第3診:アシタバくんの長い一日
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「もう俺どうしたらいいか…!!」
「"病魔"かね?」
「「!?」」
病魔のことも知っているのか、と梓とアシタバは驚きの目を向けた。
「盗人 という病魔に症状が似ています。
ひどい盗癖とそれを助長する人の目をくらます能力がある」
「そうか。やはり君に頼って正解だったな」
2人のやりとりを見つめながら梓はぽつりと呟く。
「病魔のことまで知ってるんだ…私よりも断然慣れた感じだし……この人本当に…先生の…?」
梓とアシタバがそれぞれ考えこんでいる間にハデスは男子生徒にズンっと近づいた。
「さて…安心してね…君の中の悪い虫は僕が根こそぎいただくから…」
「ひっ」と短い悲鳴をあげた後、病魔を抜かれた男子生徒は公園へ移動し何度も頭を下げて帰っていった。
その後ろにあるベンチに座ったまま梓はチラリと三途川に目を向けると…
「ん?」
目が合ってしまった。
横ではアシタバが少し焦っている。
「何か言いたそうな顔だね」
「えっ!? いや、あのそんな…ただ…ちょっとびっくりしたなーと…」
「病魔のこと…ご存知なんですね」
「梓くんもね。まあ、逸人くんと付き合うということはそういうことだ」
「付き…えっ!?」
驚く2人をヨソに三途川はハデスが戻ってくると自分はそろそろ帰ると言い出した。
「おや…もう行かれるんですか?」
「私の用事は以上だよ。邪魔をして悪かったね。
おっと…そうだ、梓くん、アシタバくんちょっと」
三途川はピタリと足を止め、梓とアシタバに耳打ちをした。
「君達の先生は外見こそあんなだがとても心根の優しい子だ。これからも逸人くんをよろしくね」
「「えっ…」」
「それじゃあ、またいずれ」
「「……」」
「何の話…?」
「あっ!? いや別に…」
「変な話じゃないですよ!」
ただ…と言いかけた時ある人物がザァッという音と共に現れた。
「…さ…捜したわ…!! あっちこっち動き回って……置いてくなんてひどいじゃない!!」
「鏑木さん…?」
「「あ…!!」」
梓とアシタバは鏑木のことをすっかり忘れていたのだ…
.
「"病魔"かね?」
「「!?」」
病魔のことも知っているのか、と梓とアシタバは驚きの目を向けた。
「
ひどい盗癖とそれを助長する人の目をくらます能力がある」
「そうか。やはり君に頼って正解だったな」
2人のやりとりを見つめながら梓はぽつりと呟く。
「病魔のことまで知ってるんだ…私よりも断然慣れた感じだし……この人本当に…先生の…?」
梓とアシタバがそれぞれ考えこんでいる間にハデスは男子生徒にズンっと近づいた。
「さて…安心してね…君の中の悪い虫は僕が根こそぎいただくから…」
「ひっ」と短い悲鳴をあげた後、病魔を抜かれた男子生徒は公園へ移動し何度も頭を下げて帰っていった。
その後ろにあるベンチに座ったまま梓はチラリと三途川に目を向けると…
「ん?」
目が合ってしまった。
横ではアシタバが少し焦っている。
「何か言いたそうな顔だね」
「えっ!? いや、あのそんな…ただ…ちょっとびっくりしたなーと…」
「病魔のこと…ご存知なんですね」
「梓くんもね。まあ、逸人くんと付き合うということはそういうことだ」
「付き…えっ!?」
驚く2人をヨソに三途川はハデスが戻ってくると自分はそろそろ帰ると言い出した。
「おや…もう行かれるんですか?」
「私の用事は以上だよ。邪魔をして悪かったね。
おっと…そうだ、梓くん、アシタバくんちょっと」
三途川はピタリと足を止め、梓とアシタバに耳打ちをした。
「君達の先生は外見こそあんなだがとても心根の優しい子だ。これからも逸人くんをよろしくね」
「「えっ…」」
「それじゃあ、またいずれ」
「「……」」
「何の話…?」
「あっ!? いや別に…」
「変な話じゃないですよ!」
ただ…と言いかけた時ある人物がザァッという音と共に現れた。
「…さ…捜したわ…!! あっちこっち動き回って……置いてくなんてひどいじゃない!!」
「鏑木さん…?」
「「あ…!!」」
梓とアシタバは鏑木のことをすっかり忘れていたのだ…
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