第37診:白熱!町内運動会
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≪あ~~~っと藤くん大当たり!!
タコの入った袋を引き当ててしまいました!! ざまあみろ!
この通り袋の中身はどれも新鮮な海の幸となっております。
提供してくれたのは魚や"魚っ常"さん!! ありがとうございます≫
顔にタコが張り付き息のできない藤はその場に倒れ込み、その光景を見ていた他の選手は皆棄権してしまった。
こうして午前の競技は終了した。
淀橋の悪意ある実況と町内会の因縁、スポンサーの財力により運動会はますますヒートアップしていった。
「次は私行ってくるね」
「何があるかわかんねーから気ーつけろよ」
「はーい」
そう言う美作にのんびり手を振り梓はスタートラインへと向かった。
≪さあそれでは次の種目にうつりたいと思います。午後の部最初の種目は障害物競走です!≫
≪シンプルに身体能力がモノを言う競技ですね!≫
≪まず、あかね町エントリーは鏑木真哉! サル並みの身軽さとゴリラ並みの腕力に期待が高まります≫
「淀橋先輩いいかげんにしてください!」
真哉の叫びが届くはずもなく、淀橋は淡々と言葉を続ける。
≪続いてはみどり町、エントリーは牙狼 梓さん! 秘かに"保健室の天使"とも呼ばれる彼女、身体能力はいまだ未知数ですが、屋上や2階の窓から飛び降りて無傷だったと言う噂もあります!!≫
「私のときとずいぶん違うじゃない」
「と言うか…私"保健室の天使"なんて呼ばれてるの?」
≪さぁーお次は特別エントリー我らがスポンサー殿!! 今こうして運動会が催せるのもこの方のおかげ。皆様、盛大な拍手をお願いします!≫
グラウンドにワーッという歓声と拍手が鳴り響いた。
≪すみれ町エントリーは白昼の深海魚、恐怖の顔面ハデス先生です! こう見えて教員なので街を歩いてても職務質問するのはやめてあげて下さい。
今回ぎっくり腰の教頭先生に代わって緊急エントリーです≫
「「ハデス先生!?」」
「やあ梓さん、鏑木さん。なんだかよくわからないけど頑張ろうね…」
「くっくっく…」
ハデス、梓、真哉にスポンサーが不敵な笑みを浮かべながら近付いてくる。
「面白くなって来たじゃないか」
そう言って被っていた布を剥ぎ取ると、経一とその肩に乗る三途川が現れた。
≪お~~~っと!! なんとここでスポンサー殿のベールの下が白日のもとに晒されるーーーッ!!
皆気になってはいたんですが偉い方だけに突っ込めなかったのです! どうなることやら!!≫
「三途川先生……経一!!?」
「よ~~~し…勝負だ逸人!!」
≪なんとスポンサー殿の正体は小柄な女性と暑苦しい男性の2人組でした!! これはびっくり。勝敗の行方にますます目が離せません!≫
驚きを隠せない梓は三途川達に駆け寄った。
「三途川先生、経一さん…どうしてここに?」
「この私がこんな面白い行事に一枚噛んでないわけがないだろう」
「びっくりしたか梓。お前にも負けないからな!」
鼻息を荒くして経一がそう言った瞬間、ハデスの眉間に一瞬皺が刻まれた事に気付く者はいなかった。
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タコの入った袋を引き当ててしまいました!! ざまあみろ!
この通り袋の中身はどれも新鮮な海の幸となっております。
提供してくれたのは魚や"魚っ常"さん!! ありがとうございます≫
顔にタコが張り付き息のできない藤はその場に倒れ込み、その光景を見ていた他の選手は皆棄権してしまった。
こうして午前の競技は終了した。
淀橋の悪意ある実況と町内会の因縁、スポンサーの財力により運動会はますますヒートアップしていった。
「次は私行ってくるね」
「何があるかわかんねーから気ーつけろよ」
「はーい」
そう言う美作にのんびり手を振り梓はスタートラインへと向かった。
≪さあそれでは次の種目にうつりたいと思います。午後の部最初の種目は障害物競走です!≫
≪シンプルに身体能力がモノを言う競技ですね!≫
≪まず、あかね町エントリーは鏑木真哉! サル並みの身軽さとゴリラ並みの腕力に期待が高まります≫
「淀橋先輩いいかげんにしてください!」
真哉の叫びが届くはずもなく、淀橋は淡々と言葉を続ける。
≪続いてはみどり町、エントリーは牙狼 梓さん! 秘かに"保健室の天使"とも呼ばれる彼女、身体能力はいまだ未知数ですが、屋上や2階の窓から飛び降りて無傷だったと言う噂もあります!!≫
「私のときとずいぶん違うじゃない」
「と言うか…私"保健室の天使"なんて呼ばれてるの?」
≪さぁーお次は特別エントリー我らがスポンサー殿!! 今こうして運動会が催せるのもこの方のおかげ。皆様、盛大な拍手をお願いします!≫
グラウンドにワーッという歓声と拍手が鳴り響いた。
≪すみれ町エントリーは白昼の深海魚、恐怖の顔面ハデス先生です! こう見えて教員なので街を歩いてても職務質問するのはやめてあげて下さい。
今回ぎっくり腰の教頭先生に代わって緊急エントリーです≫
「「ハデス先生!?」」
「やあ梓さん、鏑木さん。なんだかよくわからないけど頑張ろうね…」
「くっくっく…」
ハデス、梓、真哉にスポンサーが不敵な笑みを浮かべながら近付いてくる。
「面白くなって来たじゃないか」
そう言って被っていた布を剥ぎ取ると、経一とその肩に乗る三途川が現れた。
≪お~~~っと!! なんとここでスポンサー殿のベールの下が白日のもとに晒されるーーーッ!!
皆気になってはいたんですが偉い方だけに突っ込めなかったのです! どうなることやら!!≫
「三途川先生……経一!!?」
「よ~~~し…勝負だ逸人!!」
≪なんとスポンサー殿の正体は小柄な女性と暑苦しい男性の2人組でした!! これはびっくり。勝敗の行方にますます目が離せません!≫
驚きを隠せない梓は三途川達に駆け寄った。
「三途川先生、経一さん…どうしてここに?」
「この私がこんな面白い行事に一枚噛んでないわけがないだろう」
「びっくりしたか梓。お前にも負けないからな!」
鼻息を荒くして経一がそう言った瞬間、ハデスの眉間に一瞬皺が刻まれた事に気付く者はいなかった。
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