第26診:ウワサの仮面占い師
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
不思議に思い振り返ると、そこには見知らぬ少年が立っている。
「おおっ!!? なんだこのガキ」
「気配なくつっ立ってんなよ! ビックリすんだろーーが!!」
どうやら経一はこの少年を梓達の連れと勘違いしたようだった。
キャラメルを1つ渡すと少年は無表情のまま受け取り、それをポケットに仕舞う。
「なんだぁ? ブアイソなガキだな」
「あっ、ねえねえほら! あそこよ! 占いのお店! ……あれ?」
地下への入口である階段の前で何人かの人がザワついているのを見て、梓の顔に緊張が走る。
「あの…どうしたんですか?」
「ああ…何か店主さんいないみたいなんだよ」
「せっかく噂聞いて来たのにねー」
残念そうに帰っていく人達を見ながら藤が口を開いた。
「俺も帰っていい?」
「え~~~」
「オカシイな。休業日ってワケでもなさそーだし。ちょっと中入って待ってみねーか?」
言うが早いか、美作は階段を降りはじめ、それに梓達も続いていく。
「まー占い師といえど人間だからな。急に長いクソしたくなったのかもしれねーぞ」
「人気でトイレに行く暇なくて便秘になったのかもしれないよね」
「とか言って下痢だったらどうする?」
「トイレ系は決定なの?」
「汚い話やめてよも~~」
そんな会話に入る事なく、梓は無言のまま部屋へと足を踏み入れた。
いくつものお面のかけられた部屋に藤はゲッと声を漏らす。
「シュミ悪りー部屋」
「こういうの一体どこで買ってくるんだろうね~~」
「ネット通販だろ。見ろよメイドインジャパン」
勝手にかけられたお面を手に取る藤をアシタバが慌てて止めている時、入口付近に立っていた梓の背後に人の気配が近付いた。
「っ!? しまっ………」
首筋に鈍い痛みを感じ、梓は意識を手放した。
ーーーーー
あれからどれだけの時間が経っただろうか。
梓が意識を取り戻し、薄目を開けて辺りを見渡すとそこは見たこともない部屋だった。
「随分目立つ"輸送"をしてくれたようだな………操、お前は本当に頭の悪い子だね。
お父さんを悲しませて楽しいかい?」
突如聞こえた声に梓は慌てて目を閉じた。
.
「おおっ!!? なんだこのガキ」
「気配なくつっ立ってんなよ! ビックリすんだろーーが!!」
どうやら経一はこの少年を梓達の連れと勘違いしたようだった。
キャラメルを1つ渡すと少年は無表情のまま受け取り、それをポケットに仕舞う。
「なんだぁ? ブアイソなガキだな」
「あっ、ねえねえほら! あそこよ! 占いのお店! ……あれ?」
地下への入口である階段の前で何人かの人がザワついているのを見て、梓の顔に緊張が走る。
「あの…どうしたんですか?」
「ああ…何か店主さんいないみたいなんだよ」
「せっかく噂聞いて来たのにねー」
残念そうに帰っていく人達を見ながら藤が口を開いた。
「俺も帰っていい?」
「え~~~」
「オカシイな。休業日ってワケでもなさそーだし。ちょっと中入って待ってみねーか?」
言うが早いか、美作は階段を降りはじめ、それに梓達も続いていく。
「まー占い師といえど人間だからな。急に長いクソしたくなったのかもしれねーぞ」
「人気でトイレに行く暇なくて便秘になったのかもしれないよね」
「とか言って下痢だったらどうする?」
「トイレ系は決定なの?」
「汚い話やめてよも~~」
そんな会話に入る事なく、梓は無言のまま部屋へと足を踏み入れた。
いくつものお面のかけられた部屋に藤はゲッと声を漏らす。
「シュミ悪りー部屋」
「こういうの一体どこで買ってくるんだろうね~~」
「ネット通販だろ。見ろよメイドインジャパン」
勝手にかけられたお面を手に取る藤をアシタバが慌てて止めている時、入口付近に立っていた梓の背後に人の気配が近付いた。
「っ!? しまっ………」
首筋に鈍い痛みを感じ、梓は意識を手放した。
ーーーーー
あれからどれだけの時間が経っただろうか。
梓が意識を取り戻し、薄目を開けて辺りを見渡すとそこは見たこともない部屋だった。
「随分目立つ"輸送"をしてくれたようだな………操、お前は本当に頭の悪い子だね。
お父さんを悲しませて楽しいかい?」
突如聞こえた声に梓は慌てて目を閉じた。
.