第5診:あがり症の大女優
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「おはよう。梓さん」
「!? おはよ…ございます…」
梓が驚きの顔をしているのは…ハデスが昨日とまったく同じ格好をしていたからだ。
「えっと…ハデス先生?」
「いや、昨日間違って学校に来る生徒がいるといけないと思って……5時間ほど頑張ってたら…ね…えと……」
「えっ…昨日って…」
意味がわからずしばし考えていると、いきなりハデスは何かをわめきだした。
「なっ…どうしたんですか!?」
驚く梓をよそに、ハデスは1人で体を反らし保健室へと向かって行った。
「これ…もしかして昨日を繰り返してる?」
ハデスに続いて保健室に入ると梓の考え通り、勝手に反省しているハデスが目に入る。
「やっぱり…とにかく、他にも巻き込まれてる人がいないか探さなきゃ…」
梓は保健室を飛び出し校内を走り回った。
何度も同じ時間を繰り返す中でわかったことは、夕方4時になると朝に戻ってしまうということだった。
「なんなのよ!! もぉ~。はぁ……1度保健室に戻ろう…」
何度目かわからない朝を迎えた梓は疲れた顔で保健室へと向かった。
すると、保健室から回りを気にしながらハデスが出ていく。
「そういえば…ハデス先生何か隠してたよね…よし!! ついてっちゃお」
どうせバレないのだから、と梓は堂々とハデスの隣を歩く。
すると職員室に入ったハデスは何やら作業を始めた。
作っているのは円盤状のフラフープの様な物体、しばらくして時計を見たハデスは慌てて職員室から飛び出した。
向かった先は保健室。
「それで息があがってたのね…」
呆れながらも観察を続けていると…
「ありがとう…僕手作りのお菓子貰うのなんて初めてだよ…」
どうやらクッキーを渡したところらしい。
ハデスはヨーグルトを食べ、薬を飲み、クッキーの包みを嬉しそうに見つめている。梓は何となく恥ずかしくなってしまった。
「とりあえず、もう1度学校内を見てこよう」
保健室を出て辺りを見るが、何も変わらない。
しばらくして時計を見上げると、時刻は3時40分。
また朝が近付いてくる。
そう思った梓が校庭に目をやると、今まで見たことがない風景が目に入った。
それは機械的に動く生徒を止めようとしている人物…
「いたー!! …って…麓介ぇ!?」
梓は藤のもとへと走り出した。
.
「!? おはよ…ございます…」
梓が驚きの顔をしているのは…ハデスが昨日とまったく同じ格好をしていたからだ。
「えっと…ハデス先生?」
「いや、昨日間違って学校に来る生徒がいるといけないと思って……5時間ほど頑張ってたら…ね…えと……」
「えっ…昨日って…」
意味がわからずしばし考えていると、いきなりハデスは何かをわめきだした。
「なっ…どうしたんですか!?」
驚く梓をよそに、ハデスは1人で体を反らし保健室へと向かって行った。
「これ…もしかして昨日を繰り返してる?」
ハデスに続いて保健室に入ると梓の考え通り、勝手に反省しているハデスが目に入る。
「やっぱり…とにかく、他にも巻き込まれてる人がいないか探さなきゃ…」
梓は保健室を飛び出し校内を走り回った。
何度も同じ時間を繰り返す中でわかったことは、夕方4時になると朝に戻ってしまうということだった。
「なんなのよ!! もぉ~。はぁ……1度保健室に戻ろう…」
何度目かわからない朝を迎えた梓は疲れた顔で保健室へと向かった。
すると、保健室から回りを気にしながらハデスが出ていく。
「そういえば…ハデス先生何か隠してたよね…よし!! ついてっちゃお」
どうせバレないのだから、と梓は堂々とハデスの隣を歩く。
すると職員室に入ったハデスは何やら作業を始めた。
作っているのは円盤状のフラフープの様な物体、しばらくして時計を見たハデスは慌てて職員室から飛び出した。
向かった先は保健室。
「それで息があがってたのね…」
呆れながらも観察を続けていると…
「ありがとう…僕手作りのお菓子貰うのなんて初めてだよ…」
どうやらクッキーを渡したところらしい。
ハデスはヨーグルトを食べ、薬を飲み、クッキーの包みを嬉しそうに見つめている。梓は何となく恥ずかしくなってしまった。
「とりあえず、もう1度学校内を見てこよう」
保健室を出て辺りを見るが、何も変わらない。
しばらくして時計を見上げると、時刻は3時40分。
また朝が近付いてくる。
そう思った梓が校庭に目をやると、今まで見たことがない風景が目に入った。
それは機械的に動く生徒を止めようとしている人物…
「いたー!! …って…麓介ぇ!?」
梓は藤のもとへと走り出した。
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