第34診:目指せ男前!?
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ある日の昼休み、早々に弁当を食べ終えた梓達がくつろいでいると保健室の扉が開いた。
「失礼します」
「あっ!」
「ん?」
入ってきたのは刀哉だった。
「珍しーなー、保健室にオレら以外が来んの」
「刀哉、どうしたの?」
「鏑木さんの知り合い?」
尋ねるアシタバに真哉が首を横に降る。
「私の弟だよ」
「「「へーっ」」」
「シンヤに弟なんていたのかよ。あんまり似てねーな」
「……鏑木刀哉です…」
「そういえば、みんなは会ったことなかったんだったね」
3人が物珍しげに見られ困惑する刀哉にハデスが声をかける。
「ちょっと待ってね、今お茶を淹れるから」
「あっ、おかまいなく。俺トイレの紙取りに来ただけなんで」
「? 刀哉くん保健委員じゃないよね?」
「いや…クラスの子が保健室に来れないって言うから…」
「ああ…」
トイレットペーパーをカゴに入れながら頷く梓、その後ろで藤が「しかしよぉ」と口を開いた。
「鏑木の弟っつーともっとゴリラみたいな奴のイメージだけど、意外と大人しそうな感じなのな」
「どういう意味よ!!」
藤の言葉に刀哉の頬がピクッと動いたが、誰も気付かない。
「確かに真逆のイメージではあるよね。鏑木さんはハツラツとしてるけど弟くんはクールな雰囲気だし」
「てんでヒヨワそーなモヤシ小僧じゃねーか。本好といい勝負だぜ」
「な…………!!」
言葉を失う刀哉を庇うように両手を広げた真哉が間に入る。
「ちょっと、やめてよみんな!! 刀哉は男らしくないって思われるのを気にしてるのよ!!」
真哉の言葉に憤慨したのか刀哉は踵を返して歩き出す。
「あれっ? ちょっと! どこ行くのよ刀哉、刀哉ってば~~~!」
「今の…完全に鏑木さんがトドメだったよね……」
「ちょっとからかうつもりが悪いコトしたな……」
若干申し訳なさそうな空気の中、梓は首を傾げた。
「刀哉くんが男らしくないなんて別に思わないけどな…」
「そうだね。ああまで気にする理由があるとしたらやっぱり…」
.
「失礼します」
「あっ!」
「ん?」
入ってきたのは刀哉だった。
「珍しーなー、保健室にオレら以外が来んの」
「刀哉、どうしたの?」
「鏑木さんの知り合い?」
尋ねるアシタバに真哉が首を横に降る。
「私の弟だよ」
「「「へーっ」」」
「シンヤに弟なんていたのかよ。あんまり似てねーな」
「……鏑木刀哉です…」
「そういえば、みんなは会ったことなかったんだったね」
3人が物珍しげに見られ困惑する刀哉にハデスが声をかける。
「ちょっと待ってね、今お茶を淹れるから」
「あっ、おかまいなく。俺トイレの紙取りに来ただけなんで」
「? 刀哉くん保健委員じゃないよね?」
「いや…クラスの子が保健室に来れないって言うから…」
「ああ…」
トイレットペーパーをカゴに入れながら頷く梓、その後ろで藤が「しかしよぉ」と口を開いた。
「鏑木の弟っつーともっとゴリラみたいな奴のイメージだけど、意外と大人しそうな感じなのな」
「どういう意味よ!!」
藤の言葉に刀哉の頬がピクッと動いたが、誰も気付かない。
「確かに真逆のイメージではあるよね。鏑木さんはハツラツとしてるけど弟くんはクールな雰囲気だし」
「てんでヒヨワそーなモヤシ小僧じゃねーか。本好といい勝負だぜ」
「な…………!!」
言葉を失う刀哉を庇うように両手を広げた真哉が間に入る。
「ちょっと、やめてよみんな!! 刀哉は男らしくないって思われるのを気にしてるのよ!!」
真哉の言葉に憤慨したのか刀哉は踵を返して歩き出す。
「あれっ? ちょっと! どこ行くのよ刀哉、刀哉ってば~~~!」
「今の…完全に鏑木さんがトドメだったよね……」
「ちょっとからかうつもりが悪いコトしたな……」
若干申し訳なさそうな空気の中、梓は首を傾げた。
「刀哉くんが男らしくないなんて別に思わないけどな…」
「そうだね。ああまで気にする理由があるとしたらやっぱり…」
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