第16診:燃えろ!マラソン大会
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早坂はハデスを押しのけて走り出す。
「ご…ごめん。とにかく今はどいてくれ。走り続けてないと…太っちゃうんだよ~~~~!!!」
走ると早坂の体型は元通りとなる。それを見てアシタバは苦笑いしている。
「…なんだかずいぶん面白い能力だね…」
「どーすんだよ先生! 逃げちまったぞ! 反省はしてるみたいだったがよ…」
「大丈夫…人は無理だけど、病魔はこれで捕まえられる………いくよ…」
ハデスが冷血 の拡がる右手をかざすと、早坂の動きが止まる。
【な…なんだ…!? こりゃあ、ま…前に…進まねェ……!!】
「はい…そこまで。太っていく症状も治してあげるよ…」
【…へへ…!! なるほど、ニイサンなかなか熱いじゃねェの…!! いいぜ!! オレの走りとアンタの吸収 !! どっちが熱いか…勝負と行こうじゃねーか!!】
「は…?」
思いもよらない燃焼 の提案にハデスはすっとんきょうな声をあげる。
【行こうぜスピードの境界線!!!】
ガオンとバイクをふかし燃焼 は早坂を連れて走り出した。
「だ…だっ、誰か止めてえ~~!!」
「な……!! に…逃がすか!!」
早坂と燃焼 を追いかけてあっと言う間にハデスの姿は見えなくなった。
「え……えぇ~~……」
「いいんじゃねーの…? 任せといて……」
ーーーーー
結局、ハデスと早坂が戻ってきたのは翌日の昼休みだった。
「ちょ…町内…5周くらいして……やっと…」
「その調子で東京マラソンも挑戦すれば」
「うまくまとめようとしないの。ハデス先生、私ギリギリまで居ますから少し休んで下さい」
荒い呼吸で椅子に突っ伏していたハデスはヨロヨロと立ち上がり、早坂をベッドへと運んだ。
「い…いや、そんな……悪いから……」
その答えにムッとした顔の梓は棚から取り出した葉でお茶を入れはじめた。
「梓さん……?」
「休めないなら…お茶ぐらいは飲んでもらえます?」
差し出された湯呑みからはお茶が湯気を立てている。
「あ……ありがとう」
嬉しそうにお茶を啜るハデスだったが、徐々に力が抜け最後には湯呑みを落としてしまった。
「は…ハデス先生!?」
.
「ご…ごめん。とにかく今はどいてくれ。走り続けてないと…太っちゃうんだよ~~~~!!!」
走ると早坂の体型は元通りとなる。それを見てアシタバは苦笑いしている。
「…なんだかずいぶん面白い能力だね…」
「どーすんだよ先生! 逃げちまったぞ! 反省はしてるみたいだったがよ…」
「大丈夫…人は無理だけど、病魔はこれで捕まえられる………いくよ…」
ハデスが
【な…なんだ…!? こりゃあ、ま…前に…進まねェ……!!】
「はい…そこまで。太っていく症状も治してあげるよ…」
【…へへ…!! なるほど、ニイサンなかなか熱いじゃねェの…!! いいぜ!! オレの走りとアンタの
「は…?」
思いもよらない
【行こうぜスピードの境界線!!!】
ガオンとバイクをふかし
「だ…だっ、誰か止めてえ~~!!」
「な……!! に…逃がすか!!」
早坂と
「え……えぇ~~……」
「いいんじゃねーの…? 任せといて……」
ーーーーー
結局、ハデスと早坂が戻ってきたのは翌日の昼休みだった。
「ちょ…町内…5周くらいして……やっと…」
「その調子で東京マラソンも挑戦すれば」
「うまくまとめようとしないの。ハデス先生、私ギリギリまで居ますから少し休んで下さい」
荒い呼吸で椅子に突っ伏していたハデスはヨロヨロと立ち上がり、早坂をベッドへと運んだ。
「い…いや、そんな……悪いから……」
その答えにムッとした顔の梓は棚から取り出した葉でお茶を入れはじめた。
「梓さん……?」
「休めないなら…お茶ぐらいは飲んでもらえます?」
差し出された湯呑みからはお茶が湯気を立てている。
「あ……ありがとう」
嬉しそうにお茶を啜るハデスだったが、徐々に力が抜け最後には湯呑みを落としてしまった。
「は…ハデス先生!?」
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