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第2診:鉄腕少女の憂鬱

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「良い心境の変化なんじゃないの?」

「そうなんだけど…そういう私の意識とはうらはらに不良、酔っ払い、まじめそうなサラリーマンに教師まで……
なぜか私を見るとキレて襲いかかってくるの」


逃げられなかったり、言っても聞き入れられない時には、腹に打撃をあたえ気絶させているという。
さらにそれが原因で変なウワサが広まっているとも。


「こっちの学校では女らしいキャラでやっていきたかったけど…やっぱり…」

「…その症状、頻繁に起こるようになったのはいつから?」

「え? 確か…半年くらい前だったと…」

「そう…やっぱり」

「長い…ね」

「……? "長い"?あの…一体何の話ですか?」


に目配せをし、困惑する鏑木にハデスは微笑みかける。


「もう何も心配することはないよ。僕達なら君を助けられる」

「助…えっ!?」


顔を真っ赤にする鏑木を見ながらはやはり巻き込まれるのか…とこっそりタメ息を吐いた。


「心配してくれてありがとうございます。でも私なら大丈夫ですよ!
先生みたいな男の人や牙狼さんみたいな人もいるってわかって安心しましたし…話も…聞いてくれてありがとうございました」


立ち去る鏑木を無言で見送るとは後ろを振り向いた。


「盗み聞きは感心しないよ…」

「やっぱバレてたか」

「せ…先生、牙狼さん! あの…」

「おや…ふふ…聞いてたか…」


今までの話を聞いていたであろうアシタバ、藤、美作が物陰から現れた。


「間違いないね…彼女、病魔に罹っている。それも潜伏期間がとても長い」

「! や…やっぱり……」

「あまりいい状況とは言えない。急いだ方がいいだろうね…」


その言葉を聞いて美作は藤の背中を押しながら走り出した。


「よーするに鏑木ちゃんがピンチってことだな!! よっしゃ行くぞ藤!」

「はあ!? なんで俺まで…」

「あたり前だボケ!!」

「あっ、ちょ…ちょっと待ってよ2人とも!」


アシタバも2人の後を追って走り出す。


「僕たちも急ごう。気配が強くなってきた……」

「…はいっ!」


ハデスとは病魔の気配を追いつつ3人の後を追いかけた。



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