第4診:親友=ヒーロー
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本好の体からは黒いモヤが出ている。
【ぐ…!!】
「美っ……ちゃん……!!」
本好の姿は元の姿に戻り困惑した表情で走り去って行く。
「逃げた…美作くんを見て…?」
そこにハデスが追いついた。
「梓さん、アシタバくん大丈夫…!?」
「先生!!」
「さすがに怖かったですよ…」
ハデスの登場に安堵したのか3人は涙目になりながらも先程の本好の様子について話した。
「本好くんが心の中で病魔を拒絶している状態なら僕の力で引きずり出すことができる。
だが…本好くんの心は今"病魔を受け入れてしまっている状態にある"。病魔への依存が強すぎると僕の力だけでは追い出すのは難しいかもしれない」
「そ…そんな…じゃ、僕ずっとこのまま…!?」
不安そうな顔をするアシタバにハデスは本好の"心の闇"がわかればなんとかなると言う。
「そのためには…美作くん、あなたの力が必要になると思う…」
「………」
「み…美作くん………」
黙って話を聞いていた美作は重々しく口を開いた。
「わかった、ついて来てくれ。
オレ…あいつが今いるトコなんとなく、わかるからよ…助けてやってくれよ、本好のこと…」
「勿論」
本好はたぶん屋上にいると言う美作の後を着いて行くと、扉の上にある給水タンクの横に彼はいた。
「見つけたよ。本好くん」
「!! …ど…どうしてここが…」
「オレが教えたんだよ」
聞き覚えのある声に驚いていると梯子から梓、アシタバ、美作が顔を出す。
「本当オメーはヘコむ事あるといつも高けー所に登るよな」
美作は「青ビョータンのくせに」と付け加える。
「美っ…ちやん…」
「一体何がそんなに気に食わねーんだよ!? オレはオメーに何の隠し事もしてねーっつーのに、水くせーぞ!!」
【…戯言を!!!】
またも本好の顔は般若に変わる。
【小僧…其処の糞餓鬼共と何か…"秘密"を共有しているだろう…!? それも…この男 の到底知り得ぬ"何か"…!!
男 はな…!! それが何かわからない。
わからない…
わからないのが……許せない!!
哀しや~~…口惜しや…
最早男に残るのは思い出の残骸のみ】
「本当にそう思ってるのか?」
静かにハデスの声が響いた。
.
【ぐ…!!】
「美っ……ちゃん……!!」
本好の姿は元の姿に戻り困惑した表情で走り去って行く。
「逃げた…美作くんを見て…?」
そこにハデスが追いついた。
「梓さん、アシタバくん大丈夫…!?」
「先生!!」
「さすがに怖かったですよ…」
ハデスの登場に安堵したのか3人は涙目になりながらも先程の本好の様子について話した。
「本好くんが心の中で病魔を拒絶している状態なら僕の力で引きずり出すことができる。
だが…本好くんの心は今"病魔を受け入れてしまっている状態にある"。病魔への依存が強すぎると僕の力だけでは追い出すのは難しいかもしれない」
「そ…そんな…じゃ、僕ずっとこのまま…!?」
不安そうな顔をするアシタバにハデスは本好の"心の闇"がわかればなんとかなると言う。
「そのためには…美作くん、あなたの力が必要になると思う…」
「………」
「み…美作くん………」
黙って話を聞いていた美作は重々しく口を開いた。
「わかった、ついて来てくれ。
オレ…あいつが今いるトコなんとなく、わかるからよ…助けてやってくれよ、本好のこと…」
「勿論」
本好はたぶん屋上にいると言う美作の後を着いて行くと、扉の上にある給水タンクの横に彼はいた。
「見つけたよ。本好くん」
「!! …ど…どうしてここが…」
「オレが教えたんだよ」
聞き覚えのある声に驚いていると梯子から梓、アシタバ、美作が顔を出す。
「本当オメーはヘコむ事あるといつも高けー所に登るよな」
美作は「青ビョータンのくせに」と付け加える。
「美っ…ちやん…」
「一体何がそんなに気に食わねーんだよ!? オレはオメーに何の隠し事もしてねーっつーのに、水くせーぞ!!」
【…戯言を!!!】
またも本好の顔は般若に変わる。
【小僧…其処の糞餓鬼共と何か…"秘密"を共有しているだろう…!? それも…この
わからない…
わからないのが……許せない!!
哀しや~~…口惜しや…
最早男に残るのは思い出の残骸のみ】
「本当にそう思ってるのか?」
静かにハデスの声が響いた。
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