第2診:鉄腕少女の憂鬱
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驚きで固まっている藤にアシタバが話しかける。
「……大丈夫だよ藤くん、僕…聞いたんだ。先生の身体のひび割れが拡がるのは…
"エサ"を感知した時のサイン…! それが出たらもう…先生自身にも…」
ー止められないって…ー
【ば…ば…かな、ヒトごときにこんな…!! 力が…あっああっ…
ああああああああいやぁあああああ!!!
あ…】
ゴクン
「咀嚼完了…」
「よっしゃーー!!! ざまーみやがれ!!」
「よかったぁ」
「……何モンだよ………あいつ…」
目を見開いたままの藤を通り抜け梓は鏑木を抱き上げた。
「じゃあ鏑木さんを保健室に運びましょう」
スタスタ歩いて保健室へ向かう梓をハデスは慌てて引き止める。
「ま、待って梓さん!! 君は次の授業が…」
「ろくすけぇ…私腹痛だからね~」
「はあ? ………わかったよ。オラ教室戻んぞ」
藤は教室へアシタバと美作を連れて行く。
「ダ…ダメだよ、ちゃんと戻らないと」
焦りながら説得してくるハデスに梓は頬をぷぅっと膨らませる。
「ハデス先生…僕たちなら鏑木さんを助けられる。って言ってたのウソですか?
私今回なんにもしてません。看病ぐらいさせて下さい」
「……仕方がないね。じゃあせめて鏑木さんを運ばせてくれないかい?」
「はい…」
保健室のベッドに鏑木を寝かせ2人は向かい合うようにイスに座った。
「そういえば梓さん、君は僕のこと平気なの?」
「平気…とは?」
「いや…自分で言うのもなんだけど、こんな顔だから怖くないのかな…って」
「怖くなんかないですよ! 私わかるんです、先生は優しい人だって」
「う…うぅ…ありがとう…」
「あぁ!? 泣かないでくださいよ~」
ボロボロと涙を流すハデスに梓がハンカチを押し付けたのは言うまでもない。
この時の会話の違和感を2人は気のせいだと思い、あえて口に出さなかった。
このやりとりを私(僕)は知っている気がする…
という違和感。
.
「……大丈夫だよ藤くん、僕…聞いたんだ。先生の身体のひび割れが拡がるのは…
"エサ"を感知した時のサイン…! それが出たらもう…先生自身にも…」
ー止められないって…ー
【ば…ば…かな、ヒトごときにこんな…!! 力が…あっああっ…
ああああああああいやぁあああああ!!!
あ…】
ゴクン
「咀嚼完了…」
「よっしゃーー!!! ざまーみやがれ!!」
「よかったぁ」
「……何モンだよ………あいつ…」
目を見開いたままの藤を通り抜け梓は鏑木を抱き上げた。
「じゃあ鏑木さんを保健室に運びましょう」
スタスタ歩いて保健室へ向かう梓をハデスは慌てて引き止める。
「ま、待って梓さん!! 君は次の授業が…」
「ろくすけぇ…私腹痛だからね~」
「はあ? ………わかったよ。オラ教室戻んぞ」
藤は教室へアシタバと美作を連れて行く。
「ダ…ダメだよ、ちゃんと戻らないと」
焦りながら説得してくるハデスに梓は頬をぷぅっと膨らませる。
「ハデス先生…僕たちなら鏑木さんを助けられる。って言ってたのウソですか?
私今回なんにもしてません。看病ぐらいさせて下さい」
「……仕方がないね。じゃあせめて鏑木さんを運ばせてくれないかい?」
「はい…」
保健室のベッドに鏑木を寝かせ2人は向かい合うようにイスに座った。
「そういえば梓さん、君は僕のこと平気なの?」
「平気…とは?」
「いや…自分で言うのもなんだけど、こんな顔だから怖くないのかな…って」
「怖くなんかないですよ! 私わかるんです、先生は優しい人だって」
「う…うぅ…ありがとう…」
「あぁ!? 泣かないでくださいよ~」
ボロボロと涙を流すハデスに梓がハンカチを押し付けたのは言うまでもない。
この時の会話の違和感を2人は気のせいだと思い、あえて口に出さなかった。
このやりとりを私(僕)は知っている気がする…
という違和感。
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