第15診:一日アイドル!?
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否応なしに水面に叩き付けられた梓は、あまりの寒さに身体を強張らせた。
「固まってないでリアクションしてくれよ!まったく…ほら、今度はこっちに着替えて!!」
「えっ……まだ?あ、あの……」
説明をしようにも青山はろくに話も聞かずに控え室を出て行ってしまった。
「ど…どうしよう…」
困りながら着替えを済ませた梓は今度は屋上に連れて行かれる。
「わ…私、歌詞も振り付けも分からないんですけど!!」
「なにぃ~!?忘れたのか!!!しょうがない…これ、歌詞カード。振りは周りに合わせて!!」
「行って!」と背中を押され、出てきたのは常伏駅前のデパートの屋上だった。
もちろん梓が踊れる訳もなく、結局イベントは中止になってしまった。
「熱子!!お前一体何やってるんだ!?」
控え室に連れ戻された梓は青山に詰め寄られた。
「歌詞はド忘れするわダンスはズタズタだわ…他のメンバーもいい迷惑だ!!わかってるのか!?」
「すみません………ただ、私違うんです!!」
「はぁ?」
「信じられないかもしれませんが…私、熱子さんじゃないんです。これ以上私がアイドルのお仕事に関わってしまったら……本物の熱子さんにご迷惑がかかってしまいます」
「何をわけのわからない…」
病魔の仕業だということを分かってもらうにはどうすべきか、梓が悩んでいると控え室に別のスタッフが顔を出した。
「青山くーん、ちょっといい?なんだかよくわからない3人組が来てるんだけど」
「ファンの子ですか?」
「それがさぁ牙狼さんを出せとか言ってて。そんな子AKYのメンバーにいたっけ?」
スタッフの言葉を聞いた瞬間、梓は弾かれたように控え室を飛び出した。
通路では女性スタッフと言い合いをする花巻とオロオロする自分、その後ろにはハデスの姿が見える。
「だからダメなんですってば」
「なんでよ!!伝言くらいいいでしょ。熱子に言えばわかるわよ!!"牙狼"って…」
「梓さん!」
「梓ちゃん!」
「"あたし"!!」
「ハデス先生っ、ミクちゃん…それに私!!」
梓は3人に駆け寄った。
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「固まってないでリアクションしてくれよ!まったく…ほら、今度はこっちに着替えて!!」
「えっ……まだ?あ、あの……」
説明をしようにも青山はろくに話も聞かずに控え室を出て行ってしまった。
「ど…どうしよう…」
困りながら着替えを済ませた梓は今度は屋上に連れて行かれる。
「わ…私、歌詞も振り付けも分からないんですけど!!」
「なにぃ~!?忘れたのか!!!しょうがない…これ、歌詞カード。振りは周りに合わせて!!」
「行って!」と背中を押され、出てきたのは常伏駅前のデパートの屋上だった。
もちろん梓が踊れる訳もなく、結局イベントは中止になってしまった。
「熱子!!お前一体何やってるんだ!?」
控え室に連れ戻された梓は青山に詰め寄られた。
「歌詞はド忘れするわダンスはズタズタだわ…他のメンバーもいい迷惑だ!!わかってるのか!?」
「すみません………ただ、私違うんです!!」
「はぁ?」
「信じられないかもしれませんが…私、熱子さんじゃないんです。これ以上私がアイドルのお仕事に関わってしまったら……本物の熱子さんにご迷惑がかかってしまいます」
「何をわけのわからない…」
病魔の仕業だということを分かってもらうにはどうすべきか、梓が悩んでいると控え室に別のスタッフが顔を出した。
「青山くーん、ちょっといい?なんだかよくわからない3人組が来てるんだけど」
「ファンの子ですか?」
「それがさぁ牙狼さんを出せとか言ってて。そんな子AKYのメンバーにいたっけ?」
スタッフの言葉を聞いた瞬間、梓は弾かれたように控え室を飛び出した。
通路では女性スタッフと言い合いをする花巻とオロオロする自分、その後ろにはハデスの姿が見える。
「だからダメなんですってば」
「なんでよ!!伝言くらいいいでしょ。熱子に言えばわかるわよ!!"牙狼"って…」
「梓さん!」
「梓ちゃん!」
「"あたし"!!」
「ハデス先生っ、ミクちゃん…それに私!!」
梓は3人に駆け寄った。
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