第1診:ウワサのハデス先生
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美作の体から引きはがされた自己愛 は最後の足掻きとばかりに声を荒げる。
【い…いやだ!! 消えたくない!! 蓮太郎っ…助けてくれ!! キミさえ…キミさえ強く望めばボクはまだ……!!】
元の姿に戻った美作は自己愛 を強く睨みつけた。
「…"中"で…全部…聞いてたっつの………
テメーなんかに頼らなくったってなぁ、オレは藤よりイイ男だっつーんだよ!! クソ野郎!!」
【あっ…】
シュウウウウ…
「咀嚼完了…」
自己愛 はハデスの中から現れた霧に吸い込まれるようにして消えていった……
「花粉とか全部消えてる」
「終わったみたいね…」
アシタバが再度梓の姿を見ると耳も尾も消えている。
その後目覚めた藤に美作は泣きながら抱き着き謝った。
「ハデス先生」
背後に近寄ってきたハデスに梓は声をかける。
「私、保健委員の牙狼 梓と言います。よろしくお願いします」
「牙狼………梓さん? あの…以前にどこかで会わなかったかな?」
「えっ!? 無い…と思いますけど…」
「つーか、あんたの顔忘れようがねーだろ」
梓の名前に懐かしさを感じた気がしたハデスがそう尋ねていると、美作を引き離した藤がこちらに歩いて来た。
「まあ確かに……とりあえず、今日は予鈴がなりそうなのでこれで…」
梓はにこやかに微笑み、その場を退散しようとするが……
ガッ
微笑むハデスにしっかりと腕を捕まれてしまった。
引きつった笑顔で振り向くと梓はポンッと手を叩く。
「ああ! 昨日は休ませてもらっちゃってありがとうございました」
「やっぱり昨日来てくれた子だったんだね。
だからかな……手紙嬉しくて部屋に飾ってあるよ」
「捨てて下さい…それじゃあ私はこれで…」
踵を返して歩きだそうとするが、ハデスに捕まれたままの腕がそれを許さない。
「あの……先生?」
先程まで微笑んでいたハデスの顔が急に真剣なものになり梓の胸がドキリと高鳴った。
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【い…いやだ!! 消えたくない!! 蓮太郎っ…助けてくれ!! キミさえ…キミさえ強く望めばボクはまだ……!!】
元の姿に戻った美作は
「…"中"で…全部…聞いてたっつの………
テメーなんかに頼らなくったってなぁ、オレは藤よりイイ男だっつーんだよ!! クソ野郎!!」
【あっ…】
シュウウウウ…
「咀嚼完了…」
「花粉とか全部消えてる」
「終わったみたいね…」
アシタバが再度梓の姿を見ると耳も尾も消えている。
その後目覚めた藤に美作は泣きながら抱き着き謝った。
「ハデス先生」
背後に近寄ってきたハデスに梓は声をかける。
「私、保健委員の牙狼 梓と言います。よろしくお願いします」
「牙狼………梓さん? あの…以前にどこかで会わなかったかな?」
「えっ!? 無い…と思いますけど…」
「つーか、あんたの顔忘れようがねーだろ」
梓の名前に懐かしさを感じた気がしたハデスがそう尋ねていると、美作を引き離した藤がこちらに歩いて来た。
「まあ確かに……とりあえず、今日は予鈴がなりそうなのでこれで…」
梓はにこやかに微笑み、その場を退散しようとするが……
ガッ
微笑むハデスにしっかりと腕を捕まれてしまった。
引きつった笑顔で振り向くと梓はポンッと手を叩く。
「ああ! 昨日は休ませてもらっちゃってありがとうございました」
「やっぱり昨日来てくれた子だったんだね。
だからかな……手紙嬉しくて部屋に飾ってあるよ」
「捨てて下さい…それじゃあ私はこれで…」
踵を返して歩きだそうとするが、ハデスに捕まれたままの腕がそれを許さない。
「あの……先生?」
先程まで微笑んでいたハデスの顔が急に真剣なものになり梓の胸がドキリと高鳴った。
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