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第37診:白熱!町内運動会

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名前

「えっ、町内運動会?」


夜、真哉からの電話にはそう訊ねた。


≪そう! 私も昨日聞いたんだけどさ、参加者の集まりが悪いんだって。
おもしろそうだしちゃんも一緒に出てみない?≫

「そういえば御手本くんもそんなこと言ってた気がする…
いいよ。私はみどり町だからシンヤちゃんとは敵になっちゃうけど、お互い頑張ろうね!」

≪うん! ありがとう!!≫





ーーーーー

常伏町内運動会
地域住民の有志の参加を募って開催される運動会である。
本気を出した大人たちが開催するため、従来の運動会より規模が大きく各町内会のプライドを賭けた戦いが毎年繰り広げられている。


「…なに…コレ…?」


ただの町内運動会、そう聞いていたは呆然と立ち尽くしていた。
なぜなら、校庭には普段お祭りでしか見ることのない屋台や、地元のテレビ局まで来ているからだ。


「実は僕もつい昨日知ったばかりなんだ。
どうやら今年は凄いスポンサーがついて莫大な資金がおりたらしい」


御手本の言葉には頬を引きつらせた。


「おーい、!」


名前を呼ばれ振り向くと美作とアシタバがこちらに歩いて来る。


「あ、美作くん、アシタバ君」

「藤のアホは?」

「一応無理矢理連れては来たんだけど…着くなり観客席で寝ちゃった」


が肩を竦めてそう言うと、美作とアシタバは呆れながらも「ご苦労様」と呟いた。


「やあ、君たちが学の友達だね、今日はよろしく頼むよ」


そう言ったのは御手本の父親だった。


「いいか学、すみれ町の妖怪ばばあだけはねじ伏せるのだ。あそこの息子さんには成績でも負けてばかりだからな」

「わかってるよ父さん」

「な、なんか僕たちどうでもいい戦いに巻き込まれてない…?」


アシタバの呟きにと美作は無言で頷いた。
どうやらこの町内運動会は町内会長の因縁の戦いでもあるようだ。

しばらくして新聞部、淀橋と山田のアナウンスにより運動会が開催された。
選手宣誓、ラジオ体操、黙想を済ませ遂に競技が始まろうとしていた。


≪それでは早速競技のほうへうつりたいと思います。
最初の競技は2ℓコーラ早飲み対決です≫

「運動させろ!!!」



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