第24診:炎の球技大会
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珍しく疲れた様子の藤にハデスが声をかけた。
「今日は頑張ったねぇ、藤くん」
「っせーよ、不本意だっつの。けどまぁ本気でやんなきゃ悪いだろ…」
「麓介……ちょっと見直したわよ!」
「…フ……完敗だわ…」
梓が息を整えていると、蝶間林から悔しそうな声が漏れた。
すると、蝶間林の目の前に真哉の手が差し延べられる。
「ありがとう、こんな気持ちのいい試合初めてよ。またやりましょう!!」
「鏑木…」
「ナイスファイト蝶間林!!」
「ナイスファイト鏑木!!」
「おっと、目に汗が入っちまったぜ……」
軽部と鳶岡が2人に拍手を送り、美作は鼻を啜っている。
「スポコン病は伝染するものなのかな……」
「知るか…」
梓と藤が呆れた顔で見ていると、ハデスが黒い液体の入ったコップを差し出した。
「2人の友情に…乾杯!」
「また黒酢かよ!!」
「ハデス先生……さては試合中にそれ仕込んでましたね…」
「私にもいただけますかしら?」
「勿論、喜んで……」
かけられた声に喜々としてハデスが振り向くと、そこには険しい顔の才崎が立っていた。
「姿が見えないのでおかしいと思ったら…やっぱりまた妙なもの持ち込んで!!」
「ち…違います、誤解です……! その…黒酢は美容にも効果的で、才崎先生にもおすすめ……」
「お…大きなお世話ですっ!!」
アシタバの心配通り、その後ハデスはしばらく才崎に怒られ続けた。
ーーーーー
放課後、保健室には少ししょんぼりした様子のハデスの姿があった。
「黒酢………良いと思ったんだけどなあ」
お茶ばかりではいけないと、頭を捻って用意した黒酢はあまり人気がなかった為、ハデスは残念そうに呟いた。
「まあ…そのままじゃあ飲みにくいですもんね」
「そのまま……?」
「はい、ほら今は果物酢っていうのがあってそれを炭酸水で割ったらもっと飲みやすいんじゃないかと」
そう言いながら梓は携帯を取り出し"果物酢"で検索した画像をハデスに見せる。
「ほら、これなら飲みやすそうですよ」
「本当だね。これなら皆に喜んで貰えるかも……」
嬉しそうなハデスの顔を見て、自家製果実酢を作ってみようかな……と思ってしまう梓だった。
To be continued...
「今日は頑張ったねぇ、藤くん」
「っせーよ、不本意だっつの。けどまぁ本気でやんなきゃ悪いだろ…」
「麓介……ちょっと見直したわよ!」
「…フ……完敗だわ…」
梓が息を整えていると、蝶間林から悔しそうな声が漏れた。
すると、蝶間林の目の前に真哉の手が差し延べられる。
「ありがとう、こんな気持ちのいい試合初めてよ。またやりましょう!!」
「鏑木…」
「ナイスファイト蝶間林!!」
「ナイスファイト鏑木!!」
「おっと、目に汗が入っちまったぜ……」
軽部と鳶岡が2人に拍手を送り、美作は鼻を啜っている。
「スポコン病は伝染するものなのかな……」
「知るか…」
梓と藤が呆れた顔で見ていると、ハデスが黒い液体の入ったコップを差し出した。
「2人の友情に…乾杯!」
「また黒酢かよ!!」
「ハデス先生……さては試合中にそれ仕込んでましたね…」
「私にもいただけますかしら?」
「勿論、喜んで……」
かけられた声に喜々としてハデスが振り向くと、そこには険しい顔の才崎が立っていた。
「姿が見えないのでおかしいと思ったら…やっぱりまた妙なもの持ち込んで!!」
「ち…違います、誤解です……! その…黒酢は美容にも効果的で、才崎先生にもおすすめ……」
「お…大きなお世話ですっ!!」
アシタバの心配通り、その後ハデスはしばらく才崎に怒られ続けた。
ーーーーー
放課後、保健室には少ししょんぼりした様子のハデスの姿があった。
「黒酢………良いと思ったんだけどなあ」
お茶ばかりではいけないと、頭を捻って用意した黒酢はあまり人気がなかった為、ハデスは残念そうに呟いた。
「まあ…そのままじゃあ飲みにくいですもんね」
「そのまま……?」
「はい、ほら今は果物酢っていうのがあってそれを炭酸水で割ったらもっと飲みやすいんじゃないかと」
そう言いながら梓は携帯を取り出し"果物酢"で検索した画像をハデスに見せる。
「ほら、これなら飲みやすそうですよ」
「本当だね。これなら皆に喜んで貰えるかも……」
嬉しそうなハデスの顔を見て、自家製果実酢を作ってみようかな……と思ってしまう梓だった。
To be continued...