夜中にレブンが休息している部屋に国王の体に憑依したウルノーガが勇者の剣を奪おうとしたが、黒い精霊による妨害や、駆け付けたグレイグや仲間たちにより、討伐された。
「グレイグさん！！共闘ありがとうございました！！！！」
「・・・あ・・いいや・・・レブンこそ。色々とありがとう。」
照れあう２人の光景に、仲間達はいつの間に仲良くなったのかと不思議そうな顔をしていた。そんな中、カミュがグレイグに礼を言った。
「でもさ、グレイグのおっさんが助太刀してくれて助かったぜ。奴の分身攻撃とか、すぐに倒してくれたし。」
「グレイグと武器を交える形ではなくて、共に戦えて嬉しかったわ。・・・一段と逞しくなったわね・・・グレイグ。」
マルティナも少し照れながらグレイグを見つめていた。
「・・・ひ・・・姫様！！！もったいなきお言葉です！！！！」
グレイグも照れてこれ以上言葉が出なかった。
「これで、１６年も体を乗っ取られていた王も、目を覚ますはずじゃ。マルティナよ。長き旅もこれで終わりじゃのう。」
「そうですね。ロウ様。」
皆が戦いは終わったと笑っていると、兵士が部屋に入ってきた。
「大変です皆様！！！！地下牢にホメロス様がいません！！！」
「・・・ホメロス！！！！！」
グレイグは直ぐに地下牢へ向かった。