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プロローグ そして彼らは目覚める




神よ、我らの意思を引く愛しき子たちよ



産声をあげ生まれた君たちはなんと尊いものなのか。



ああ、だがいけない。運命は残酷だ。



きみたちに触れることは許されない。それは災厄を呼び込む。



ならば、君たちに戦ってもらおう。運命に抗え。



それが君たちにできる唯一の■望の…



プロローグ そして彼らは目覚める




この世界は均等に築かれていた。

全てのはじまりを告げた神はそれぞれの世界に命の芽吹きを与え、使命を与えられた神々の使徒はそれぞれが思う平和な世界を生み出し、秩序を保っていた。

無限大に広がるこの世界は本来であれば交わることのない世界。

それを管理するように全ての世界の中心にある時空にある巨大な世界樹がそびえ立っている。その木の根本でひとりの男は大樹の根本で座りながら白い本のようなものを読んでいる。さらさらと流れていく風は穏やかな時を知らせてくれる。今日も平和だ。そう思っていた。

しかし、その時間は終わりを迎える。
男がふと上を向き、世界樹の葉に目を向けると一部の葉色が緑色から灰色に変色されていった。

「なっ…!」

そう思うのもつかの間、世界樹はみるみるうちに枯れていく。
さきほどまで美しい色彩を放っていた世界樹は生命を失われたかのように白く、枯れてしまった。

「なぜ、世界樹に異常事態が…。まさか。」

彼は白い本を閉じ、懐にしまったあと何処かへと走り去ってしまった。
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