第二幕 闇の使者襲来
遡ること、数時間前のスタジアム前広場にて。
カービィたちはスタジアム前で避難誘導をしていた。なんとか、今回の試合を見に来ていた観客たちは軽傷の人はいたが、大惨事にはならなかった。
「おーい、ネス!スタジアムにいた人は全員避難が終わったぜ!」
「こちらも終わりました、あとファルコンさんが向かった東出口、プリンさんとピカチュウさんが向かった西出口の方も終わったらしいです。」
「…あとはスタジアムにいる敵、だよね。」
カービィたちはスタジアムの方に視線を向ける。最初の方でカービィとネスは観客席で避難誘導をしていた為、誰かが侵入していたことを把握していた。
「俺たちも加勢したほうがいいか…?」
「うん、相手かなりの強敵だと思うから一度二手に分かれ…」
ネスが何か言おうとしたその時だった。今は昼間であるにも関わらず、急に上空が暗くなる。
「みんな、上…!!」
ピカチュウが上に指をさす。
「何かが落ちてくる!!」
それに気づいたファイターたちは急いで影の外へ走り出した。数秒後、がしゃん!と大きな音と共に黒い物体が落ちてきた。影のような生物はうねうねと不思議な動きをしている。
「スタジアムから出てきたってことは…」
誰かがそう言ったその時だった。黒い粒子が物体にどんどん纏わりつく。形を留めていなかったその生物は徐々に姿を変えていく。粒子を纏ったその生物は黒い竜へと姿を変えた。鎧のような鱗を全身に纏っており、口からは黒い炎が少し漏れ出ており、近くでまだ逃げている途中の観客たちは悲鳴をあげた。
「…まだ避難してない人がいたのか!」
その悲鳴に気づいた竜は視線をファイターたちから、逃げている観客に変えた。そして、ぐっ、と口を膨らませる。
「まずい!ネス、観客たちを頼んだ!」
「わかった…!」
「わ、わたしも頑張るでしゅ!」
プリンとネスは観客たちに向かう。
「俺たちで足止めするぞ、【ファルコンキック】!」
「わかったです…!【たまご投げ】!」
「【ソードカッター】!」
ファルコンが竜に向かって蹴りを、ヨッシーとリンクは後方から支援をした。ファルコンは顔に向かってキックをしたが全く効果がなかったのか隙があるファルコンに対して炎を吐き出した。
「そうはさせないよ…!」
ファルコンの後ろに身を潜めていたカービィがぴょんとジャンプをし吐き出された炎を吸い込んだ。
(…よし、これでボクも炎をコピーして戦え…)
いつも通りに飲み込もうとしたが体に異変が起こった。ごくん、とした瞬間体に激痛が走った。まるで内側から燃え上がる感覚。
(これは、やば…)
理解しても遅かった。次の瞬間、体が黒い炎に包まれた。
「わああああ!!」
逃げることは不可能だった。それが大打撃だったのかカービィはそのまま地面へと落下していく。
「「カービィ!!」」
咄嗟にドンキーが彼をキャッチすることができたが、カービィは動かない。
「くそっ…しっかりしろ、カービィ!」
何度も体を揺らしてみるが反応しない。息はしているが気絶しているようだ。
そして、カービィがやられたことにより隙が出来てしまったのか、空中で攻撃しようとしたファルコン、近くにいたドンキー、後方でサポートしていたヨッシー、リンクに対して竜は再度黒い炎を吐き出す。それは巨大でかわすことができなかった。
「そんな…!」
「う、わ…ぁ……」
唯一まだ動けるピカチュウ、プリン、ネスは動けなくなってしまった。あまりにも強すぎる。あんなに特訓して戦ってきたのに全く歯が立たない。自分たちより強い力を持つファイターたちもこんなあっけなくやられてしまう。
…竜はこのあとも暴れ続けていた。ファイターたちの抵抗むなしく彼らは地面に倒れ伏してしまった。これ以上被害を出してしまえば一般人の方にも被害が拡大してしまう。理解しているつもりでいるのに体は動かない。
竜が最後の一撃をしようと爪を振り下ろそうとしていた。
『…そこまでだよ。"影蟲"』
その言葉を最後に意識を失った。
カービィたちはスタジアム前で避難誘導をしていた。なんとか、今回の試合を見に来ていた観客たちは軽傷の人はいたが、大惨事にはならなかった。
「おーい、ネス!スタジアムにいた人は全員避難が終わったぜ!」
「こちらも終わりました、あとファルコンさんが向かった東出口、プリンさんとピカチュウさんが向かった西出口の方も終わったらしいです。」
「…あとはスタジアムにいる敵、だよね。」
カービィたちはスタジアムの方に視線を向ける。最初の方でカービィとネスは観客席で避難誘導をしていた為、誰かが侵入していたことを把握していた。
「俺たちも加勢したほうがいいか…?」
「うん、相手かなりの強敵だと思うから一度二手に分かれ…」
ネスが何か言おうとしたその時だった。今は昼間であるにも関わらず、急に上空が暗くなる。
「みんな、上…!!」
ピカチュウが上に指をさす。
「何かが落ちてくる!!」
それに気づいたファイターたちは急いで影の外へ走り出した。数秒後、がしゃん!と大きな音と共に黒い物体が落ちてきた。影のような生物はうねうねと不思議な動きをしている。
「スタジアムから出てきたってことは…」
誰かがそう言ったその時だった。黒い粒子が物体にどんどん纏わりつく。形を留めていなかったその生物は徐々に姿を変えていく。粒子を纏ったその生物は黒い竜へと姿を変えた。鎧のような鱗を全身に纏っており、口からは黒い炎が少し漏れ出ており、近くでまだ逃げている途中の観客たちは悲鳴をあげた。
「…まだ避難してない人がいたのか!」
その悲鳴に気づいた竜は視線をファイターたちから、逃げている観客に変えた。そして、ぐっ、と口を膨らませる。
「まずい!ネス、観客たちを頼んだ!」
「わかった…!」
「わ、わたしも頑張るでしゅ!」
プリンとネスは観客たちに向かう。
「俺たちで足止めするぞ、【ファルコンキック】!」
「わかったです…!【たまご投げ】!」
「【ソードカッター】!」
ファルコンが竜に向かって蹴りを、ヨッシーとリンクは後方から支援をした。ファルコンは顔に向かってキックをしたが全く効果がなかったのか隙があるファルコンに対して炎を吐き出した。
「そうはさせないよ…!」
ファルコンの後ろに身を潜めていたカービィがぴょんとジャンプをし吐き出された炎を吸い込んだ。
(…よし、これでボクも炎をコピーして戦え…)
いつも通りに飲み込もうとしたが体に異変が起こった。ごくん、とした瞬間体に激痛が走った。まるで内側から燃え上がる感覚。
(これは、やば…)
理解しても遅かった。次の瞬間、体が黒い炎に包まれた。
「わああああ!!」
逃げることは不可能だった。それが大打撃だったのかカービィはそのまま地面へと落下していく。
「「カービィ!!」」
咄嗟にドンキーが彼をキャッチすることができたが、カービィは動かない。
「くそっ…しっかりしろ、カービィ!」
何度も体を揺らしてみるが反応しない。息はしているが気絶しているようだ。
そして、カービィがやられたことにより隙が出来てしまったのか、空中で攻撃しようとしたファルコン、近くにいたドンキー、後方でサポートしていたヨッシー、リンクに対して竜は再度黒い炎を吐き出す。それは巨大でかわすことができなかった。
「そんな…!」
「う、わ…ぁ……」
唯一まだ動けるピカチュウ、プリン、ネスは動けなくなってしまった。あまりにも強すぎる。あんなに特訓して戦ってきたのに全く歯が立たない。自分たちより強い力を持つファイターたちもこんなあっけなくやられてしまう。
…竜はこのあとも暴れ続けていた。ファイターたちの抵抗むなしく彼らは地面に倒れ伏してしまった。これ以上被害を出してしまえば一般人の方にも被害が拡大してしまう。理解しているつもりでいるのに体は動かない。
竜が最後の一撃をしようと爪を振り下ろそうとしていた。
『…そこまでだよ。"影蟲"』
その言葉を最後に意識を失った。
