第34診:目指せ男前!?
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ハデスがそこまで言うと、保健室を出ていってしまった刀哉に首を傾げる真哉に視線が注がれた。
「お前、弟のためにももっと女らしくなってやれよ」
「なっ…なによーー急に!!」
突然の藤の暴言ともとれる発言に真哉は声を荒げた。
「一応料理の方はカレーから洗剤の味がしなくなるくらいにはレベルアップしてるんだからね!!
ねっ! 梓ちゃん!!」
「う…うん」
「やっとスタートラインか……」
「だってシンヤちゃんちょっと目を離すと材料まで洗剤で洗おうとするんだもん…」
少々疲れたように言う梓に同情しつつも呆れずにはいられない美作だった。
ーーーーー
放課後、再び刀哉が放課後にやって来た。
「刀哉くん…どうしたの?」
「いや…ハデス先生に聞きたいことがあって…」
「僕に…?」
不思議そうに自分を指差すハデスに刀哉は頷きながら話を続ける。
「その…先生は"男らしさ"って何だと思いますか……? 今いろんな人に聞いてるんですけど……」
数人の生徒に聞いてはみたものの、"コーヒーをブラックで飲む"や"絶対おかわり"だの果ては"美っちゃん"といったあまりピンとこない答えばかりだったと言う。
「うーん"男らしさ"…? 難しいね……僕は"思いやり"かな……?」
「なんか深い…!」
「そ…そうかな。モヤッとした回答でごめんね…」
「でも…こんなこと聞くってことはやっぱりお昼のこと気にしてるの?」
「!」
その言葉に刀哉はぐっと声を詰まらせる。
少しして小さくため息をつくと、ポツリポツリと話し出した。
「………ねーちゃん…過保護ですよね。俺に対して」
「そうだね。それだけ君が大事なんだよ」
刀哉自身、真哉が自分をどれだけ大切に想っているかは"逃避 "の時でよく判っていた。
「常伏中に来るまではねーちゃん絡みでケンカに巻き込まれたりすることもあったんで………ねーちゃんが過保護になるのも仕方ないとは思うんです」
理解も納得もしている。してはいるが……
「だからって手を繋ぎたがったり、荷物をことごとく持ちたがったり、車道側歩きたがったりするのはなんか違うでしょう!!
幼児か俺は!!!」
声を荒げる刀哉に真哉の家で料理をした時の事を思い出す。
「そういえば危ない手つきで包丁持ちながら刀哉くんには近寄らせなかったっけ…」
「そうですよ! どの口が言うか!! って感じですよね!!」
そこまで言い切り刀哉は"しまった"という顔を見せた。
.
「お前、弟のためにももっと女らしくなってやれよ」
「なっ…なによーー急に!!」
突然の藤の暴言ともとれる発言に真哉は声を荒げた。
「一応料理の方はカレーから洗剤の味がしなくなるくらいにはレベルアップしてるんだからね!!
ねっ! 梓ちゃん!!」
「う…うん」
「やっとスタートラインか……」
「だってシンヤちゃんちょっと目を離すと材料まで洗剤で洗おうとするんだもん…」
少々疲れたように言う梓に同情しつつも呆れずにはいられない美作だった。
ーーーーー
放課後、再び刀哉が放課後にやって来た。
「刀哉くん…どうしたの?」
「いや…ハデス先生に聞きたいことがあって…」
「僕に…?」
不思議そうに自分を指差すハデスに刀哉は頷きながら話を続ける。
「その…先生は"男らしさ"って何だと思いますか……? 今いろんな人に聞いてるんですけど……」
数人の生徒に聞いてはみたものの、"コーヒーをブラックで飲む"や"絶対おかわり"だの果ては"美っちゃん"といったあまりピンとこない答えばかりだったと言う。
「うーん"男らしさ"…? 難しいね……僕は"思いやり"かな……?」
「なんか深い…!」
「そ…そうかな。モヤッとした回答でごめんね…」
「でも…こんなこと聞くってことはやっぱりお昼のこと気にしてるの?」
「!」
その言葉に刀哉はぐっと声を詰まらせる。
少しして小さくため息をつくと、ポツリポツリと話し出した。
「………ねーちゃん…過保護ですよね。俺に対して」
「そうだね。それだけ君が大事なんだよ」
刀哉自身、真哉が自分をどれだけ大切に想っているかは"
「常伏中に来るまではねーちゃん絡みでケンカに巻き込まれたりすることもあったんで………ねーちゃんが過保護になるのも仕方ないとは思うんです」
理解も納得もしている。してはいるが……
「だからって手を繋ぎたがったり、荷物をことごとく持ちたがったり、車道側歩きたがったりするのはなんか違うでしょう!!
幼児か俺は!!!」
声を荒げる刀哉に真哉の家で料理をした時の事を思い出す。
「そういえば危ない手つきで包丁持ちながら刀哉くんには近寄らせなかったっけ…」
「そうですよ! どの口が言うか!! って感じですよね!!」
そこまで言い切り刀哉は"しまった"という顔を見せた。
.