第4診:親友=ヒーロー
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そのまま藤は美作に歩み寄る。
「おい美作! お前、本好にアシタバに絡むのやめろって言ってやれよ!
お前の言うことなら聞くだろ」
「? 誰が? 何の話だよ?」
意味がわからないという顔をしている美作に梓が話かける。
「美作くんの幼なじみの本好くんの話だよ」
「梓…お前知ってんのか?
そういえばアシタバがお前に"保健室に行けば大丈夫"とか言われたって言ってたな…」
「うん…昨日一緒に帰ったからね」
「よく耐えたな……」
梓と藤の会話に美作が割って入った。
「ちょっと待てよ、本好ィ~~?
オメーらなあ、アイツはガキの頃からスゲーいい奴なんだぞ」
「実際にそのいい奴にアシタバがクタクタにされてんだよ」
それはありえないと否定する美作に藤は少し呆れ顔になる。
それでも、と梓が話そうとするが…
「聞けよ!
オレの親友だぞ。イイ奴ってのもそうだけどよー、アイツ昔っからものっスゲー人見知りなんだよ!
その場にオレがいねーと他のヤツとロクに会話すらしねーような奴だ。その本好が誰かにつっかかるなんざ…頭打ったとか、悪いモン食ったとか、悪魔に…」
「…………」
「取り憑かれたとか……」
はっとして梓が教室を見渡すと本好の姿はない。
「しまった!!」
教室を出ていく梓の後ろで、藤が美作に直接聞きに行くよう促すのが聞こえた。
保健室へ向かって走る梓は腕を掴まれ立ち止まる。
「誰っ…ってハデス先生!?」
「そんなに急いでどうしたの?、梓さん」
「ハデス先生っ、何で保健室に居ないんですか!!」
「ええっ!? 事務室に補充用の洗剤が届いたから……って、何かあったのかい?」
尋常ではない梓の様子にハデスは真面目な顔になる。
「アシタバくんが危ないかもしれません…」
「やっぱり…梓さんも気付いていたんだね…保健室へ急ごう!!」
梓はハデスに並んで保健室へと走り出した。
保健室の前まで来ると中から……
「ぎゃああああああああああああああ」
アシタバの悲鳴が聞こえてくる。
「チッ…遅かったか……」
舌打ちをしながら梓は勢いよく扉を開けた。
.
「おい美作! お前、本好にアシタバに絡むのやめろって言ってやれよ!
お前の言うことなら聞くだろ」
「? 誰が? 何の話だよ?」
意味がわからないという顔をしている美作に梓が話かける。
「美作くんの幼なじみの本好くんの話だよ」
「梓…お前知ってんのか?
そういえばアシタバがお前に"保健室に行けば大丈夫"とか言われたって言ってたな…」
「うん…昨日一緒に帰ったからね」
「よく耐えたな……」
梓と藤の会話に美作が割って入った。
「ちょっと待てよ、本好ィ~~?
オメーらなあ、アイツはガキの頃からスゲーいい奴なんだぞ」
「実際にそのいい奴にアシタバがクタクタにされてんだよ」
それはありえないと否定する美作に藤は少し呆れ顔になる。
それでも、と梓が話そうとするが…
「聞けよ!
オレの親友だぞ。イイ奴ってのもそうだけどよー、アイツ昔っからものっスゲー人見知りなんだよ!
その場にオレがいねーと他のヤツとロクに会話すらしねーような奴だ。その本好が誰かにつっかかるなんざ…頭打ったとか、悪いモン食ったとか、悪魔に…」
「…………」
「取り憑かれたとか……」
はっとして梓が教室を見渡すと本好の姿はない。
「しまった!!」
教室を出ていく梓の後ろで、藤が美作に直接聞きに行くよう促すのが聞こえた。
保健室へ向かって走る梓は腕を掴まれ立ち止まる。
「誰っ…ってハデス先生!?」
「そんなに急いでどうしたの?、梓さん」
「ハデス先生っ、何で保健室に居ないんですか!!」
「ええっ!? 事務室に補充用の洗剤が届いたから……って、何かあったのかい?」
尋常ではない梓の様子にハデスは真面目な顔になる。
「アシタバくんが危ないかもしれません…」
「やっぱり…梓さんも気付いていたんだね…保健室へ急ごう!!」
梓はハデスに並んで保健室へと走り出した。
保健室の前まで来ると中から……
「ぎゃああああああああああああああ」
アシタバの悲鳴が聞こえてくる。
「チッ…遅かったか……」
舌打ちをしながら梓は勢いよく扉を開けた。
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