第32診:ハデス先生の冒険?
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夜も遅いと言うことで、アシタバは頼子としおり、藤は花巻、美作は真哉と帰る事になった。
「お前は1人で大丈夫かよ…」
「大丈夫!獄狼 がいるし、ちょっと寄る所があるから…」
そう言って梓は家とは違う方向へ歩き出す。
皆が見えなくなったところで獄狼 が姿を現した。
【どこに行く気だ?】
「マンドレークに行ってみようと思って…」
【あの花屋か……】
そこは獄狼 もよく知る場所だった。念の為、ハデスが困っていないか確認しに行くのだろう。
杞憂で終われば良いが……そう思いながら獄狼 は黙って梓の隣を歩いた。
ーーーーー
たどり着いたマンドレーク生花店からは店員の困ったような声が聞こえてきた。
「どうしましょう……これ…」
「あの……こんばんわ…」
「あら! 牙狼さんいらっしゃいませ」
おずおずと声をかけると、店員は直ぐさま笑顔を見せた。
「どうしたんですか、こんな時間に…?」
「あの、今日もしかして三途川かハデスって人から何か連絡ありませんでしたか?」
「!? じゃあ牙狼さんだったのね! よかった~」
「はいコレ!!」と言って手渡されたのは大きなバラの花束。
「こ…これって…?」
「三途川さんから注文のあった品ですよ。
いつまでも取りに来ないんで破棄になるかと思いました」
「えっと……料金は?」
「お代は頂いてますが?」
「そ、そうでしたね! ありがとうございます」
「ありがとうございました~…?」
話が微妙に噛み合わない事に疑問を持った店員が首を傾げ、梓はそれをごまかすように頭を下げて店を出た。
歩きながら花束をよく見ると、メッセージカードが目に入った。
【何だ、それ…】
「えーっと……HAPPY…BIRTHDAY! 才崎……先生!!?」
【才崎って確か梓の担任じゃないか?】
「まさかこれって…みのり先生へのプレゼント!? ちょっ、早く持っていってあげなきゃ!獄狼 ! 場所分かる?」
焦ったように尋ねると獄狼 は空に向かって鼻をヒクつかせた。
【学校…だな】
「急ごう、切離 …」
身体能力が飛躍的にアップする切離 で梓は地面を蹴った。
.
「お前は1人で大丈夫かよ…」
「大丈夫!
そう言って梓は家とは違う方向へ歩き出す。
皆が見えなくなったところで
【どこに行く気だ?】
「マンドレークに行ってみようと思って…」
【あの花屋か……】
そこは
杞憂で終われば良いが……そう思いながら
ーーーーー
たどり着いたマンドレーク生花店からは店員の困ったような声が聞こえてきた。
「どうしましょう……これ…」
「あの……こんばんわ…」
「あら! 牙狼さんいらっしゃいませ」
おずおずと声をかけると、店員は直ぐさま笑顔を見せた。
「どうしたんですか、こんな時間に…?」
「あの、今日もしかして三途川かハデスって人から何か連絡ありませんでしたか?」
「!? じゃあ牙狼さんだったのね! よかった~」
「はいコレ!!」と言って手渡されたのは大きなバラの花束。
「こ…これって…?」
「三途川さんから注文のあった品ですよ。
いつまでも取りに来ないんで破棄になるかと思いました」
「えっと……料金は?」
「お代は頂いてますが?」
「そ、そうでしたね! ありがとうございます」
「ありがとうございました~…?」
話が微妙に噛み合わない事に疑問を持った店員が首を傾げ、梓はそれをごまかすように頭を下げて店を出た。
歩きながら花束をよく見ると、メッセージカードが目に入った。
【何だ、それ…】
「えーっと……HAPPY…BIRTHDAY! 才崎……先生!!?」
【才崎って確か梓の担任じゃないか?】
「まさかこれって…みのり先生へのプレゼント!? ちょっ、早く持っていってあげなきゃ!
焦ったように尋ねると
【学校…だな】
「急ごう、
身体能力が飛躍的にアップする
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