第2診:鉄腕少女の憂鬱
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バキャ
当たるかと思われた柿は鏑木の拳によって粉々に粉砕された。
「ほら見ろ」
「………くっ…」
しまった。という顔をして鏑木は保健室から走り去ってしまった。
「か…かわいそう…だけど…」
「あの子…………梓さん気付いたかな?」
「じゃあやっぱり……」
梓の感じた胸騒ぎは確信へと変わり、小声で話す2人に疑問の眼差しを向けるアシタバ。
その後4人は教室へ戻るために保健室を後にした。
廊下を歩いていると先程の鏑木が男性教師に掴まれどこかに連れて行かれるのが見える。
「ちょっ…なんかヤバくない?」
4人は駆け出した。
「待ちやがれ、この変態クソ教師!!」
「ちょっと待て!! 単細胞デブ」
今にも殴り掛かる勢いの美作を藤が引き止めているうちに梓は近くにいた女子生徒に訳を尋ねる。
「ねえ…鏑木さん…何かしたの?」
「何もしてないよ!! ウチらフツーに喋ってただけだし」
「あの…現国の伊藤先生ふだんもっと優しくて面白い先生なんだよ。
なのに…急に人が変わったみたい…」
「……!?」
その言葉を聞いて梓は走り出した。
校舎裏からドサッという音が聞こえ覗いてみると、辺りを見回す鏑木と気絶した伊藤の姿が見える。
「鏑木…さん?」
「!? さっき保健室にいた……み…見た?」
「バッチリ…」
青ざめる鏑木になんと声をかけるか悩んでいると後ろに人の気配が………
鏑木と同時に振り向くとすぐ後ろにハデスが立っていた。
「「キャーーーー!!?」」
「おや…?今声をかけようと思ったのに…2人とも勘がいいね…」
「あ…は…ハデス先生…!?」
「……」
鏑木は目を見開き固まっている。
「!! ま…まさかハデス先生もさっきの見て………」
ハデスは口に人差し指をあて少し歩いて2人に座るよう促した。
鏑木はポツリと話し出す。
「……わ…私…あの…どうも…そのなんていうか"目をつけられやすい性質"……みたいなんですよね。
それも…男の人にばっかり…」
幼い頃より空手を習い、男子相手に取っ組み合いのケンカをすることもあったらしい。
が、中学からは女の子らしくなりたいと思うようになったという。
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当たるかと思われた柿は鏑木の拳によって粉々に粉砕された。
「ほら見ろ」
「………くっ…」
しまった。という顔をして鏑木は保健室から走り去ってしまった。
「か…かわいそう…だけど…」
「あの子…………梓さん気付いたかな?」
「じゃあやっぱり……」
梓の感じた胸騒ぎは確信へと変わり、小声で話す2人に疑問の眼差しを向けるアシタバ。
その後4人は教室へ戻るために保健室を後にした。
廊下を歩いていると先程の鏑木が男性教師に掴まれどこかに連れて行かれるのが見える。
「ちょっ…なんかヤバくない?」
4人は駆け出した。
「待ちやがれ、この変態クソ教師!!」
「ちょっと待て!! 単細胞デブ」
今にも殴り掛かる勢いの美作を藤が引き止めているうちに梓は近くにいた女子生徒に訳を尋ねる。
「ねえ…鏑木さん…何かしたの?」
「何もしてないよ!! ウチらフツーに喋ってただけだし」
「あの…現国の伊藤先生ふだんもっと優しくて面白い先生なんだよ。
なのに…急に人が変わったみたい…」
「……!?」
その言葉を聞いて梓は走り出した。
校舎裏からドサッという音が聞こえ覗いてみると、辺りを見回す鏑木と気絶した伊藤の姿が見える。
「鏑木…さん?」
「!? さっき保健室にいた……み…見た?」
「バッチリ…」
青ざめる鏑木になんと声をかけるか悩んでいると後ろに人の気配が………
鏑木と同時に振り向くとすぐ後ろにハデスが立っていた。
「「キャーーーー!!?」」
「おや…?今声をかけようと思ったのに…2人とも勘がいいね…」
「あ…は…ハデス先生…!?」
「……」
鏑木は目を見開き固まっている。
「!! ま…まさかハデス先生もさっきの見て………」
ハデスは口に人差し指をあて少し歩いて2人に座るよう促した。
鏑木はポツリと話し出す。
「……わ…私…あの…どうも…そのなんていうか"目をつけられやすい性質"……みたいなんですよね。
それも…男の人にばっかり…」
幼い頃より空手を習い、男子相手に取っ組み合いのケンカをすることもあったらしい。
が、中学からは女の子らしくなりたいと思うようになったという。
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