第一幕 英雄の光
「こ…ここは?」
「見たことがない場所だね……。」
ふたりが目を開けると、そこは大きな森の中だった。一面に森林が広がり、耳を済ますと小鳥の鳴き声が辺りに響いている。だが、そこは自分が知っている森ではなかった。見たことのない動物たちや果物などがあり、すぐに別世界に飛ばされたのだろうと感じる。突然のことにマリオとルイージはお互いに困惑しながら辺りを眺めはじめた。
「…とりあえず飛ばされた原因である可能性が高いこのバッジは無くさない方がいいな。」
「そうだね…このままだと家に帰れない可能性もあるもんね…。身に着ける方がいいかも。」
ふたりは握っていたバッジを胸元辺りに装備する。あの強い光はもう発しておらず今はどうみても普通のバッジに見えるのだが一体何が起こったのだろうか。
「…これから、どうしようか兄さん。」
「…悩んでいても仕方ないか。とりあえず行動を…。」
マリオが言いかけたその時だった。突然、草むらから凄い勢いのままブーメランがふたりに向かって飛んでくる。ふたりは咄嗟にしゃがんで、ブーメランをかわした。
(攻撃!?一体どこから…)
マリオは辺りを見渡す。ルイージをかばうように立ちブーメランが戻っていった方向を睨みつけると一瞬だが、草むらがガサッと動いた。
「そこかっ!」
助走をつけたあと、そこに向かって拳を地面に突きつけた。しかし、それは草むらの中にいた人物が身に着けている盾によって止められてしまった。
「なっ!?」
驚いたのもつかの間。
盾で守られた隙にその人物はマリオの腕を掴み、そのまま木に向かって投げ飛ばされる。受け身を取ることはできたがダメージは大きくすぐに動くことはできなくなった。
「兄さん!」
ルイージはマリオに近づこうとしたが、またブーメランが邪魔をする。
「誰なの!?」
ルイージはブーメランが飛んできた方向を見ながら叫んだ。先ほどまで戦っていた人物の正体は金髪の青年だった。とがった耳が特徴的であり緑色の帽子に緑色の服に身を包んでいる。片手には先ほどマリオの攻撃を防いだ盾と背中に背負ってある鞘の中には剣があった。
「貴方たちに名乗る理由はありません。さっさと元居た場所に返してもらいます!」
青年は、背中から小さな黒い玉をルイージたちに投げた。それは爆弾だった。
「っ!?」
ルイージは間一髪、その爆弾をかわした。後ろで大きな爆発音が響いた。
「…避けられましたか。それなら…!」
背中にある剣を手に取る。神々しく光るその剣を青年が天高く掲げると光が集まっていく。そして、大きく振りおろした。
「【ソードカッター】!」
剣から放たれたビームはまわりの草を切ってゆく。
ルイージは慌てながらも自慢のジャンプで大きく飛び上がり木の上に隠れた。
(今度はこっちの番…!)
ルイージは手に力を籠める。するとビリビリと電気が溜まっていった。青年は先ほどのソードカッターで砂埃が舞い上がっているのかルイージを見失い攻撃してこなかった。隙をつくために木から飛び降りながら手を構えるとバリバリとした巨大な音が響く。リンクもその音で気づいたのか上を見上げた。
「しまっ…!!」
「【サンダー鉄拳】!」
ルイージがそれを青年に向けて殴った。突然の上からの奇襲。耐えきれるわけもなく青年は地面に倒れてしまった。
「見たことがない場所だね……。」
ふたりが目を開けると、そこは大きな森の中だった。一面に森林が広がり、耳を済ますと小鳥の鳴き声が辺りに響いている。だが、そこは自分が知っている森ではなかった。見たことのない動物たちや果物などがあり、すぐに別世界に飛ばされたのだろうと感じる。突然のことにマリオとルイージはお互いに困惑しながら辺りを眺めはじめた。
「…とりあえず飛ばされた原因である可能性が高いこのバッジは無くさない方がいいな。」
「そうだね…このままだと家に帰れない可能性もあるもんね…。身に着ける方がいいかも。」
ふたりは握っていたバッジを胸元辺りに装備する。あの強い光はもう発しておらず今はどうみても普通のバッジに見えるのだが一体何が起こったのだろうか。
「…これから、どうしようか兄さん。」
「…悩んでいても仕方ないか。とりあえず行動を…。」
マリオが言いかけたその時だった。突然、草むらから凄い勢いのままブーメランがふたりに向かって飛んでくる。ふたりは咄嗟にしゃがんで、ブーメランをかわした。
(攻撃!?一体どこから…)
マリオは辺りを見渡す。ルイージをかばうように立ちブーメランが戻っていった方向を睨みつけると一瞬だが、草むらがガサッと動いた。
「そこかっ!」
助走をつけたあと、そこに向かって拳を地面に突きつけた。しかし、それは草むらの中にいた人物が身に着けている盾によって止められてしまった。
「なっ!?」
驚いたのもつかの間。
盾で守られた隙にその人物はマリオの腕を掴み、そのまま木に向かって投げ飛ばされる。受け身を取ることはできたがダメージは大きくすぐに動くことはできなくなった。
「兄さん!」
ルイージはマリオに近づこうとしたが、またブーメランが邪魔をする。
「誰なの!?」
ルイージはブーメランが飛んできた方向を見ながら叫んだ。先ほどまで戦っていた人物の正体は金髪の青年だった。とがった耳が特徴的であり緑色の帽子に緑色の服に身を包んでいる。片手には先ほどマリオの攻撃を防いだ盾と背中に背負ってある鞘の中には剣があった。
「貴方たちに名乗る理由はありません。さっさと元居た場所に返してもらいます!」
青年は、背中から小さな黒い玉をルイージたちに投げた。それは爆弾だった。
「っ!?」
ルイージは間一髪、その爆弾をかわした。後ろで大きな爆発音が響いた。
「…避けられましたか。それなら…!」
背中にある剣を手に取る。神々しく光るその剣を青年が天高く掲げると光が集まっていく。そして、大きく振りおろした。
「【ソードカッター】!」
剣から放たれたビームはまわりの草を切ってゆく。
ルイージは慌てながらも自慢のジャンプで大きく飛び上がり木の上に隠れた。
(今度はこっちの番…!)
ルイージは手に力を籠める。するとビリビリと電気が溜まっていった。青年は先ほどのソードカッターで砂埃が舞い上がっているのかルイージを見失い攻撃してこなかった。隙をつくために木から飛び降りながら手を構えるとバリバリとした巨大な音が響く。リンクもその音で気づいたのか上を見上げた。
「しまっ…!!」
「【サンダー鉄拳】!」
ルイージがそれを青年に向けて殴った。突然の上からの奇襲。耐えきれるわけもなく青年は地面に倒れてしまった。
