第22診:サロン・ユグドラシル
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それはハデスとはまた別の方法で病魔と戦っている人で、三途川の教え子でありハデスの旧友でもあるそうだ。
「あ! もしかして、昔恩人だって言ってた人のことですか?」
「その割にあんまり仲は良くないがなぁ」
「……仲が悪いわけでも嫌いなわけでもないですよ。ただ考え方が合わないだけです…」
そんな話の中、梓はずっと黙ったまま外を見ていた。時折アシタバの心配そうな視線が向けられたが、気付かないフリをした。
―関係ない―
その言葉が梓の胸に突き刺さる。
程なくして到着したのは美容院だった。
「ユグド…ラシル?」
中に入ると右目を髪で隠した美容師が迎え出た。
「三途川先生……! お久しぶりです。お元気そうで何よりですわ~~」
「やあ鈍くん、世話になるね」
「……かわいい」
「あ…あの…初めまして、失礼します」
「お…お邪魔します…」
「ん~…? …………………!!?」
アシタバと梓を交互に見た後、鈍は梓に抱き着いた。
「三途川先生!! この子はわたしへのお土産ですか!?」
「~~!?」
「いや、違う。窒息する前に離してやってくれ」
三途川に言われ渋々手を緩めると梓は大きく息を吸い込んだ。
「プハッ……苦しかった…」
「ごめんなさいね~。わたし蛇頭 鈍 …このサロンの店長やってます。
よろしくね~っていっても従業員はわたしとあと穀潰…用心棒がいるだけなんだけど」
梓とアシタバの頭を撫でながら話す鈍はハデスに視線を移す。
「相変わらずツヤのない髪してるのね~。カウンセリングの必要はないかしら。
話は聞いてるわ…急いだ方がよさそうね」
「……経一は?」
「さあね? パチンコにでも行ってるんじゃない。じゃっ、奥へどうぞぉ~」
招かれた部屋には真ん中にポツンとシャンプー台が置かれている。
「うちではねえ~…"お客様"を一旦わたしが診るの。
"お客様"の話を聞きながら心をリラックスした状態へ誘う……いわゆる"催眠術"ってやつね……。
それでお客様の精神がふわふわになったら準備完了。もうひとりの従業員が病魔を追い出すの」
鈍は説明しながら銃のような物を構えた。
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「あ! もしかして、昔恩人だって言ってた人のことですか?」
「その割にあんまり仲は良くないがなぁ」
「……仲が悪いわけでも嫌いなわけでもないですよ。ただ考え方が合わないだけです…」
そんな話の中、梓はずっと黙ったまま外を見ていた。時折アシタバの心配そうな視線が向けられたが、気付かないフリをした。
―関係ない―
その言葉が梓の胸に突き刺さる。
程なくして到着したのは美容院だった。
「ユグド…ラシル?」
中に入ると右目を髪で隠した美容師が迎え出た。
「三途川先生……! お久しぶりです。お元気そうで何よりですわ~~」
「やあ鈍くん、世話になるね」
「……かわいい」
「あ…あの…初めまして、失礼します」
「お…お邪魔します…」
「ん~…? …………………!!?」
アシタバと梓を交互に見た後、鈍は梓に抱き着いた。
「三途川先生!! この子はわたしへのお土産ですか!?」
「~~!?」
「いや、違う。窒息する前に離してやってくれ」
三途川に言われ渋々手を緩めると梓は大きく息を吸い込んだ。
「プハッ……苦しかった…」
「ごめんなさいね~。わたし
よろしくね~っていっても従業員はわたしとあと穀潰…用心棒がいるだけなんだけど」
梓とアシタバの頭を撫でながら話す鈍はハデスに視線を移す。
「相変わらずツヤのない髪してるのね~。カウンセリングの必要はないかしら。
話は聞いてるわ…急いだ方がよさそうね」
「……経一は?」
「さあね? パチンコにでも行ってるんじゃない。じゃっ、奥へどうぞぉ~」
招かれた部屋には真ん中にポツンとシャンプー台が置かれている。
「うちではねえ~…"お客様"を一旦わたしが診るの。
"お客様"の話を聞きながら心をリラックスした状態へ誘う……いわゆる"催眠術"ってやつね……。
それでお客様の精神がふわふわになったら準備完了。もうひとりの従業員が病魔を追い出すの」
鈍は説明しながら銃のような物を構えた。
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