第23診:spring has come
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その日は朝から異様なまでの陽気に満ちていた。
梓は険しい顔をしながら校門をくぐる。
「あ~牙狼さん~」
声をかけてきたのは真哉のクラスの蜂谷だった。蜂谷は制服の前をはだけさせ、ぼんやりと近付いてくる。
【これは…春酔 だな…】
「やっぱり……」
獄狼 の言葉にうなだれていると、後ろに回り込んだ蜂谷は梓の制服に手をかける。
「牙狼さんも脱ごうよ~涼しくて気持ちいいよ~」
「ちょっ…!?」
ーーーーー
「………えっと…ごめんね…鏑木さん。今…なんて言ったのかな……ちょっとよく聞き取れなかったんだけど………」
「先生に私の裸を見て欲しいんです」
ハデスは顔を赤らめてそう言う真哉の額に手を当てた。
「うーん…熱はなさそうだけど…念のためきちんと計っておこうか…えー体温計は……」
バァン!!
勢いよく開いた扉の先には、疲労した様子の梓が立っていた。
それに気を取られ、真哉から小さな黒いモヤが出た事にハデスは気付かなかった。
「梓さん、どうしたの…?」
「いえ……ちょっとベッドの方お借りします」
何やら真っ赤な顔で弁明をしている真哉の横を通り抜け、仕切りカーテンを閉める。
「どこか具合でも悪いの?」
「絶っっ対!! 開けないで下さいね」
心配そうに言うハデスに梓はカーテンの隙間から顔だけを覗かせ言い放つ。
目を見開き頷きながら首を縦に振るハデスを見た梓は安心したようにカーテンを閉めると、制服を脱ぎはじめた。
ーーーーー
「うーす」
次に藤が首を押さえてやって来た。
「藤くん。お昼以外に来るのは久しぶりだね…どうかしたの?」
「首寝違えてさ、痛いんだよ。なんか湿布的なモンくれねー?」
「はいはい…ちょっと待ってね…今すぐ…」
ハデスが探している間、ふと振り向いた真哉は目を見開いた。そこには上半身を裸にした藤が立っていたからだ。
「!! なっ…やだ!! ちょっとなんで全部脱いでる…「痛ぁっ!!?」
真哉が大きな声をだした瞬間、さらに大きな梓の声が保健室に響いた。
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梓は険しい顔をしながら校門をくぐる。
「あ~牙狼さん~」
声をかけてきたのは真哉のクラスの蜂谷だった。蜂谷は制服の前をはだけさせ、ぼんやりと近付いてくる。
【これは…
「やっぱり……」
「牙狼さんも脱ごうよ~涼しくて気持ちいいよ~」
「ちょっ…!?」
ーーーーー
「………えっと…ごめんね…鏑木さん。今…なんて言ったのかな……ちょっとよく聞き取れなかったんだけど………」
「先生に私の裸を見て欲しいんです」
ハデスは顔を赤らめてそう言う真哉の額に手を当てた。
「うーん…熱はなさそうだけど…念のためきちんと計っておこうか…えー体温計は……」
バァン!!
勢いよく開いた扉の先には、疲労した様子の梓が立っていた。
それに気を取られ、真哉から小さな黒いモヤが出た事にハデスは気付かなかった。
「梓さん、どうしたの…?」
「いえ……ちょっとベッドの方お借りします」
何やら真っ赤な顔で弁明をしている真哉の横を通り抜け、仕切りカーテンを閉める。
「どこか具合でも悪いの?」
「絶っっ対!! 開けないで下さいね」
心配そうに言うハデスに梓はカーテンの隙間から顔だけを覗かせ言い放つ。
目を見開き頷きながら首を縦に振るハデスを見た梓は安心したようにカーテンを閉めると、制服を脱ぎはじめた。
ーーーーー
「うーす」
次に藤が首を押さえてやって来た。
「藤くん。お昼以外に来るのは久しぶりだね…どうかしたの?」
「首寝違えてさ、痛いんだよ。なんか湿布的なモンくれねー?」
「はいはい…ちょっと待ってね…今すぐ…」
ハデスが探している間、ふと振り向いた真哉は目を見開いた。そこには上半身を裸にした藤が立っていたからだ。
「!! なっ…やだ!! ちょっとなんで全部脱いでる…「痛ぁっ!!?」
真哉が大きな声をだした瞬間、さらに大きな梓の声が保健室に響いた。
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