし~~~ムリだよミクには!! キミはボクらと同類なんだから】
「や…めて…」
【いーや、やめないよ。ボクらはね、傷付きたくないんだよ!! だからしゃべらないし動かない。
発信しない
創作しない
選ばない
失敗すんのがやだからさ!!!】
「やだ、やだっ、やめて!!!」
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