restarrt!
name
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
※戦闘による軽めの流血、暴力表現あり
レッドオーブを取り戻すために訪れたデルカダール神殿。最奥部に着くと、3つ目をもつ鳥人間のような魔物2体がオーブらしきものを囲っていた。
もしかして入口付近の兵士たちを倒したのってこいつら…?
「おい!なんの話をしてるんだ!?そのオーブはオレがいただくぜ!」
「ケケケ。なんだお前ら?まあいい。ここに来た不運を呪うんだな!」
「アカリはそのまま下がってろよ!」
「う、うん」
カミュが声を荒らげると奴らは振り返り私たちに襲い掛かってきた。
「ハアッ!」
「"スリープダガー"!」
自然と1対1の構図になる。イレブンは片手に剣を、カミュは短剣を使いで攻撃をしあう。カミュが上手く躱し"スリープダガー"を決めると1体は眠りについた。眠らせている間にイレブンと戦っていたもう1体に集中攻撃をする。
「ギエッ!とっとと起きやがれ!…この!」
魔物は仲間に文句を言いながら呪文を唱え始める。すると突風が2人を襲い、直後鋭い爪はカミュを切り裂いた。
「カミュ!」
こっちに飛ばされた彼に薬草を与える。「助かる」と言ったあと、敵に向いて何かを唱えてはまた接近していった。固唾を飲んで見守っていると、イレブンと戦っている魔物の足元から岩石が出る。さっきカミュが唱えていたのはこれか。
…離れてみているだけなんて申し訳なさすぎる。けど、近くにいくほうが迷惑がかかるのもわかっている。
すると視界の端で何かが動いた。
「あいつ起きたよ!」
「「!」」
目覚めた魔物はもう1体の仲間に加勢するのかと思いきや、別の行動に出た。
「お前弱そうだな」
「アカリっ!」
私の元にギュンと飛び距離を詰められる。爪で切り裂いてきたのを間一髪、短剣ではじいた。
――キャンプ場周りでの訓練が活きている!
しかし一瞬よろけたのを相手は見逃さず、次の攻撃をくらう。痛みを感じながらも必死で刃を振ったが手ごたえはあまりない。だったら……。
くらった反動でバックステップを踏むと相手は変わらず接近してくる。
今――!
攻撃してきそうな直前に勢いよく相手に刃を突き刺した。聞き苦しい叫び声にこちらも顔が歪む。そうして刃を抜いて…。
「え」
抜けない。
効いていたっぽいのに力を入れられるのかビクともしない。顔をあげた瞬間に強烈な痛みが走り視界がひっくり返る。
「ぐッ……!」
「女なんかに負けねえよ!!」
吹っ飛ばされたようで地面に転がる。
「アカリ!!」
「だい、じょうぶ!だから倒して!」
カミュはもう1体のほうから上手く抜け出したようだ。こちらに駆け寄ろうとするが、起き上がり手で阻止した。
身体がひどく痛み、みるともう片方の腕から血が流れている。ここまで流れているのをみて目が回りそうになるが、元の世界にいたころよりは冷静だ。大丈夫。心身ともに成長している。
私が相手をしていた鳥はカミュが引き受けてくれたようだ。短剣が刺さったままで少し動きが鈍くみえる。その間に薬草を食べてちぎった服で傷口を縛る。口に合わず吐き出したい気持ちを抑えなんとか飲み込んだ。
イレブンの方をみると魔物が消滅するところだった。最後の一振りが決まったようだ。そしてまた2対1になる。いつの間に練習したのか華麗な連携技がヒットし、ようやく魔物たちを倒した。
私の必死の数十秒も無駄ではなかったと思わせるように、短剣が地面に落ちたのがみえた。
「アカリ大丈夫!?」
「一時はどうなるかと思ったぜ…。アカリも、よく頑張ったな」
イレブンが心配そうに小走りで来てくれる。その後ろから、カミュは私の短剣を持ってきて褒めてくれた。
「私もどうなることかと…。やっつけてくれてありがとう」
「そんな。すぐ助けにいけなくてごめん」
「大丈夫だよ…!そのせいで隙ができたら申し訳ないもん。それに私、けっこう動けるようになったと思わない?」
「たしかにな。でも調子に乗ると大ケガしそうだから気ィ抜かないでくれよ」
私の発言にカミュは頷いてニヤリと念押しをする。そして最初に魔物たちが囲んでいたオーブの元へ向かった。
「あきらめかけていたレッドオーブが、今はこうしてオレの手の中にある……。イレブン。俺は確信したぜ。お前と一緒にいれば、いつかオレの願いは果たされるとな……」
願い…?私は口を開こうとしたが、
「おっと、願いは何かって質問はなしだぜ。これはオレの問題だからな」
察して先を越されてしまった。イレブンのほうをみると、彼も何かを言いたかったのか口を閉じるタイミングを失ってもごもごしていた。
数秒後絞り出したのは「気になるけど、危ない願いじゃなければいいよ」…。私も同じ気持ちである。
*
カミュの用事が済み、イレブンのおじいさんの手紙に書いてあった東にある旅立ちのほこらに向かう。これから真実をみつける旅が始まるのか…。
世界を巡る……ね。私はこの世界で、何ができるのだろうか。
思考していると、ふと気配を感じたので何気なく後ろを振り返る。
「なんか崖のうえから馬に乗った人がみてるんだけど……あれって…」
「!まずい」
「くそっ!ここまで追って来るとはな!お前ら逃げるぞ!!」
話している途中からどんどん似た人が増えてきたが、2人の反応から大正解を引いてしまった。
以前言っていた、国からの追手。
不幸中の幸いにも野生の馬をみつけた。2人にあわせて必死に馬の元へ走る。
馬なんて乗ったことがないが、手を引かれるがままにカミュの後ろに乗った。何頭もの足音がする。
そのとき何かを撃ったような音がしてようやく後ろを向くと、イレブンの馬が転倒した。「今だ!悪魔の子を捕らえろ!!」と力強い声がきこえてどくりと心臓が跳ねた。
「アカリ、イレブンも乗せるからもう少し詰めてくれ」
「わかった…!」
「イレブン!掴まれ!!」
華麗にUターンをし、イレブンの手をとった。1頭に3人も乗せられるのだろうかなど、そんなこと考えられる暇もなく私の後ろに乗せる。
いくつもの矢が飛んできた。最初に魔物に追われたときの感覚。
同じ人間に、初めて明確に命を狙われた。
「しっかり捕まっとけよ」と言われカミュの腰に失礼していた手は、恐怖のあまりしっかりと抱きしめた。するとイレブンが驚いたような声をあげる。
「光ってる…」
「イレブン!!石だ!!じいさんからもらった石を出せ!!」
その光の出処はイレブンの痣でもなく、私自身でもなく、イレブンが持っていたまほうの石だった。取り出すと目の前にみえるほこらの扉が反応する。
あれが手紙に書いてあった旅立ちのほこら…!
「逃がすもんかぁっ!!災いを呼ぶ悪魔の子め!!」
「うわあっ」
「きゃあ!」
追手の叫び声がきこえた後、馬に振り落とされる。ボウガンで撃たれたのか!
「走るぞ!!」
カミュに手をとられて走る走る。横をみるとイレブンも並んでいたので安心して足に集中する。
開いた扉にどんどん近づく。階段で最後もつれそうになった瞬間ひやりとしたけど、3人とも無事にほこらの中に入った。でも扉が閉まるまで安心できない。外には迫ってくる兵士たち。
「来ちゃう…はやく閉まって…!!」
誰のかわからない呼吸音をききながら祈る。ゆっくり閉じていく自動扉は、軍のリーダーのような人を目の前に完全に閉まった。
追手の姿が見えなくなり脱力した瞬間、身体が浮遊し――
目の前が光に包まれたあと、着地した。
「ふぅ。なんとか助かったみたいだな」
カミュの言葉に私とイレブンが深く息を吐く。
外に出てみると今までとは違う風景が広がった。さっきまでは見晴らしがいい草原だったのにここは山地だ。
これってワープしたのだろうか。
2人の顔をみようとするとイレブンがカミュと私をじっとみていることに気づいた。
「どうしたの?」
「いや、別に」
「…?…っ!!悪い!!」
意味深に微笑むイレブンに疑問を抱いているとカミュに手を解放された。
か、解放された……!?
そうだカミュは逃げるときに私を引っ張ってくれたから!
「大丈夫!!むしろここまで面倒みてくれてありがとうだよ!」
「それはいいんだけどよ…。イレブン、何が別に?だよ…!」
「いつ気づくかなと思って」
手を繋いだままとか全く気がつかなかった…。
いつもは余裕にみえるカミュが決まりの悪い顔をしてイレブン詰めている。私の緊張が伝染したのかカミュまで焦っていて、なんだかまごまごしてしまう。
イレブンはにこやかにかわしながら「先へ進もう」と歩き出す。彼のあとに続こうと足を踏み出したとき、気づいてしまった。
カミュの耳、真っ赤だ……。
体温が急上昇した。そういえば私、この背中にくっついたんだ。馬に揺られ必死だったとはいえ、そりゃあもう密に。
華奢にみえるけどきちんと男性の体格をしていたな…。
どんどん思い出してはエラーが起こりそうだ。うわあ相手が私で申し訳ない。謝ることで話題を戻すほうがいやかな、でもパーソナルスペース狭そうにみえる…なんてぐるぐる考える。
とにかく気まずくならないように、観光客のようなテンションで歩いた。しばらくして辿り着いた里は、実際に観光地みたいで胸が高鳴った。
レッドオーブを取り戻すために訪れたデルカダール神殿。最奥部に着くと、3つ目をもつ鳥人間のような魔物2体がオーブらしきものを囲っていた。
もしかして入口付近の兵士たちを倒したのってこいつら…?
「おい!なんの話をしてるんだ!?そのオーブはオレがいただくぜ!」
「ケケケ。なんだお前ら?まあいい。ここに来た不運を呪うんだな!」
「アカリはそのまま下がってろよ!」
「う、うん」
カミュが声を荒らげると奴らは振り返り私たちに襲い掛かってきた。
「ハアッ!」
「"スリープダガー"!」
自然と1対1の構図になる。イレブンは片手に剣を、カミュは短剣を使いで攻撃をしあう。カミュが上手く躱し"スリープダガー"を決めると1体は眠りについた。眠らせている間にイレブンと戦っていたもう1体に集中攻撃をする。
「ギエッ!とっとと起きやがれ!…この!」
魔物は仲間に文句を言いながら呪文を唱え始める。すると突風が2人を襲い、直後鋭い爪はカミュを切り裂いた。
「カミュ!」
こっちに飛ばされた彼に薬草を与える。「助かる」と言ったあと、敵に向いて何かを唱えてはまた接近していった。固唾を飲んで見守っていると、イレブンと戦っている魔物の足元から岩石が出る。さっきカミュが唱えていたのはこれか。
…離れてみているだけなんて申し訳なさすぎる。けど、近くにいくほうが迷惑がかかるのもわかっている。
すると視界の端で何かが動いた。
「あいつ起きたよ!」
「「!」」
目覚めた魔物はもう1体の仲間に加勢するのかと思いきや、別の行動に出た。
「お前弱そうだな」
「アカリっ!」
私の元にギュンと飛び距離を詰められる。爪で切り裂いてきたのを間一髪、短剣ではじいた。
――キャンプ場周りでの訓練が活きている!
しかし一瞬よろけたのを相手は見逃さず、次の攻撃をくらう。痛みを感じながらも必死で刃を振ったが手ごたえはあまりない。だったら……。
くらった反動でバックステップを踏むと相手は変わらず接近してくる。
今――!
攻撃してきそうな直前に勢いよく相手に刃を突き刺した。聞き苦しい叫び声にこちらも顔が歪む。そうして刃を抜いて…。
「え」
抜けない。
効いていたっぽいのに力を入れられるのかビクともしない。顔をあげた瞬間に強烈な痛みが走り視界がひっくり返る。
「ぐッ……!」
「女なんかに負けねえよ!!」
吹っ飛ばされたようで地面に転がる。
「アカリ!!」
「だい、じょうぶ!だから倒して!」
カミュはもう1体のほうから上手く抜け出したようだ。こちらに駆け寄ろうとするが、起き上がり手で阻止した。
身体がひどく痛み、みるともう片方の腕から血が流れている。ここまで流れているのをみて目が回りそうになるが、元の世界にいたころよりは冷静だ。大丈夫。心身ともに成長している。
私が相手をしていた鳥はカミュが引き受けてくれたようだ。短剣が刺さったままで少し動きが鈍くみえる。その間に薬草を食べてちぎった服で傷口を縛る。口に合わず吐き出したい気持ちを抑えなんとか飲み込んだ。
イレブンの方をみると魔物が消滅するところだった。最後の一振りが決まったようだ。そしてまた2対1になる。いつの間に練習したのか華麗な連携技がヒットし、ようやく魔物たちを倒した。
私の必死の数十秒も無駄ではなかったと思わせるように、短剣が地面に落ちたのがみえた。
「アカリ大丈夫!?」
「一時はどうなるかと思ったぜ…。アカリも、よく頑張ったな」
イレブンが心配そうに小走りで来てくれる。その後ろから、カミュは私の短剣を持ってきて褒めてくれた。
「私もどうなることかと…。やっつけてくれてありがとう」
「そんな。すぐ助けにいけなくてごめん」
「大丈夫だよ…!そのせいで隙ができたら申し訳ないもん。それに私、けっこう動けるようになったと思わない?」
「たしかにな。でも調子に乗ると大ケガしそうだから気ィ抜かないでくれよ」
私の発言にカミュは頷いてニヤリと念押しをする。そして最初に魔物たちが囲んでいたオーブの元へ向かった。
「あきらめかけていたレッドオーブが、今はこうしてオレの手の中にある……。イレブン。俺は確信したぜ。お前と一緒にいれば、いつかオレの願いは果たされるとな……」
願い…?私は口を開こうとしたが、
「おっと、願いは何かって質問はなしだぜ。これはオレの問題だからな」
察して先を越されてしまった。イレブンのほうをみると、彼も何かを言いたかったのか口を閉じるタイミングを失ってもごもごしていた。
数秒後絞り出したのは「気になるけど、危ない願いじゃなければいいよ」…。私も同じ気持ちである。
*
カミュの用事が済み、イレブンのおじいさんの手紙に書いてあった東にある旅立ちのほこらに向かう。これから真実をみつける旅が始まるのか…。
世界を巡る……ね。私はこの世界で、何ができるのだろうか。
思考していると、ふと気配を感じたので何気なく後ろを振り返る。
「なんか崖のうえから馬に乗った人がみてるんだけど……あれって…」
「!まずい」
「くそっ!ここまで追って来るとはな!お前ら逃げるぞ!!」
話している途中からどんどん似た人が増えてきたが、2人の反応から大正解を引いてしまった。
以前言っていた、国からの追手。
不幸中の幸いにも野生の馬をみつけた。2人にあわせて必死に馬の元へ走る。
馬なんて乗ったことがないが、手を引かれるがままにカミュの後ろに乗った。何頭もの足音がする。
そのとき何かを撃ったような音がしてようやく後ろを向くと、イレブンの馬が転倒した。「今だ!悪魔の子を捕らえろ!!」と力強い声がきこえてどくりと心臓が跳ねた。
「アカリ、イレブンも乗せるからもう少し詰めてくれ」
「わかった…!」
「イレブン!掴まれ!!」
華麗にUターンをし、イレブンの手をとった。1頭に3人も乗せられるのだろうかなど、そんなこと考えられる暇もなく私の後ろに乗せる。
いくつもの矢が飛んできた。最初に魔物に追われたときの感覚。
同じ人間に、初めて明確に命を狙われた。
「しっかり捕まっとけよ」と言われカミュの腰に失礼していた手は、恐怖のあまりしっかりと抱きしめた。するとイレブンが驚いたような声をあげる。
「光ってる…」
「イレブン!!石だ!!じいさんからもらった石を出せ!!」
その光の出処はイレブンの痣でもなく、私自身でもなく、イレブンが持っていたまほうの石だった。取り出すと目の前にみえるほこらの扉が反応する。
あれが手紙に書いてあった旅立ちのほこら…!
「逃がすもんかぁっ!!災いを呼ぶ悪魔の子め!!」
「うわあっ」
「きゃあ!」
追手の叫び声がきこえた後、馬に振り落とされる。ボウガンで撃たれたのか!
「走るぞ!!」
カミュに手をとられて走る走る。横をみるとイレブンも並んでいたので安心して足に集中する。
開いた扉にどんどん近づく。階段で最後もつれそうになった瞬間ひやりとしたけど、3人とも無事にほこらの中に入った。でも扉が閉まるまで安心できない。外には迫ってくる兵士たち。
「来ちゃう…はやく閉まって…!!」
誰のかわからない呼吸音をききながら祈る。ゆっくり閉じていく自動扉は、軍のリーダーのような人を目の前に完全に閉まった。
追手の姿が見えなくなり脱力した瞬間、身体が浮遊し――
目の前が光に包まれたあと、着地した。
「ふぅ。なんとか助かったみたいだな」
カミュの言葉に私とイレブンが深く息を吐く。
外に出てみると今までとは違う風景が広がった。さっきまでは見晴らしがいい草原だったのにここは山地だ。
これってワープしたのだろうか。
2人の顔をみようとするとイレブンがカミュと私をじっとみていることに気づいた。
「どうしたの?」
「いや、別に」
「…?…っ!!悪い!!」
意味深に微笑むイレブンに疑問を抱いているとカミュに手を解放された。
か、解放された……!?
そうだカミュは逃げるときに私を引っ張ってくれたから!
「大丈夫!!むしろここまで面倒みてくれてありがとうだよ!」
「それはいいんだけどよ…。イレブン、何が別に?だよ…!」
「いつ気づくかなと思って」
手を繋いだままとか全く気がつかなかった…。
いつもは余裕にみえるカミュが決まりの悪い顔をしてイレブン詰めている。私の緊張が伝染したのかカミュまで焦っていて、なんだかまごまごしてしまう。
イレブンはにこやかにかわしながら「先へ進もう」と歩き出す。彼のあとに続こうと足を踏み出したとき、気づいてしまった。
カミュの耳、真っ赤だ……。
体温が急上昇した。そういえば私、この背中にくっついたんだ。馬に揺られ必死だったとはいえ、そりゃあもう密に。
華奢にみえるけどきちんと男性の体格をしていたな…。
どんどん思い出してはエラーが起こりそうだ。うわあ相手が私で申し訳ない。謝ることで話題を戻すほうがいやかな、でもパーソナルスペース狭そうにみえる…なんてぐるぐる考える。
とにかく気まずくならないように、観光客のようなテンションで歩いた。しばらくして辿り着いた里は、実際に観光地みたいで胸が高鳴った。