チームまなぶの日記
ロイ
2026/08/09 21:51困った障害者の話。
うちのグループホームは男性寮2棟と女性寮2棟ありますが、男性寮に住んでる最古参メンバーのことです。
彼は40代のたぶん中等度知的障害者。
わりと話は通じません。
うちの代表夫妻は誰に対しても真摯に向き合ってくれるんですが、彼にだけは本当に塩対応なんです。
あまりにも塩すぎて心配になってそのことを聞いてみたら、「20年以上の付き合いだから、彼の特性的にはこれがベストの対応なんだ」とのこと。
彼はとにかく喋る。
めちゃくちゃベラベラ何かを言ってるんだけど、わりと話の内容はぐちゃぐちゃというか、なんか喋ってるなってことはわかるけどなにを喋ってるのか、誰かに向けて喋ってるのかは判然としません。
かといって別に重度知的障害の方みたいに全然意味が通じないわけでもなくて、よくよく真剣に聞いてみるとその時誰かが発した言葉に対するアンサーとか、彼の中で生まれた連想ゲームによる話だったりします。
ただとにかくヤマもオチもイミもないことをひたすら長々と話してるので、確かにいちいち対応してたらキリがありません。
代表夫人は言葉を選んでたけど、要するに「彼の場合ほとんどの言葉は無意味だから真面目に取り合わない方がいい、いちいち真剣に拾ってたら支援者が参る」ということだと思います。
そんな彼はグルホ&作業所の所属メンバー全員が参加対象のイベントに必ず出席しますが、困る行動が散見されます。
一昨日『夏祭り』イベントがあり彼はバーベキュー用の火起こし担当でしたが、ぼくが様子を見に行ったら着火剤を使ってもなかなか火がつかなくて、どうにかか細い火がついたと思ったら彼が全力でうちわで扇ぐので火が消えた、という状況が3回くらいありました。
「待って!今扇がないで!まだ火弱いから!」と叫んでも彼は止まりません。
火が安定したら酸素を送る、という目的でうちわで扇ぐわけですが、彼はとにかく無闇矢鱈と扇いでしまいます。
そして彼の行動は一度動き始めたら止められません。
叫んで注意しても止まりません。
そんなことは以前にもあり、数年前の『スイカ割り』イベントで割ったスイカを包丁で切り分けて食べやすくするという場面で、(そもそも用意した側がアホなんですが)なぜかパン切り包丁でスイカをぐっちゃぐちゃにしていました。
「ねえ待って!?それじゃスイカ切れないから!やめて!止まって!」と注意しても当然止まらないので、その時は最終的に手が出ました。
さすがに殴られればやめるだろ、と思ったらぶん殴っても行動が止まらないので耳元で大声で叫びながら殴る、ということを繰り返してようやく制止できました。
うちのグルホ&作業所は精神障害の人が多く純粋に知的障害の人はあまりいないんですが、彼と出会って初めて知的障害者の厄介さを知りました。
ただ、だから知的障害者は困る!という話じゃなくて、「どうすれば伝わるんだろう?」ということを強く考えるきっかけになりました。
彼の中ではめちゃくちゃに扇ぐこともめちゃくちゃに切ることも「そうするべきだ」「これが正しいやり方だ」と思ったわけです。
彼に悪意は全くありません。
しかしそれらの行動はまわりから見たら困ります。
グルホの中でも定期的にやらかしてる様子ですが、まわりがどれだけ注意しても、時としてシンプルに罵倒されて疎まれても、本人にダメージは入ってないように見えます。
ただ、彼には自分の頭や腰をかなりの強さでゴンゴン殴ってしまう癖があるんですが、もしかしたらそれらはストレスから来る自傷行為かもしれません。
かなり強めに責められても本人に言葉が届いてるようには見えませんが、どこかしらでなにかしら感じるところはあるのかもしれません。
彼は明確に『困った人』です。
しかもそのまわりの感じる困り感が知的障害由来なので、うちでは珍しいタイプです。
とても困った重い統合失調症の人は何人かいますが、統失と知的の違いは前提となる知識量と認知の違いです。
彼の場合そもそも彼が持ち合わせてる知識と彼から見えている世界がかなり狭いので、まわりからしたら「その行動やめて!」を伝えることもひと苦労です。
少なくともエンジンかかってる彼はぶん殴られても行動を止められないんだということはわかりました。
ではどうするか?
諭しても指摘しても行動を止められません。
怒鳴っても殴っても止められません。
となると、その行動を始める以前に彼がそれをやらないように見守るしかないわけです。
夏祭りの場面ならうちわを持たせない、スイカ割りの場面なら包丁を握らせないということ。
彼の前になにかしらのアイテムを置いたら確実に余計なことをします。
今年のスイカ割りは今週の金曜日なので、とりあえず彼の目の届く位置に包丁を置くのはやめようと思いました。
正直、ぼくの中で答えはまだ出ません。
まあまあまわりの状況にそった行動をできない、余計な手や口を出しまくる面倒くさい知的障害者に対して、どう言えば伝わるか?どうすれば防げるか?という問いがグルグルしてます。
けど彼グルホの中では普通に自分の判断で生活できてるので、そこまで重い知的障害でもないんだと思います。
だからなおのこと距離感が難しいんですが。
うちに関わる障害者は客観的に見て厄介な人はあまりいないので、彼のことを土台にして上手く伝わらない障害者へどうやって伝えるかを考えていこうと思いました。
うちのグループホームは男性寮2棟と女性寮2棟ありますが、男性寮に住んでる最古参メンバーのことです。
彼は40代のたぶん中等度知的障害者。
わりと話は通じません。
うちの代表夫妻は誰に対しても真摯に向き合ってくれるんですが、彼にだけは本当に塩対応なんです。
あまりにも塩すぎて心配になってそのことを聞いてみたら、「20年以上の付き合いだから、彼の特性的にはこれがベストの対応なんだ」とのこと。
彼はとにかく喋る。
めちゃくちゃベラベラ何かを言ってるんだけど、わりと話の内容はぐちゃぐちゃというか、なんか喋ってるなってことはわかるけどなにを喋ってるのか、誰かに向けて喋ってるのかは判然としません。
かといって別に重度知的障害の方みたいに全然意味が通じないわけでもなくて、よくよく真剣に聞いてみるとその時誰かが発した言葉に対するアンサーとか、彼の中で生まれた連想ゲームによる話だったりします。
ただとにかくヤマもオチもイミもないことをひたすら長々と話してるので、確かにいちいち対応してたらキリがありません。
代表夫人は言葉を選んでたけど、要するに「彼の場合ほとんどの言葉は無意味だから真面目に取り合わない方がいい、いちいち真剣に拾ってたら支援者が参る」ということだと思います。
そんな彼はグルホ&作業所の所属メンバー全員が参加対象のイベントに必ず出席しますが、困る行動が散見されます。
一昨日『夏祭り』イベントがあり彼はバーベキュー用の火起こし担当でしたが、ぼくが様子を見に行ったら着火剤を使ってもなかなか火がつかなくて、どうにかか細い火がついたと思ったら彼が全力でうちわで扇ぐので火が消えた、という状況が3回くらいありました。
「待って!今扇がないで!まだ火弱いから!」と叫んでも彼は止まりません。
火が安定したら酸素を送る、という目的でうちわで扇ぐわけですが、彼はとにかく無闇矢鱈と扇いでしまいます。
そして彼の行動は一度動き始めたら止められません。
叫んで注意しても止まりません。
そんなことは以前にもあり、数年前の『スイカ割り』イベントで割ったスイカを包丁で切り分けて食べやすくするという場面で、(そもそも用意した側がアホなんですが)なぜかパン切り包丁でスイカをぐっちゃぐちゃにしていました。
「ねえ待って!?それじゃスイカ切れないから!やめて!止まって!」と注意しても当然止まらないので、その時は最終的に手が出ました。
さすがに殴られればやめるだろ、と思ったらぶん殴っても行動が止まらないので耳元で大声で叫びながら殴る、ということを繰り返してようやく制止できました。
うちのグルホ&作業所は精神障害の人が多く純粋に知的障害の人はあまりいないんですが、彼と出会って初めて知的障害者の厄介さを知りました。
ただ、だから知的障害者は困る!という話じゃなくて、「どうすれば伝わるんだろう?」ということを強く考えるきっかけになりました。
彼の中ではめちゃくちゃに扇ぐこともめちゃくちゃに切ることも「そうするべきだ」「これが正しいやり方だ」と思ったわけです。
彼に悪意は全くありません。
しかしそれらの行動はまわりから見たら困ります。
グルホの中でも定期的にやらかしてる様子ですが、まわりがどれだけ注意しても、時としてシンプルに罵倒されて疎まれても、本人にダメージは入ってないように見えます。
ただ、彼には自分の頭や腰をかなりの強さでゴンゴン殴ってしまう癖があるんですが、もしかしたらそれらはストレスから来る自傷行為かもしれません。
かなり強めに責められても本人に言葉が届いてるようには見えませんが、どこかしらでなにかしら感じるところはあるのかもしれません。
彼は明確に『困った人』です。
しかもそのまわりの感じる困り感が知的障害由来なので、うちでは珍しいタイプです。
とても困った重い統合失調症の人は何人かいますが、統失と知的の違いは前提となる知識量と認知の違いです。
彼の場合そもそも彼が持ち合わせてる知識と彼から見えている世界がかなり狭いので、まわりからしたら「その行動やめて!」を伝えることもひと苦労です。
少なくともエンジンかかってる彼はぶん殴られても行動を止められないんだということはわかりました。
ではどうするか?
諭しても指摘しても行動を止められません。
怒鳴っても殴っても止められません。
となると、その行動を始める以前に彼がそれをやらないように見守るしかないわけです。
夏祭りの場面ならうちわを持たせない、スイカ割りの場面なら包丁を握らせないということ。
彼の前になにかしらのアイテムを置いたら確実に余計なことをします。
今年のスイカ割りは今週の金曜日なので、とりあえず彼の目の届く位置に包丁を置くのはやめようと思いました。
正直、ぼくの中で答えはまだ出ません。
まあまあまわりの状況にそった行動をできない、余計な手や口を出しまくる面倒くさい知的障害者に対して、どう言えば伝わるか?どうすれば防げるか?という問いがグルグルしてます。
けど彼グルホの中では普通に自分の判断で生活できてるので、そこまで重い知的障害でもないんだと思います。
だからなおのこと距離感が難しいんですが。
うちに関わる障害者は客観的に見て厄介な人はあまりいないので、彼のことを土台にして上手く伝わらない障害者へどうやって伝えるかを考えていこうと思いました。
