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第一幕 英雄の光

「よし。全員集まったようだね。少し話は長くなる、お茶しながらしよう。」

そういうと元々用意してあった大きめな机の上にそれぞれ別々の飲み物が出され、椅子の前に名札のようなものが置かれていた。
マスターハンドが最初に席につき、手招きをする。それに従って同じように自分の名前がある席にそれぞれ座った。

「さて、色々と話したいことがあるが…先に話しておこう。改めてようこそ。ここは、世界の中心である世界樹がそびえ立つ都【ニンテンドーシティ】そして世界を管理する館、星間の館へと。」

「ニンテンドーシティ…?」

聞いたことのない名前を聞いたヨッシーはハテナマークを浮かべる。それは他のみんなも同じだ。星間の館も先ほど少し聞いただけであまりよく分かっていなかった。

「順番に説明していこう。」

紅茶ひとくち飲みマスターハンドは話をつづけた。

「ここ、ニンテンドーシティは君たちが住んでいる世界の柱となっている。神は過去にこの世界を生み出しそして多くの世界を生み出した。しかし、それを管理するには強大な力を使う必要がある。そこで生まれたのがこの世界樹だ。」

空中に映像が現れる。そこには少し葉に白が混ざっているが綺麗な緑が生い茂る巨大な樹木であった。

「世界樹には世界を均等に見守る力がある。そして、他の世界が交わらないようにする役目もあったのだ。私の使命は世界樹と共に世界を見守り平和を守ること。そして世界を見守っていくうちに様々な世界で築かれていく文化に興味を惹かれた。様々な世界の建築物を模倣し生まれたのが、この館、星間の館…というわけだ。今は私の住む場所として存在している。」

「なるほど…」

ニンテンドーシティ、そして星間の館の説明を終えた後マスターハンドは補足を加えていく。

「そして、ニンテンドーシティは本来は訪れることはない場所…勿論、君たちも本来であれば出会うこともできない。」

「「???」」

全員が首を傾げた。

「でも、僕たちは今こうして話しているよね…?でも本来出会えないって?」

「…試しに質問いいかな?マリオくん、リンクくん。君たちの住んでいる国。互いに話していたらしいがどう思った?」

呼ばれたマリオとリンクは互いに顔を見合わせる。ここに集まっている際に自分の住んでいる場所について話し合っていたのだ。マリオはキノコ王国、リンクはハイラルについて話をしていたのが聞いたことのない国で互いに混乱していた。

「君たちの住んでいる世界は、世界樹のまわりに浮いているシャボン玉のように孤立している。そのため、君たちの世界は交わることもない。」

「…でもそれなら何故、本来訪れることのない場所に俺らを呼んだ?」
「確かに…それに世界を交わらないように見守っているのに、僕たちを呼び出したってことは何か事情があるってこと…だよね?」

改めて今日起こったことを振り返る。突然差出人不明の手紙(招待状)が送られ、見知らぬ場所に飛ばされた。そして同じ状況下で出会ったほとんど初対面の人たちを呼んだ理由をまだ知ることはできていない。

「…そろそろ話しておくべきか。」
マスターハンドは「落ち着いて聞いてほしい。」と忠告した後話し始めた。
それはとんでもない内容だった。

「君たちはそれぞれ神の末裔。そしてこれから起きる災厄を防ぐために集結してもらったのだ。」

「「……………え?」」

マスターの言葉にみんなが絶句する。

「神の末裔…?ボクたちが?」

ピカチュウは声を震えさせながら言う。

「あぁ。君たちは別々の世界にいるがかつてこの世界を共に栄えさせていた神の力を引く戦士ファイター。そう呼ばれる逸材なのさ。」
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