第35診:波乱の林間学校
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
常中2年生は今日から林間学校。みんなで山へ来ています。
もちろんハデスも……いつも通りです。
「うん、良し……みんな、この川の水はきれいだよ」
「マジ? それ飲めんの?」
「大げさですって。そんな薬品まで持ってくるから荷物が多くなるんですよ」
「確かに喉がかわいたなぁ」
口々に話す梓達の後ろから聞き覚えのある声が聞こえて振り向くと…
「私にも水を汲んでもらえます? "ハデス先生"?」
「……はい。"三途川さん"……」
なぜか生徒用のジャージに身を包んだ三途川が立っていた。
道中何度か訊ねてはみたが、のらりくらりとかわすだけで結局理由は教えてはもらえず、諦めて小川から少し行った研修施設へ全員が到着すると、1枚のプリントが配られた。
「皆さん、手元にプリントは行き渡りましたか? それではこれよりオリエンテーリングを始めます!」
地図を貼られたボードを前に才崎が説明を始めた。地図には星マークがいくつか描かれている。
「これから皆には二人一組になって山中にあるポイントを回ってもらいます。
各ポイントには担当の先生がいますから……そこで先生に出された課題をクリアして戻ってくるのが目的よ」
そこまで話したところで生徒達がざわつきはじめた。
「ちなみに今日の晩ご飯は班ごとにカレーを作ってもらいますが、そのための食材はこの課題を達成しなければ手に入りません!
みんな具なしのカレーを食べたくなければしっかり頑張るように!」
「え~~っ」と声の上がる中、ペアを決める為のクジ引きが行われた。
「サボったら飯ヌキってことかよ」
「正確には具ヌキだけどね…」
「まじめに頑張んなさい」
「マジメな奴と組めることを祈るしかねーな」
次々とクジが引かれ梓はふと、隣にいた花巻に顔を向ける。
「ミクちゃん何番だった?」
「私は5番……梓ちゃんは?」
「私は12番」
そう言って辺りを見渡せば、いくつかのペアが出来上がっている。
「じゃあ私ペアの子探しに行くね」
「う、うん」
花巻に手を振り歩き出すと藤がこちらに歩み寄ってきた。
「おい梓、お前何番?」
「私は12番」
「何だ…じゃあお前アシタバとだよ」
「そうなんだ。ありがと」
「あっ! おい!!」
.
もちろんハデスも……いつも通りです。
「うん、良し……みんな、この川の水はきれいだよ」
「マジ? それ飲めんの?」
「大げさですって。そんな薬品まで持ってくるから荷物が多くなるんですよ」
「確かに喉がかわいたなぁ」
口々に話す梓達の後ろから聞き覚えのある声が聞こえて振り向くと…
「私にも水を汲んでもらえます? "ハデス先生"?」
「……はい。"三途川さん"……」
なぜか生徒用のジャージに身を包んだ三途川が立っていた。
道中何度か訊ねてはみたが、のらりくらりとかわすだけで結局理由は教えてはもらえず、諦めて小川から少し行った研修施設へ全員が到着すると、1枚のプリントが配られた。
「皆さん、手元にプリントは行き渡りましたか? それではこれよりオリエンテーリングを始めます!」
地図を貼られたボードを前に才崎が説明を始めた。地図には星マークがいくつか描かれている。
「これから皆には二人一組になって山中にあるポイントを回ってもらいます。
各ポイントには担当の先生がいますから……そこで先生に出された課題をクリアして戻ってくるのが目的よ」
そこまで話したところで生徒達がざわつきはじめた。
「ちなみに今日の晩ご飯は班ごとにカレーを作ってもらいますが、そのための食材はこの課題を達成しなければ手に入りません!
みんな具なしのカレーを食べたくなければしっかり頑張るように!」
「え~~っ」と声の上がる中、ペアを決める為のクジ引きが行われた。
「サボったら飯ヌキってことかよ」
「正確には具ヌキだけどね…」
「まじめに頑張んなさい」
「マジメな奴と組めることを祈るしかねーな」
次々とクジが引かれ梓はふと、隣にいた花巻に顔を向ける。
「ミクちゃん何番だった?」
「私は5番……梓ちゃんは?」
「私は12番」
そう言って辺りを見渡せば、いくつかのペアが出来上がっている。
「じゃあ私ペアの子探しに行くね」
「う、うん」
花巻に手を振り歩き出すと藤がこちらに歩み寄ってきた。
「おい梓、お前何番?」
「私は12番」
「何だ…じゃあお前アシタバとだよ」
「そうなんだ。ありがと」
「あっ! おい!!」
.