第22診:サロン・ユグドラシル
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「梓ちゃん、アシタバくん、鞍替えしたくなったらいつでも頼ってね。それじゃあ~またね~~」
「は…はあ…」
「失礼します」
帰りはハデスの運転となった。
「何をちんたらしてる。いつまでたっても帰れんじゃないか」
「だってあの車、車線変更したがってるじゃないですか」
「なんでもいいからケンカしないでくださいっ」
ハデスと三途川が言い合いをする中、行き同様梓は一言も話さなかった。
学校に着きアシタバが帰っていった後、梓はハデスに保健室の鍵を差し出した。
「これ…お返ししますね……それじゃあ…」
「あ…うん。気を付けて帰ってね……」
梓の姿が見えなくなってから三途川がポツリと呟く。
「今思ったんだか…今回の事、どうして梓くんに話さなかったんだ?」
「それは…これは僕の問題ですから……」
「信頼している相手に"関係ない"なんて言われたら……あの年頃の子はどう思うかね…」
ハデスは三途川の言葉に息をのむと梓を追いかけ走り出した。
「…っ、梓さん!!」
角を曲がったところで目的の人物を見つけ呼び止めるも、梓は肩をビクリと揺らしただけで、振り向きもせず走り出す。
だが10mも進まないところで追いつかれた。
「ごめん、梓さん。ぼ…く…?」
掴んだ腕を引き、振り向かせた梓の瞳からは涙があふれていた。
「離して…くださ……い」
とぎれとぎれの言葉に我に返ると、ハデスは慌てて手を離した。
「あ…の…」
【触るな!!】
梓の頬に伸ばしかけた手を獄狼 が遮った。深紅の瞳は怒りの色に満ちている。
獄狼 はハデスを睨みつけると、梓を背に乗せ大きく飛び上がった。
ーーーーー
「ありがと、獄狼 …」
家に着いた梓は獄狼 の頭を撫でると、部屋着に着替えベッドに倒れ込んだ。
獄狼 は何を言うでもなくその隣に寄り添うように寝そべると、ゆっくりと瞳を閉じた。
.
「は…はあ…」
「失礼します」
帰りはハデスの運転となった。
「何をちんたらしてる。いつまでたっても帰れんじゃないか」
「だってあの車、車線変更したがってるじゃないですか」
「なんでもいいからケンカしないでくださいっ」
ハデスと三途川が言い合いをする中、行き同様梓は一言も話さなかった。
学校に着きアシタバが帰っていった後、梓はハデスに保健室の鍵を差し出した。
「これ…お返ししますね……それじゃあ…」
「あ…うん。気を付けて帰ってね……」
梓の姿が見えなくなってから三途川がポツリと呟く。
「今思ったんだか…今回の事、どうして梓くんに話さなかったんだ?」
「それは…これは僕の問題ですから……」
「信頼している相手に"関係ない"なんて言われたら……あの年頃の子はどう思うかね…」
ハデスは三途川の言葉に息をのむと梓を追いかけ走り出した。
「…っ、梓さん!!」
角を曲がったところで目的の人物を見つけ呼び止めるも、梓は肩をビクリと揺らしただけで、振り向きもせず走り出す。
だが10mも進まないところで追いつかれた。
「ごめん、梓さん。ぼ…く…?」
掴んだ腕を引き、振り向かせた梓の瞳からは涙があふれていた。
「離して…くださ……い」
とぎれとぎれの言葉に我に返ると、ハデスは慌てて手を離した。
「あ…の…」
【触るな!!】
梓の頬に伸ばしかけた手を
ーーーーー
「ありがと、
家に着いた梓は
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