第33診:一年で一番憂鬱な日
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梓が部屋を出たことに気付いていない真哉は黙々と手を動かし続け、最後の1つに玉止めをした。
「できた!! できたよ、梓ちゃん……って、あれ? 梓ちゃん?」
自分以外誰もいない部屋を見渡すと、扉が開き梓が顔を見せる。
「あっ、終わった? ちょうど良かった。晩ごはんできたから呼びに来たんだ」
「えっ……晩ごはん…?……ああっ!!! わ、忘れてた…」
「作ろうと思ってたのに…」と呟く真哉に刀哉は扉の影で小さくガッツポーズをするのだった。
ーーーーー
「わぁ、いい匂い」
リビングに漂う香りに真哉は思わず声を漏らす。
「それにすっごくおいしい!! 梓ちゃんってホントお料理上手だよね」
「そんな……カレーとサラダだよ」
真哉は目をキラキラさせたかと思うと今度は肩を落とした。
「それに比べて私なんか……ふぐっ!!?」
しょんぼりしながら話す真哉は突然梓に鼻を摘ままれ声をあげた。
「シンヤちゃん、さっきも言ったよね。少しずつやればいいんだよ。一気にやろうとしない!!
カレーなら慣れるまでは材料切ってから調理するの。焦がしちゃうといけないから火を弱めにして……」
ーーーーー
「ホントに良かったのかなぁ…?」
梓は真哉のパジャマを着てベッドに座っていた。
あの後、帰ってきた真哉の母の一声で今夜は泊まっていく事になったのだ。
「いーの! クマだってまだ完成してないし」
「まぁね。あっ、そうだ!!」
「何?」
「提出から返ってきたらクマ、ハテス先生にプレゼントしない?」
その言葉に真哉の顔が青くなる。
「で、でも…」
「喜ぶと思うけどなぁ…ハデス先生」
「そうかな…………喜んで…くれるかな!?」
「絶対ね」
そう言うと真哉は嬉しそうに頬を染めてクッションに顔を埋めた。
.
「できた!! できたよ、梓ちゃん……って、あれ? 梓ちゃん?」
自分以外誰もいない部屋を見渡すと、扉が開き梓が顔を見せる。
「あっ、終わった? ちょうど良かった。晩ごはんできたから呼びに来たんだ」
「えっ……晩ごはん…?……ああっ!!! わ、忘れてた…」
「作ろうと思ってたのに…」と呟く真哉に刀哉は扉の影で小さくガッツポーズをするのだった。
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「わぁ、いい匂い」
リビングに漂う香りに真哉は思わず声を漏らす。
「それにすっごくおいしい!! 梓ちゃんってホントお料理上手だよね」
「そんな……カレーとサラダだよ」
真哉は目をキラキラさせたかと思うと今度は肩を落とした。
「それに比べて私なんか……ふぐっ!!?」
しょんぼりしながら話す真哉は突然梓に鼻を摘ままれ声をあげた。
「シンヤちゃん、さっきも言ったよね。少しずつやればいいんだよ。一気にやろうとしない!!
カレーなら慣れるまでは材料切ってから調理するの。焦がしちゃうといけないから火を弱めにして……」
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「ホントに良かったのかなぁ…?」
梓は真哉のパジャマを着てベッドに座っていた。
あの後、帰ってきた真哉の母の一声で今夜は泊まっていく事になったのだ。
「いーの! クマだってまだ完成してないし」
「まぁね。あっ、そうだ!!」
「何?」
「提出から返ってきたらクマ、ハテス先生にプレゼントしない?」
その言葉に真哉の顔が青くなる。
「で、でも…」
「喜ぶと思うけどなぁ…ハデス先生」
「そうかな…………喜んで…くれるかな!?」
「絶対ね」
そう言うと真哉は嬉しそうに頬を染めてクッションに顔を埋めた。
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