第17診:偽りのファッションリーダー
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「あれ?ハデス先生、このぬいぐるみの山どうしたんですか?」
ある日の保健室、ダンボール箱に入ったぬいぐるみの山が梓の目に入った。
「ああ…それね…しばらく保健室に飾ってた物なんだけど…
もう汚れたり破れたりしてるから、可哀相だけど捨てようかと思ってね…」
「う~ん……たしかにこの汚れは取れそうにないですね……」
「ふっふっふ…」
「?」
突然聞こえた声に振り向くと、そこには真哉が立っていた。
「ここはどうやら手芸部の出番のようですね」
「チョコレートを石炭に変える女が何を……」
「だっ…誰も私がやるなんて言ってないでしょ!最後まで聞いてよ。
それに、これでもボタンつけるくらいはできるようになったんだからね!」
藤のツッコミに顔を赤くして反論する真哉。
「あれ…でもシンヤちゃん初めて保健室に来たときハデス先生のボタン直すとか言ってなかったっけ?」
「まっ……まあ私の話は置いておいて。手芸部の先輩にすっごく裁縫が得意な人がいるんです!!
部内でもオシャレでセンスがいいって評判で。きっとその子たち生まれ変わりますよ!!」
「そう…?鏑木さんがそこまで言うなら、ぜひ力添え願いたいなあ…
出来たら今時の若い子が放っとかないような、カッコイイ感じにしてほしいな」
「はい!私、お願いしてみますね!」
そう言い残し、真哉はぬいぐるみの入った箱を担いで嬉しそうに保健室を出ていった。
「可愛くなるといいですね」
「うん」
ーーーーー
―次の日―
「えっ…もうあのぬいぐるみ直ったの…? まだ一日しか経ってないけど………」
「はい!今朝メールもらって。直接保健室に届けに行くって言ってました!」
「本当に凄い人なんだね………何かお礼を考えないと…」
真哉の言葉に梓は首を傾げた。それを代弁するかのように藤が口を開く。
「………直接保健室に…?」
「私もそこ気になった」
「ま…まあ、そー言ってやるなよ。オレたちが知らん間にこの保健室も認められつつあるんじゃねーの?」
腑に落ちない顔の梓と藤に美作がフォローしていると保健室の扉が開かれた。
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ある日の保健室、ダンボール箱に入ったぬいぐるみの山が梓の目に入った。
「ああ…それね…しばらく保健室に飾ってた物なんだけど…
もう汚れたり破れたりしてるから、可哀相だけど捨てようかと思ってね…」
「う~ん……たしかにこの汚れは取れそうにないですね……」
「ふっふっふ…」
「?」
突然聞こえた声に振り向くと、そこには真哉が立っていた。
「ここはどうやら手芸部の出番のようですね」
「チョコレートを石炭に変える女が何を……」
「だっ…誰も私がやるなんて言ってないでしょ!最後まで聞いてよ。
それに、これでもボタンつけるくらいはできるようになったんだからね!」
藤のツッコミに顔を赤くして反論する真哉。
「あれ…でもシンヤちゃん初めて保健室に来たときハデス先生のボタン直すとか言ってなかったっけ?」
「まっ……まあ私の話は置いておいて。手芸部の先輩にすっごく裁縫が得意な人がいるんです!!
部内でもオシャレでセンスがいいって評判で。きっとその子たち生まれ変わりますよ!!」
「そう…?鏑木さんがそこまで言うなら、ぜひ力添え願いたいなあ…
出来たら今時の若い子が放っとかないような、カッコイイ感じにしてほしいな」
「はい!私、お願いしてみますね!」
そう言い残し、真哉はぬいぐるみの入った箱を担いで嬉しそうに保健室を出ていった。
「可愛くなるといいですね」
「うん」
ーーーーー
―次の日―
「えっ…もうあのぬいぐるみ直ったの…? まだ一日しか経ってないけど………」
「はい!今朝メールもらって。直接保健室に届けに行くって言ってました!」
「本当に凄い人なんだね………何かお礼を考えないと…」
真哉の言葉に梓は首を傾げた。それを代弁するかのように藤が口を開く。
「………直接保健室に…?」
「私もそこ気になった」
「ま…まあ、そー言ってやるなよ。オレたちが知らん間にこの保健室も認められつつあるんじゃねーの?」
腑に落ちない顔の梓と藤に美作がフォローしていると保健室の扉が開かれた。
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