異界都市日記1
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ほらよ」
「え…?」
ダイナーの片づけを終え、更に約束を果たしたレオナルドの前に、大きなカップが置かれた。訳が分からず置いた主であるビビアンを見ると、彼女はふいとある方向を指す。
「差し入れ。皿洗いしたら何か出してやってくれって代金もらったんだ」
ビビアンが示した方向にいたのは、先程巨大な神性存在と渡り合っていた少女の姿があった。自分が話題に上がっていることに気付いたらしい結理は、にこりとレオナルドに笑いかける。
「あ…ありがとうございます、ユーリさん」
「敬語じゃなくていいよ。わたしもレオ君って呼ぶし、ほら、わたしの方が年下っぽいし」
「ぽいじゃなくて実際ガキだろーがつるぺた」
「いちいちつるぺたとかつけないで下さいよ丁寧か!!」
茶々を入れるザップを睨みやってから、結理は改めてと言った風に笑って手を差し出した。
「これからもよろしく、レオ君」
「……うん。よろしくユーリ」
笑い返して、レオも少女の手を取った。
異界都市日記1 了
2015年7月17日 サイト掲載
2024年7月28日 再掲
「え…?」
ダイナーの片づけを終え、更に約束を果たしたレオナルドの前に、大きなカップが置かれた。訳が分からず置いた主であるビビアンを見ると、彼女はふいとある方向を指す。
「差し入れ。皿洗いしたら何か出してやってくれって代金もらったんだ」
ビビアンが示した方向にいたのは、先程巨大な神性存在と渡り合っていた少女の姿があった。自分が話題に上がっていることに気付いたらしい結理は、にこりとレオナルドに笑いかける。
「あ…ありがとうございます、ユーリさん」
「敬語じゃなくていいよ。わたしもレオ君って呼ぶし、ほら、わたしの方が年下っぽいし」
「ぽいじゃなくて実際ガキだろーがつるぺた」
「いちいちつるぺたとかつけないで下さいよ丁寧か!!」
茶々を入れるザップを睨みやってから、結理は改めてと言った風に笑って手を差し出した。
「これからもよろしく、レオ君」
「……うん。よろしくユーリ」
笑い返して、レオも少女の手を取った。
異界都市日記1 了
2015年7月17日 サイト掲載
2024年7月28日 再掲