第21診:ハデス先生ヲ尾行セヨ!?
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梓は今、三途川と共に保健室へと歩いていた。
「そうか、家の問題もひとまず片付いたか……」
「みたいですね。昨日お婆ちゃんから電話がありました。
山蔵さんが麓介に"困ったら話してほしい、力になれるか解らないが…俺は、お前の敵じゃない"って言ってたらしいですよ」
保健室に入ると、白衣を来た藤がこちらに眼を向けた。
「やあ今日は」
「なんだよ今日は、客多いな」
「お菓子を分けてもらいに来たんだがね」
「右の戸棚、下から2番目」
三途川はそっけなく答える藤を見ながらお菓子を取り出す。
「すっきりした顔をしてるじゃないか。いい傾向だな」
「なんだよ、やぶから棒に」
「別に、逸人くんが寂しがるなぁと思ってね。もう以前のようにここで惰眠をむさぼる必要もなくなったんじゃないか?
保健室ではない…改めて手に入った"そこ"が…君の"本来の逃げ場所"だ。もう見失うなよ」
「ちっ…知ったような口利きやがって…」
顔を赤らめてそう言う藤に梓は笑顔がもれた。そしてふと、保健室に"本来の主"がいないことに気付く。
「あれ…ハデス先生は?」
「ああ…女子追い掛けて10分くらい前に出てったぞ。あれはどう見ても犯罪者だった…」
「なんと…あいつめ遂に教師として越えてはならん線を越えたのか…!!」
「あの…2人ともわかってて言ってるんですよね?」
やれやれと思いながらお茶を煎れていると、ハデスが戻ってきた。
しばらくして、梓以外は帰ることとなった。
「あ…梓さん、今日はちょっと出掛ける予定が入っちゃったから…梓さんも帰ってもらって大丈夫だよ」
「そうなんですか。わかりました」
梓は今の仕事を手早く済ませ、保健室を後にした。
家に着いたところで携帯が鳴り出す。見れば、真哉からのメールだ。
「えーと、何々……"着替えて駅前に集合!!"……って、なにこれ?アシタバくんや麓介にも送ってる…」
梓は嫌な予感がするものの、おとなしくメールに従うことにした。
駅前に着くと、以前ハデスを尾行していた時と同じ格好の真哉がいた。
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「そうか、家の問題もひとまず片付いたか……」
「みたいですね。昨日お婆ちゃんから電話がありました。
山蔵さんが麓介に"困ったら話してほしい、力になれるか解らないが…俺は、お前の敵じゃない"って言ってたらしいですよ」
保健室に入ると、白衣を来た藤がこちらに眼を向けた。
「やあ今日は」
「なんだよ今日は、客多いな」
「お菓子を分けてもらいに来たんだがね」
「右の戸棚、下から2番目」
三途川はそっけなく答える藤を見ながらお菓子を取り出す。
「すっきりした顔をしてるじゃないか。いい傾向だな」
「なんだよ、やぶから棒に」
「別に、逸人くんが寂しがるなぁと思ってね。もう以前のようにここで惰眠をむさぼる必要もなくなったんじゃないか?
保健室ではない…改めて手に入った"そこ"が…君の"本来の逃げ場所"だ。もう見失うなよ」
「ちっ…知ったような口利きやがって…」
顔を赤らめてそう言う藤に梓は笑顔がもれた。そしてふと、保健室に"本来の主"がいないことに気付く。
「あれ…ハデス先生は?」
「ああ…女子追い掛けて10分くらい前に出てったぞ。あれはどう見ても犯罪者だった…」
「なんと…あいつめ遂に教師として越えてはならん線を越えたのか…!!」
「あの…2人ともわかってて言ってるんですよね?」
やれやれと思いながらお茶を煎れていると、ハデスが戻ってきた。
しばらくして、梓以外は帰ることとなった。
「あ…梓さん、今日はちょっと出掛ける予定が入っちゃったから…梓さんも帰ってもらって大丈夫だよ」
「そうなんですか。わかりました」
梓は今の仕事を手早く済ませ、保健室を後にした。
家に着いたところで携帯が鳴り出す。見れば、真哉からのメールだ。
「えーと、何々……"着替えて駅前に集合!!"……って、なにこれ?アシタバくんや麓介にも送ってる…」
梓は嫌な予感がするものの、おとなしくメールに従うことにした。
駅前に着くと、以前ハデスを尾行していた時と同じ格好の真哉がいた。
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