第30診:後ろ向き妄想少女
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数分後、校門まで出てきたハデス達に"奴"が駆け寄ってきた。
「はじめまして!! ミスターポジティブ、安田貢広です!!」
そう、ハデスの呼ぶ特別講師とはA組トラブルメーカー安田だった。
「あ…ど、どうも…お噂はかねがね…」
「人と話すときは目を見てね、安田…くん!」
「イ゙ッ」
梓は顔を隠しながら話す日暮の太ももを凝視する安田の顎を掴み、強く持ち上げる。
その為、安田の首がゴキッと音をたてたが特に気にする者はいなかった。
「安田なんか連れてきてどーなるってんだよ」
「あたしが聞きたい…」
美作に続き蜂谷も不審そうな顔をしている。
「安田のせいで日暮のやつ男性不振になったりしないだろうな…
つーかあんたら何でいんのよ。冷やかしならはっ倒すぞ」
「いいだろ別に。友達の友達は友達だ!」
美作節とも言える答えに蜂谷は渋々納得し、歩きはじめる。
しばらくしてT路地に差し掛かった。
「……! あっ…曲がり角…あの奥、何かいるかも…
あっ、だめ。気にしだしたらそんな予感でいっぱいになってきたわ…
その曲がり角からナイフを持った男が飛び出してきて私は串刺しに…」
妄想を語りだす日暮に真哉と蜂谷は"出た…"と顔をしかめた。
「ふふ…そうかな…? 安田くん、確認して来てあげてくれる?」
「えっ? ここで俺? いいすけど…」
安田は状況が判らないまま柏手を打つ。
「よォし…裸のお姉ちゃん!来い!!」
「「来るかァ」」
安田の発言に美作と蜂谷が声を荒げた。
「なぜだ!? 俺は曲がり角を曲がる時、この祈りを欠かしたことはないぞ」
「高望みしすぎだろ! せめてパンチラとかを望めよ」
「そういう問題じゃねーよアホ男子共。死ね」
3人のやり取りを見ながら藤が不安そうに呟いた。
「おい、女子と一緒にして大丈夫なのか? 歩くセクハラだぞ、あいつ…」
「で…でも、ハデス先生には何か考えがあるみたいだし…」
ハデスの意図が読めない真哉も顔を引き攣らせている。
結局、曲がり角の先には何もなく安田は舌打ちをした。
「チッ、なんもいねーや」
「いてたまるか!」
「……あ…」
その光景を日暮はキョトンと見つめている。
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「はじめまして!! ミスターポジティブ、安田貢広です!!」
そう、ハデスの呼ぶ特別講師とはA組トラブルメーカー安田だった。
「あ…ど、どうも…お噂はかねがね…」
「人と話すときは目を見てね、安田…くん!」
「イ゙ッ」
梓は顔を隠しながら話す日暮の太ももを凝視する安田の顎を掴み、強く持ち上げる。
その為、安田の首がゴキッと音をたてたが特に気にする者はいなかった。
「安田なんか連れてきてどーなるってんだよ」
「あたしが聞きたい…」
美作に続き蜂谷も不審そうな顔をしている。
「安田のせいで日暮のやつ男性不振になったりしないだろうな…
つーかあんたら何でいんのよ。冷やかしならはっ倒すぞ」
「いいだろ別に。友達の友達は友達だ!」
美作節とも言える答えに蜂谷は渋々納得し、歩きはじめる。
しばらくしてT路地に差し掛かった。
「……! あっ…曲がり角…あの奥、何かいるかも…
あっ、だめ。気にしだしたらそんな予感でいっぱいになってきたわ…
その曲がり角からナイフを持った男が飛び出してきて私は串刺しに…」
妄想を語りだす日暮に真哉と蜂谷は"出た…"と顔をしかめた。
「ふふ…そうかな…? 安田くん、確認して来てあげてくれる?」
「えっ? ここで俺? いいすけど…」
安田は状況が判らないまま柏手を打つ。
「よォし…裸のお姉ちゃん!来い!!」
「「来るかァ」」
安田の発言に美作と蜂谷が声を荒げた。
「なぜだ!? 俺は曲がり角を曲がる時、この祈りを欠かしたことはないぞ」
「高望みしすぎだろ! せめてパンチラとかを望めよ」
「そういう問題じゃねーよアホ男子共。死ね」
3人のやり取りを見ながら藤が不安そうに呟いた。
「おい、女子と一緒にして大丈夫なのか? 歩くセクハラだぞ、あいつ…」
「で…でも、ハデス先生には何か考えがあるみたいだし…」
ハデスの意図が読めない真哉も顔を引き攣らせている。
結局、曲がり角の先には何もなく安田は舌打ちをした。
「チッ、なんもいねーや」
「いてたまるか!」
「……あ…」
その光景を日暮はキョトンと見つめている。
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