尸魂界篇
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「ルキア〜〜〜〜〜〜!
ほんとに行っちゃうの!?
私寂しくて死んじゃうわ!!」
「ね、姉様っ
ですがこれは任務ですので…!」
黒い着物を纏った長い黒髪の女が
同じ黒い着物を纏った女を抱き締め喚いている。
しくしく…と泣く女を抱き着かれているルキアと呼ばれた女があたふたとしながら宥めていると部屋の扉が豪快に開いた。
「こらこら、朽木を困らせるじゃないぞ天寧」
「そーだぞ!朽木がいない間は俺が面倒見てやるから寂しがることねーぞ!」
部屋に入ってきたのは黒い着物に白い羽織りを着た白髪の男と癖のついた黒髪と垂れた瞳が特徴的な男だった。
天寧と呼ばれた女はオレンジ色の不思議な瞳を潤ませながらキッと男たちを見ると頬を膨らませた。
「もう!兄さんはいつも構ってくるじゃない!
今更それで変わることないわ!」
「さ、寂しいこと言うなよ天寧〜!
兄ちゃん寂しいぞ〜〜〜〜!!」
「まぁまぁ天寧も海燕も、
今回の任務はそう長い事続くわけじゃないんだぞ?」
「そういうわけじゃないのよ!浮竹さん!
現世任務なんて気軽に連絡も取れない上に
会いにも行けないんですよ!?
私、寂しくて死んじゃいます!」
ギャン!!と叫ぶ天寧に白髪の男…浮竹は“相変わらず朽木への愛が重いなぁ”とカラカラと笑った。
「ね、姉様!私はちゃんと帰ってきま…痛いっ!!」
「悪い子!!それは当然なのよ!
無傷で帰って来なさい!じゃないと寝込むからね!私が!!」
「天寧が寝込んだから俺も寝込むぞ!!」
「兄さんは寝込んじゃダメでしょ!
私の分まで仕事しといて!!」
「何堂々とサボる宣言してんだ!?悪い子だなお前!!」
ギャーギャーと騒ぐ天寧と海燕をあわあわとしながら止めようとするルキアに対して浮竹はにこにことその様子を見ていた。
「(この空気もしばらくはお預けか…寂しくなるな…)」
そんな事を思いながら、姉と慕う上司の体温に身を寄せ、体を預けた。
「(この任務が終わったら…
兄様は…私を、認めて下さるだろうか…)」
ーーーーーーーーーーー
ルキアが現世へと向かった。
最初こそ涙を流しながら見送り寂しがっていた天寧だが、昼頃になると寂しさよりも妙な胸騒ぎを覚えるようになった。
「………(ルキア…?)」
その胸騒ぎに首を傾げていると先に昼休憩から戻った海燕に“昼休憩行って来い”と肩を叩かれる。
「天寧?」
「あ、うん、行ってくるね。
この書類には目通してあるから捺印お願い」
「おう………大丈夫か?何かあったか?」
天寧から書類の束を受け取りながら可愛い従妹を心配そうに見つめると、彼女は困ったように笑った。
「大丈夫、冬獅郎待たせちゃってるだろうしそろそろ行くね」
「天寧…」
「……まだ、確定したわけじゃないの……
ただ、ちょっと…嫌な予感がするだけ」
嫌な予感、海燕は驚き目を見開いた。
自分の補佐を務めている従妹の勘の良さは護廷どころか尸魂界一だ。その勘が外れた事など一度だってない。
「天寧、何を感じた」
「…まだ、よくわからないけれど…
何となく、ルキアに何か…あるんじゃないかって」
「わかった、浮竹隊長には俺から伝える。
とりあえず飯食ってこい、日番谷の野郎と一緒なのは気に食わねぇが…一旦腹に何か入れてゆっくりしてこい」
「もう…相変わらず冬獅郎に厳しいんだから…
でもありがと、時間までには戻るわね」
いってきまーすと声をかけて隊舎を出ると
詰所の入口に小さいけれど目立つ銀髪を見つけて慌てて駆け寄った。
「冬獅郎!ごめんね、遅くなっちゃった」
「別に待ってねーから安心しろ」
円な翡翠の瞳が天寧へと向けられると
十を背負う少年は手を差し伸べ微笑んだ。
天寧はその手を取ると嬉しそうに笑い指を絡めた。
「(ルキア…大丈夫、よね…)」
「?天寧、どうかしたか?」
「ううん、何でもないわ」
「…あまり溜め込むなよ、
俺とお前は婚約者…いずれ夫婦になるんだからよ」
「うん、ありがとう冬獅郎」
ほんとに行っちゃうの!?
私寂しくて死んじゃうわ!!」
「ね、姉様っ
ですがこれは任務ですので…!」
黒い着物を纏った長い黒髪の女が
同じ黒い着物を纏った女を抱き締め喚いている。
しくしく…と泣く女を抱き着かれているルキアと呼ばれた女があたふたとしながら宥めていると部屋の扉が豪快に開いた。
「こらこら、朽木を困らせるじゃないぞ天寧」
「そーだぞ!朽木がいない間は俺が面倒見てやるから寂しがることねーぞ!」
部屋に入ってきたのは黒い着物に白い羽織りを着た白髪の男と癖のついた黒髪と垂れた瞳が特徴的な男だった。
天寧と呼ばれた女はオレンジ色の不思議な瞳を潤ませながらキッと男たちを見ると頬を膨らませた。
「もう!兄さんはいつも構ってくるじゃない!
今更それで変わることないわ!」
「さ、寂しいこと言うなよ天寧〜!
兄ちゃん寂しいぞ〜〜〜〜!!」
「まぁまぁ天寧も海燕も、
今回の任務はそう長い事続くわけじゃないんだぞ?」
「そういうわけじゃないのよ!浮竹さん!
現世任務なんて気軽に連絡も取れない上に
会いにも行けないんですよ!?
私、寂しくて死んじゃいます!」
ギャン!!と叫ぶ天寧に白髪の男…浮竹は“相変わらず朽木への愛が重いなぁ”とカラカラと笑った。
「ね、姉様!私はちゃんと帰ってきま…痛いっ!!」
「悪い子!!それは当然なのよ!
無傷で帰って来なさい!じゃないと寝込むからね!私が!!」
「天寧が寝込んだから俺も寝込むぞ!!」
「兄さんは寝込んじゃダメでしょ!
私の分まで仕事しといて!!」
「何堂々とサボる宣言してんだ!?悪い子だなお前!!」
ギャーギャーと騒ぐ天寧と海燕をあわあわとしながら止めようとするルキアに対して浮竹はにこにことその様子を見ていた。
「(この空気もしばらくはお預けか…寂しくなるな…)」
そんな事を思いながら、姉と慕う上司の体温に身を寄せ、体を預けた。
「(この任務が終わったら…
兄様は…私を、認めて下さるだろうか…)」
ーーーーーーーーーーー
ルキアが現世へと向かった。
最初こそ涙を流しながら見送り寂しがっていた天寧だが、昼頃になると寂しさよりも妙な胸騒ぎを覚えるようになった。
「………(ルキア…?)」
その胸騒ぎに首を傾げていると先に昼休憩から戻った海燕に“昼休憩行って来い”と肩を叩かれる。
「天寧?」
「あ、うん、行ってくるね。
この書類には目通してあるから捺印お願い」
「おう………大丈夫か?何かあったか?」
天寧から書類の束を受け取りながら可愛い従妹を心配そうに見つめると、彼女は困ったように笑った。
「大丈夫、冬獅郎待たせちゃってるだろうしそろそろ行くね」
「天寧…」
「……まだ、確定したわけじゃないの……
ただ、ちょっと…嫌な予感がするだけ」
嫌な予感、海燕は驚き目を見開いた。
自分の補佐を務めている従妹の勘の良さは護廷どころか尸魂界一だ。その勘が外れた事など一度だってない。
「天寧、何を感じた」
「…まだ、よくわからないけれど…
何となく、ルキアに何か…あるんじゃないかって」
「わかった、浮竹隊長には俺から伝える。
とりあえず飯食ってこい、日番谷の野郎と一緒なのは気に食わねぇが…一旦腹に何か入れてゆっくりしてこい」
「もう…相変わらず冬獅郎に厳しいんだから…
でもありがと、時間までには戻るわね」
いってきまーすと声をかけて隊舎を出ると
詰所の入口に小さいけれど目立つ銀髪を見つけて慌てて駆け寄った。
「冬獅郎!ごめんね、遅くなっちゃった」
「別に待ってねーから安心しろ」
円な翡翠の瞳が天寧へと向けられると
十を背負う少年は手を差し伸べ微笑んだ。
天寧はその手を取ると嬉しそうに笑い指を絡めた。
「(ルキア…大丈夫、よね…)」
「?天寧、どうかしたか?」
「ううん、何でもないわ」
「…あまり溜め込むなよ、
俺とお前は婚約者…いずれ夫婦になるんだからよ」
「うん、ありがとう冬獅郎」
