第31診:poolside wars
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「さあ!みんな準備運動はきちんとできましたか? それではゆっくり足からプールにつかりましょう」
水着に着替え、準備運動を済ませた梓達はプールサイドに集まっていた。
順番にプールに入るために並んでいると、目の前にいた人物が水しぶきを上げて姿を消した。
「…って言ったそばから誰ですか!!? 先生の話聞いてた!?」
プールに落ちたのは足を滑らせた花巻だった。
泳げないのか、足のつく事も忘れ溺れている。
「ミクちゃん大丈夫?」
「う~~。あ、ありがとう…」
引っ張り上げた花巻に心配そうに尋ねると、むせ返りながらも頷いた。
「まあ、男子もいないことだし…落ち着いてゆっくりやろ?」
「う…うん」
恥ずかしさからうずくまっていた花巻を立たせると、頭上に"バチッ"と大きな音と共に閃光が走った。
見れば、黒焦げになったツバメだったものがフラフラと飛んでいく。
「み、みのり先生…今のって…!?」
「ああ…プールの授業中は侵入者対策としてフェンスの上に電撃が走るようになっています。
のぼって遊んだりしないようにね」
その言葉に数人の生徒がフェンスから離れた。
「ああああああ」
今度はバリバリという音と共に何やら悲鳴が響き渡る。
「せ、先生!! 悲鳴が…」
「早速侵入者のようね…放っといて授業を始めますよ。
いやらしいことを考えている人に同情の余地はありません!」
皆、冷や汗を流しながらの授業スタートとなったが、プールに入ってしまえばそんな事も忘れ笑顔があふれた。
「はーい。それでは皆プールの縁につかまって平泳ぎの練習です」
才崎の呼びかけで梓もプールの縁へと移動する。
「ほら、花巻さん頑張って。先生が腰を支えておいてあげますからね」
「こ…こうですか……?」
梓の隣では先程溺れかけた花巻が才崎に支えられながら身体を浮かせている。
すると、どこからかパラパラという音が聞こえてきた。
「何、この音…?」
上を見上げると、空には袋をぶら下げたラジコンが飛んでいる。
カメラでも付いているのでは…と騒ぎ出す女子の中で真哉は塩素玉を拾い上げる。
「気持ち悪いなあ…追い払った方がいいよね?」
「いっそブッ壊してやんなよ!」
真哉は握り締めた塩素玉を空高く投げつけた。
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水着に着替え、準備運動を済ませた梓達はプールサイドに集まっていた。
順番にプールに入るために並んでいると、目の前にいた人物が水しぶきを上げて姿を消した。
「…って言ったそばから誰ですか!!? 先生の話聞いてた!?」
プールに落ちたのは足を滑らせた花巻だった。
泳げないのか、足のつく事も忘れ溺れている。
「ミクちゃん大丈夫?」
「う~~。あ、ありがとう…」
引っ張り上げた花巻に心配そうに尋ねると、むせ返りながらも頷いた。
「まあ、男子もいないことだし…落ち着いてゆっくりやろ?」
「う…うん」
恥ずかしさからうずくまっていた花巻を立たせると、頭上に"バチッ"と大きな音と共に閃光が走った。
見れば、黒焦げになったツバメだったものがフラフラと飛んでいく。
「み、みのり先生…今のって…!?」
「ああ…プールの授業中は侵入者対策としてフェンスの上に電撃が走るようになっています。
のぼって遊んだりしないようにね」
その言葉に数人の生徒がフェンスから離れた。
「ああああああ」
今度はバリバリという音と共に何やら悲鳴が響き渡る。
「せ、先生!! 悲鳴が…」
「早速侵入者のようね…放っといて授業を始めますよ。
いやらしいことを考えている人に同情の余地はありません!」
皆、冷や汗を流しながらの授業スタートとなったが、プールに入ってしまえばそんな事も忘れ笑顔があふれた。
「はーい。それでは皆プールの縁につかまって平泳ぎの練習です」
才崎の呼びかけで梓もプールの縁へと移動する。
「ほら、花巻さん頑張って。先生が腰を支えておいてあげますからね」
「こ…こうですか……?」
梓の隣では先程溺れかけた花巻が才崎に支えられながら身体を浮かせている。
すると、どこからかパラパラという音が聞こえてきた。
「何、この音…?」
上を見上げると、空には袋をぶら下げたラジコンが飛んでいる。
カメラでも付いているのでは…と騒ぎ出す女子の中で真哉は塩素玉を拾い上げる。
「気持ち悪いなあ…追い払った方がいいよね?」
「いっそブッ壊してやんなよ!」
真哉は握り締めた塩素玉を空高く投げつけた。
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