第二幕 闇の使者襲来
「試合お疲れ!兄さん、フォックスさん!」
試合が終わった2人に、あとからやって来たルイージは冷えた水が入っているペットボトルを渡した。
「ありがとうな、ルイージ。」
「これくらい大丈夫だよ!次の試合がちょうどボクなんだから、持ってきたんだ!」
「次が試合なのか。相手は誰なんだ?」
ペットボトルに入っている水を飲みながらフォックスは聞く。
「えっとね…今日はサムスさんかな?この間は負けちゃったけど今度こそは勝つぞ…!」
「おっ!頑張れよ。」
マリオはルイージの肩を叩きながら言う。
「うん!ありがとう!」
ルイージは嬉しそうに試合会場へ向かった。
「あれから、もう3年…か。結局災厄は来ないままだな。まあ、来ない方がありがたいが。」
フォックスはふと、思い出したように言う。
「何も起きなければいいけどな。」
「らしくないな、マリオ。お前がそんなことを言うなんて。」
フォックスは心配そうに見つめる。
マリオはうつむきながらボソッと小さな声で言った。
「…………変な夢を見たんだ。」
「変な夢?」
フォックスは聞き返すと、マリオは話を続ける。
「ああ。妙に現実味があってな。ある男が災厄について話してたんだが。」
「たまたまじゃないのか?」
「いや、それにしてはまるで俺らに伝えなければならない、そんな風に感じて。」
「……?それって、どういうい…」
フォックスが何か言いかけたその時、大きな爆発音が彼らの耳に入った。
そして、爆発音のあとに聞こえたのは観客の悲鳴。金属が擦りきれるような音が響く。
「なんだ!?」
「スタジアムからだ!」
2人はお互いに顔を見合わせたあと一目散に向かった。スタジアムに向かうと、先ほどまで戦っていた場所には見たことのない黒色の怪物が観客席にいる人々を襲おうとしていた。スタジアムで試合をしていたルイージとサムス、偶然、観客席で試合観戦をしていたカービィとネスが苦戦しつつも観客を避難させつつ戦っていた。
「俺たちも加勢するぞ。」
「あぁ!」
マリオとフォックスはそれぞれ武器を構えながらステージにうようよいる敵に向かって走り出す。敵側もふたりに気づいたのか、対抗するように殴りかかろうとした。
「よっと!」
マリオはそれを受け流し、カウンターで腹部辺りを殴る。フォックスもそれを後ろからサポートするかのように的確に敵の頭部部分を打ち抜いていく。だが、敵はまるで聞かないのか打たれた部分はみるみるうちに修復されていく。マリオが殴った敵も吹き飛ばされたがまるで何事もなかったように立ち上がった。
「どうなっているんだ!?」
「…マリオ、気をつけろ!」
フォックスが叫ぶと同時に敵は近くにいたマリオに向かって一斉に攻撃をしかけた。最初の方は攻撃をかわし続けることができたがみるみるうちに体力が削られていく。そして、ついには敵の攻撃によって体制を崩してしまった。
「ぐっ…!」
「兄さん!!」
攻撃が当たる寸前でルイージの雷攻撃が当たり、何とか傷を負わずに済んだ。そしてサムスとも合流することができ、4人は背中合わせで敵と向かい合う。
「くそ、ここからどうする…?」
ふと、敵たちは急に動かなくなり、突然一斉に同じ方向に走り出した。そこにいたのか黒いローブを身に着けていた人物だった。
「っ、お前誰だ!」
マリオが聞くとローブの人物は笑う仕草を取り、会釈をする。
『…はじめまして、というべきかな。私は闇の使者キャリバーダークのひとり、今はそう名乗っておこう。』
「キャリバー…ダーク?」
それは聞いたことのない名前だった。もしかして、彼らが災厄と呼ばれる存在なのだろうか…?だが、先ほどまで戦っていたあの敵、自分たちでも全く歯が立たなかった。
…その人物は順番にファイターたちの顔を見定め満足したのかほくそ笑む。
『…神の末裔がいると聞いてきてみれば。まさか、この程度の実力だったとは。』
(…俺たちの正体を知っている!?)
それはあり得ない話だった。
試合が終わった2人に、あとからやって来たルイージは冷えた水が入っているペットボトルを渡した。
「ありがとうな、ルイージ。」
「これくらい大丈夫だよ!次の試合がちょうどボクなんだから、持ってきたんだ!」
「次が試合なのか。相手は誰なんだ?」
ペットボトルに入っている水を飲みながらフォックスは聞く。
「えっとね…今日はサムスさんかな?この間は負けちゃったけど今度こそは勝つぞ…!」
「おっ!頑張れよ。」
マリオはルイージの肩を叩きながら言う。
「うん!ありがとう!」
ルイージは嬉しそうに試合会場へ向かった。
「あれから、もう3年…か。結局災厄は来ないままだな。まあ、来ない方がありがたいが。」
フォックスはふと、思い出したように言う。
「何も起きなければいいけどな。」
「らしくないな、マリオ。お前がそんなことを言うなんて。」
フォックスは心配そうに見つめる。
マリオはうつむきながらボソッと小さな声で言った。
「…………変な夢を見たんだ。」
「変な夢?」
フォックスは聞き返すと、マリオは話を続ける。
「ああ。妙に現実味があってな。ある男が災厄について話してたんだが。」
「たまたまじゃないのか?」
「いや、それにしてはまるで俺らに伝えなければならない、そんな風に感じて。」
「……?それって、どういうい…」
フォックスが何か言いかけたその時、大きな爆発音が彼らの耳に入った。
そして、爆発音のあとに聞こえたのは観客の悲鳴。金属が擦りきれるような音が響く。
「なんだ!?」
「スタジアムからだ!」
2人はお互いに顔を見合わせたあと一目散に向かった。スタジアムに向かうと、先ほどまで戦っていた場所には見たことのない黒色の怪物が観客席にいる人々を襲おうとしていた。スタジアムで試合をしていたルイージとサムス、偶然、観客席で試合観戦をしていたカービィとネスが苦戦しつつも観客を避難させつつ戦っていた。
「俺たちも加勢するぞ。」
「あぁ!」
マリオとフォックスはそれぞれ武器を構えながらステージにうようよいる敵に向かって走り出す。敵側もふたりに気づいたのか、対抗するように殴りかかろうとした。
「よっと!」
マリオはそれを受け流し、カウンターで腹部辺りを殴る。フォックスもそれを後ろからサポートするかのように的確に敵の頭部部分を打ち抜いていく。だが、敵はまるで聞かないのか打たれた部分はみるみるうちに修復されていく。マリオが殴った敵も吹き飛ばされたがまるで何事もなかったように立ち上がった。
「どうなっているんだ!?」
「…マリオ、気をつけろ!」
フォックスが叫ぶと同時に敵は近くにいたマリオに向かって一斉に攻撃をしかけた。最初の方は攻撃をかわし続けることができたがみるみるうちに体力が削られていく。そして、ついには敵の攻撃によって体制を崩してしまった。
「ぐっ…!」
「兄さん!!」
攻撃が当たる寸前でルイージの雷攻撃が当たり、何とか傷を負わずに済んだ。そしてサムスとも合流することができ、4人は背中合わせで敵と向かい合う。
「くそ、ここからどうする…?」
ふと、敵たちは急に動かなくなり、突然一斉に同じ方向に走り出した。そこにいたのか黒いローブを身に着けていた人物だった。
「っ、お前誰だ!」
マリオが聞くとローブの人物は笑う仕草を取り、会釈をする。
『…はじめまして、というべきかな。私は闇の使者キャリバーダークのひとり、今はそう名乗っておこう。』
「キャリバー…ダーク?」
それは聞いたことのない名前だった。もしかして、彼らが災厄と呼ばれる存在なのだろうか…?だが、先ほどまで戦っていたあの敵、自分たちでも全く歯が立たなかった。
…その人物は順番にファイターたちの顔を見定め満足したのかほくそ笑む。
『…神の末裔がいると聞いてきてみれば。まさか、この程度の実力だったとは。』
(…俺たちの正体を知っている!?)
それはあり得ない話だった。
